夏場の暑い盛りにお散歩をすることは、熱中症にもつながる可能性があり、あまりおすすめできませんが、どうしてもお出かけしなければならない場合、直射日光が皮膚に当たり、体の温度が上がってしまうのを防ぐ効果も期待できます。
ただし、素材を間違えてしまうと、余計蒸れてしまったりして、皮膚炎を招いてしまったり逆効果になることもあるので要注意です。
夏場はメッシュ素材などが通気性も良くお勧めです。
抜け毛の拡散防止
柴ちゃんやゴールデンレトリバーちゃん、ラブラドールレトリバーちゃんなどのワンちゃんやアメリカンショートヘアなどの猫ちゃんで抜け毛が多い子にはお洋服に被毛が付着してくれるのでお部屋の中に被毛が拡散するのを防げます。
ワンちゃんや猫ちゃんの体の健康で何かメリットがあるわけではありませんが、飼い主さんのお掃除の負担が少し減らせます。
しかし毛が上手に抜けないせいで皮膚トラブルになることもあるので、こういった対策を取る場合はこまめにブラッシングをする頻度を増やす等をした方がよいでしょう。
皮膚のトラブルの予防につながると思います。
蒸れる
保温効果が逆にデメリットともなってしまう部分なのですが、季節や素材によっては逆に蒸れてしまって、雑菌が繁殖してしまう場合があります。
特に舐めた後などであると、お口から皮膚についたばい菌が、湿度や温度により増殖しやすい環境をお洋服が作り出してしまうことがあります。
特にじめじめした夏季の湿気の多く気温の高い時期は要注意です。
また、たくさん舐めたり噛んだりした後、よだれなどをしっかりふき取り清潔にしないままお洋服を着させることで、ばい菌などを付着させ手上から蓋をしてしまうために、より増殖してしまう可能性もあります。
皮膚を清潔にしたうえで適度に着脱をさせてあげ、細菌の増殖による皮膚炎などを防ぎましょう。
傷口や皮膚炎の舐め防止
猫ちゃんは皮膚炎になると、気にして舐めてしまいがちでもありますが、ワンちゃんと違って舌がざらついているため、逆に傷つけてしまうこともしばしばあります。
そんな時に傷つけ防止にもなるのがお洋服なのです。
手術後の子たちの傷口を保護するためにも、最近はエリザベスカラーの代わりにお洋服が使われることもあります。
このようにお洋服のメリットは多くありますが、蒸れであったり、アレルギーを持っている子は素材に気を付けないと皮膚炎を悪化させてしまったりする恐れがあるので注意すべき点も多くあります。
また、ワンちゃん猫ちゃんたちにとってお洋服は動きも制限されたり、肌にまとわりつく違和感などから、着用するのを嫌がる子も多いです。
小さいころから少しずつお洋服を着ることに慣らしていったり、お利口に着てくれたらご褒美をあげるなどして、お洋服を着ることイコール楽しいと結び付けることが大切だと言えます。
そういった点を気を付けながら上手に利用していけたら良いですね。
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