おやつの禁止
いろいろな原料が使用されているおやつは反応してしまうアレルゲンが含まれている可能性があるため、控えた方が良いかもしれません。
アレルゲンが検査などで判明した場合、その原料以外のものを与えるのであれば問題はありません。
しかし、原料以外にも添加物などにも反応してしまう子もいるため、より慎重になる必要はあるかもしれません。
専用のフードへの切り替え
食物アレルギーを持つ子の場合、低アレルゲンの療法食に切り替える必要が出てきます。
一般的に療法食と言われるものはアレルゲンとなりうる原料を反応しなくなる分子レベルまで細かく科学的に分解したものにしたり、あまり口にしたことのない種類のたんぱく質を使用するなどしています。
もちろんたんぱく質だけでなく、つなぎなどの成分で反応してしまう子もいるため、必ずとは言い切れませんがほとんどの子が反応しないと言われています。
アレルゲンが判明している場合、その原料以外のもので作った手作りごはんでもよいでしょう。
お散歩コースの変更
食物だけでなく、植物の花粉などで反応してしまう子もいます。
その場合、一定の季節になると皮膚炎をよく起こしたり目周りが炎症を起こすなどの兆候が見られることが多いです。
検査などである程度原因の植物が判明した場合、もしお散歩コースにその植物があったら悪化する恐れもあるので変更した方が良いかもしれません。
お家の中の清潔化
アトピーの子とも関連するのですが、ハウスダストでもアレルギー反応が強く出てしまう子がいます。
なぜアトピーと関連するかというと、アトピーの子は自身の免疫のバランスの均衡がとれずに起こることもあり、ハウスダストのような身近にあるものにも反応してしまう性質があると言われているのです。
治療薬のように、清潔化によって完全に皮膚炎などの症状を消せるわけではありませんが、悪化を防ぐことができます。
最近人気のある布団用のダニ防止クリーナーなどでハウスを清潔にしたり、しっかりと使っている毛布などを定期的に日光消毒することは効果的と言われています。
適切なシャンプーのチョイス
特にアトピーの子に言えることですが、皮膚の構造上の免疫システムの不調も皮膚炎の悪化原因として言われています。
そのため、皮膚の免疫バリアの構築を助けるようなシャンプーなどが病院でも取り扱いされています。
そこまでいかなくても敏感肌用のシャンプーなどをチョイスしても良いのではないでしょうか。
シャンプー以外にも皮膚バリアの免疫機能を高めるとされるサプリメントなども販売されています。
このようにお家ですべきことをいくつか挙げさせていただきました。
アレルゲン特定の検査も高価ではありますが、今後のライフスタイルのある程度のめどを立てるためにも効果的だと言えます。
また、アレルギー疾患は完治することが無く、一生おつきあいしていく病気になります。
治療や対策を含め、治療方針を決める獣医さんとお家での生活を管理する飼い主さんとの連携プレーはとても大切です。
よく、ちょっとしたことを聞いたり、お家での様子など小さなことだとお話しづらいというお声を聴くこともありますが、まずはしっかり獣医さんと信頼関係を築いたうえで、相談しながら治療のパターンや無理せずアレルゲンを遠ざけられるライフスタイルを考えられたら良いのではないでしょうか。
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