川遊びの前日までに、ワンちゃんにダニ除け(フロントラインなど)を済ませておいてください。また、ペットオーナー様用の虫除けスプレー、ペットオーナー様用のブヨ毒抜き器(インセクトポイズンリムーバーなど)、ペットオーナー様がブヨに刺されたとき用のステロイド軟膏があると安心です。
また、ロングリード、ワンちゃん用の救命胴衣、川に入るペットオーナー様用の救命胴衣、ワンちゃん用の止血剤&化膿止めは必ず用意しておきましょう。以下、順に説明します。
川原に多いのが、ブヨやダニ。人がブヨに刺されたときに放置すると、全身が腫れ上がってしまうことがあります。筆者も、犬と川遊びをしているときに足をブヨに刺され、靴が履けなくなるほど腫れました。今でも、刺された跡が残っています。
川原に近づく人には、虫除けスプレーを十分にかけてください。ブヨに刺されたら、すぐ毒抜き器で毒を吸い出し、ステロイド入りの軟膏を塗っておきましょう。ちなみに、ワンちゃんがブヨに刺されても、腫れ上がることはあまりないようです。
フロントラインなどをしておけばあまり刺されることはないかとは思いますが、ワンちゃんにダニが付いてしまったときに無理に引きはがすと、ダニの吸血部が体内に残って化膿してしまうことがあります。近くの動物病院などで取ってもらうのが無難です。
すべての川がワンちゃんOKではない
人が入れる川でも、ワンちゃんが泳いでいいとは限りません。人が飲料水を汲みにくる清流が下流にあるなどの理由で、ワンちゃんの立ち入りが禁止されている場所もあります。ワンちゃんの水泳が許可されている川かを必ず確認してから、ワンちゃんを泳がせるようにしてください。最近では、ワンちゃんも泳げる川やドッグランが併設されているキャンプ場などもありますので、ぜひ利用してください。
すべてのワンちゃんが水泳好きなわけではない
「犬かき」という泳ぎ方があることから、ワンちゃんは泳ぐのが大好きと思われがちです。でも、「泳ぎが得意」といわれるレトリーバーでも、水が嫌いなワンちゃんはたくさんいます。ワンちゃんが水に入るのを怖がっているようだったら、無理に泳がせないようにしましょう。
水の中でもワンちゃんにはロングリードを
訓練がしっかりできているワンちゃんでも、水遊びに夢中になると、ペットオーナー様の声が聞こえなくなってしまうことがあります。逃亡事故や川に流される事故などを防ぐため、川の中でも必ず市販されているロングリードを着用させてあげてください。
伸縮自在な細いフレキシブルリードは、岩などに引っかかってリードが切れてしまったり、枝などにリードが絡まってしまったりすることがあります。また、細くて黒いので視認しにくく、人が引っかかって転んでしまう事故も実際に起きています。太めのヒモや、ロープなどでできているロングリードを使うようにしましょう。色は白、赤など見やすい色がオススメです。
ワンちゃんにも救命胴衣が必要です
泳ぎが得意なワンちゃんでも、溺れたり、川に流されたりしてしまうことがあります。市販されているワンちゃん用の救命胴衣を着用させてから、川遊びをさせてあげてください。ワンちゃんと一緒に川に入るペットオーナー様も、必ず救命胴衣を着用してください。
ロングリードをしていれば、ワンちゃんが川に流されてしまうことはありません。とはいえ万が一、ワンちゃんが流されてしまった場合でも、ペットオーナー様が助けに行くのはとても危険です。「ワンちゃんはうまく岸にあがれたけれど、ペットオーナー様は溺れてしまった」という事故も実際に起きていますので、川遊びには細心の注意を払いましょう。また、ワンちゃんが流されてしまったら、最寄りの消防署に一報してください。
ワンちゃんのケガに要注意
岩や、落ちていたガラス瓶、釣り針などでワンちゃんが肉球をケガしてしまうこともあります。水から上がったら、ワンちゃんの足の裏や体に傷がないかを確認しましょう。万が一出血していたら、ワンちゃん用の止血剤と化膿止めを使用し、後日、かかりつけの動物病院で受診をしてください。
いかがでしたでしょうか。ちょっとした心がけで、ワンちゃんとの川遊びがぐっと楽しくなります。ぜひ、ワンちゃんと一緒に夏の思い出をつくってください。この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
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