ワンちゃんと夏のお出かけで注意することとは?

2016.08.15

ワンちゃんと夏のお出かけで注意することとは?

大切な家族である犬と夏のお出かけを楽しみたい!でも、夏には命の危険がいっぱいです。あなたが思っているよりも犬はデリケートなところがたくさんあります。大事な家族を命の危険にさらさない方法を身につけましょう。

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水分補給は十分に

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暑い夏は、部屋や日陰に居ても喉が渇くのは、人間も犬も同じです。ましてや、炎天下の公園に出かけたり、海へ遠出したり、夏のお出かけは暑さがつきものです。
出かける前の準備は念入りに行い、犬の命を危険にさらさないようにしましょう。


十分な量の水、水飲み用のトレイを持ち歩くこと

長い間出かける場合は、大きめのペットボトルに水を用意しましょう。どれだけ普段水を飲むかはあなたが一番知っていると思います。普段から水を好んで飲む大型犬である場合は余分に準備する事が必要です。
 忘れてはいけないのは、水飲み用のトレイです。外に出かける際は、どこでのどが渇くかわかりません、いつでも犬が水分補給できる準備を怠らないようにしてください。


コンビニで買った冷たい水をペットにあげるのは控えましょう

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人間の私たちは、暑い夏はキンキンに冷えた冷たい水を飲みたいと思いますが、犬は違います。犬と人間の消化器系には違いがありますのでキンキンに冷えた冷たい水は消化器系のトラブルを起こす可能性がありますので犬には与えない方がよいでしょう。
もし、準備していた水を飲みほしてしまいスーパーやコンビニで購入する場合は、常温の水を探してください。最近はコンビニなどでも常温で水が販売している店が増えています。
もし、冷蔵庫で冷えたものしかない時は購入後に少し手で温めるか時間をおいて冷たすぎない水にするのが犬にとって良いでしょう。


牛乳、ジュース、アルコール等はあげないでください

特に仔犬の場合、牛乳をあげると喜んで飲んでいるようにみえますよね。犬が喜んで飲むもの食べるものと犬にとって良いものは異なります。繰り返しになりますが、人間と犬の消化器系の違いを心得ていてください。
味の濃い食事、糖分の多い食べ物・飲み物・アルコールは消化器系のトラブルの原因になりますので与えない事をオススメします。
出かける時の準備品として水とトレイは欠かせません。水分補給を怠ると熱中症になる可能性がありますのでこまめに水を与えてください。犬は自分で飲みたい量を調節していますので、たくさん飲むときは好きなだけあげてください。
飲む量が少なくても過度に心配することはありませんが、明らかにぐったりしいて水を飲まない場合は熱中症の可能性がありますので近くの動物病院に連れていくことをオススメします。


熱いコンクリートの上を歩いていませんか?

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夏のお出かけは、気分も上がってついつい長いお散歩をしがちですが、歩く場所に気を付けている必要があります。
真夏の気度が36~38℃あるような日に、コンクリートの温度がどれだけになっているかを考えた事がありますか?もちろん私たちは靴を履いているのでコンクリートの熱を感じません。
でも、犬は通常靴を履いてない状態で肉球はとってもデリケートです。
真夏のコンクリートは、太陽の日を浴びて40℃は軽く超えています。その上を歩き続けると犬の肉球は火傷してしまいます。暑い日でなくても、お散歩時にコンクリートを歩くのはオススメしません!

またコンクリートは、やすりの様な役目をして犬の肉球を傷つけています。お散歩のときは、出来るだけコンクリートの道を避けて土の上を歩きましょう。


海に出かける場合も肉球の火傷に注意が必要

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ビーチによって、砂の質が違います。サンゴで出来ている島の沖縄などのビーチの砂は、サンゴが削れて出来たもの、魚の排出物、小さな貝類の死がいやかけらからなっていて白くサラサラですよね。
都心まで近く、川やマリーナが近いビーチは、砂が黒く固いです。ビーチの近くに魚があまりいない事、貝類が少ない事、船から出た排出物・オイルが砂を黒くしています。また、空き瓶のかけらが細かくなったものもたくさんあります。

このような、ビーチの砂の色の違いに気をかけたことがあったでしょうか?海にいる生き物が違い、環境が違うのでこのようにビーチの砂の質も変わってきます。
特に、黒い砂のビーチは裸足で歩くと1mもしないうちに足の裏が焼けたような暑さを感じますよね。これを犬の気持ちになって考えてください。いつも裸足の状態ですし、肉球は悲鳴を上げています。もちろん、犬は喋りませんから肉球が焼けていることをあなたに伝えられませし、犬もいつもと違った環境で興奮し嬉しくて、走りまわり感じてないかもしれません。ビーチで飼い主と遊び、海に入って泳ぎはしゃいであなたとの特別の時間を楽しんでいる事と思います。肉球が火傷すると、乾燥してひび割れの様になります。ひどい場合には、ひび割れから感染して化膿します。犬の足が床につくのを避けるような不自然な歩き方をしている場合は肉球が化膿していないか、ガラスなどを踏んでいないかチェックしてみてください。


炎天下で長時間過ごしていませんか?

人間でも炎天下に出るとぐったりしますよね。ただ犬は、あなたよりももっと暑さを感じています。
犬は、人間のように全身に汗をかいて体温調節が出来ない事をご存知ですか?
私たちは、個人差はあるにしろ暑いと勝手に汗が出てきますよね。不快を感じる方も多いかもしれませんが、この汗をかく体の仕組みは、体温を調整するための大切な役割があります。
でも、犬はこの体の仕組みが人間とは異なり、全身に汗をかいて体温調節が出来ません。
外に出てお散歩をしていると、犬が舌を出し、よだれを垂らしているイメージがありますよね。これは、ただ単に疲れているのではなく犬なりの体温調節の方法のひとつでもあります。
犬は、口を大きく開け舌を出すことで体の熱を外に逃がしているのです。


犬は足の裏から発汗できる

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人間は体のほぼ全身に発汗できる毛穴がありますが、犬が持っている発汗できる毛穴は足の裏と鼻の先のとっても小さな範囲です。
ちなみに、毛でおおわれた犬に毛穴がないのは想像できないと疑いの念を持っている方も多いと思いますが、毛穴はあるが機能が違うとでも説明しましょう。
犬のほぼ全身にある毛穴は、白いアブラ状の分泌物を排出させる機能をしており、体温を下げる人間の様な汗は出てきません。この分泌物は体臭を作る役割をしていて、主に犬の個性、コミュニケーション手段となるものです。
つまり、発汗できる場所は足の裏と鼻先のごく限られた範囲なので、犬はとっても暑さに弱い生き物です。
炎天下の長時間の散歩は避け、出来るだけ日陰を歩くように心がけるのが良いでしょう。

また、ドッグフィールド等で遊ぶ時間も、飼い主と犬にとっては特別な時間ですので大切にしたいものですが、適度に日陰に行って休憩をとる事をオススメします。

最後に、夏の車でのお出かけの際ペットを車内に置き去りにするのは大変危険です。ほんの少しの時間でも、日陰だからという状況でも、締め切られた車内の温度上昇は限りなく早く、犬にとって命にかかわる危険な環境ですので、絶対に車内に置き去りにしないようにしてください。
今まで、述べてきたように犬の体のしくみと人間の体のしくみは大きく異なります。思っている以上に、デリケートな生き物ですので夏のお出かけには十分に気を付けて大切な家族が命の危険にさらされないように心がけてください。

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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!

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