熱中症になりやすいのはどんな犬種?

2016.08.19

熱中症になりやすいのはどんな犬種?

夏も本番になりました。 この季節、テレビで話題になるのは熱中症やそれに対応する予防方法ですね。もちろん、これは人に向けた注意喚起ですが、犬にはもっと早い時期から熱中症対策が必要だと知っていますか? 犬は暑さに弱い動物なので、実は私たちが気づく前に熱中症になっている場合があるのです。 ここでは、もしかすると命を落としかねない危険のある熱中症から愛犬を守るため、私たちが知っていなければいけないことをご紹介します。

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熱中症の症状

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犬は、気温22度、湿度60%を超えると熱中症になりやすいと言われています。気温22度というと、人ではそれほどの暑さは感じない環境温度ですが、犬にとっては命を落とす危険性を含んだ数値ともいえます。

そして犬が熱中症を発症する時期は、私たちが過ごしやすいと感じる4月~5月頃から始まっているのです。
犬の熱中症の症状は、いつもより呼吸が荒い、よだれが大量に出る、体が熱いなどが最もわかりやすい症状です。しかし、犬の様子が普段と違うと感じた場合には速やかに応急処置(濡れタオルなどで首やわきの下、後ろ足の付け根部分にあて、体を冷やす)をとり、動物病院で適切な診察を受けることが重要です。


熱中症になりやすい犬種

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たとえば、私たちも生まれ育った場所によって暑さに対する抵抗力がある人と、そうでない人がいます。
これは犬にも当てはまり、北国で生まれたシベリアンハスキーやボルゾイ、秋田犬などは比較的寒さに強い犬種である反面、暑さに弱く、熱中症にかかりやすい犬種でもあります。また、チャウチャウやシェットランドシープドッグのように厚い被毛をもつ犬種や、ボストンテリアやシーズーのように短頭で鼻の距離が短い犬種は呼吸がしづらいことから、体温調整が難しく熱中症になりやすいといわれています。
このほかに熱中症になりやすいだけでなく、体調にも注意が必要なのは肥満ぎみの犬です。
断熱材がわりの皮下脂肪を持つ犬は寒い季節には活躍しますが、これは常に熱が体内にこもっている状態ということです。それだけではありません。肥満は常に心臓に負担をかけダメージを与え、首回りに脂肪がつくことで器官を圧迫し呼吸機能を低下させ、体温調節を難しくしてしまうのです。そして、熱中症は成犬だけの病気ではありません。
体の機能が未発達な子犬や、逆に衰退している老犬については、どちらも体温調節がうまくできないため暑さの影響をとても受けやすく、命を落としかねない危険なものなのです。

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