犬の寿命は大型、小型では違うのか
犬は人間の約7倍のスピードで年齢を重ねていくとされています。小型犬の寿命の平均は約14歳、大型犬では10歳で、犬の寿命は基本的に大型犬よりも小型犬のほうが長いと言われています。これは大型と小型では年齢の数え方が少し違うことから来ています。
人間年齢で1歳が小型・中型では15歳、大型では12歳に、人間で15歳が小型・中型では76歳に、大型ではなんと110歳に換算されるのです。
小型犬のほうが長生きする傾向が高いことの理由に、室内で飼われることが多いという点があります。室内環境下で飼われている犬は、外環境下で飼われている犬が常に与えられる刺激(気温、物音など)とは無縁であることから、犬にかかるストレスの大きさや頻度が比べ物にならないほど違ってきます。
室内飼い犬はかなり快適に日々を過ごせていることが寿命を延ばすことに繋がっているのです。さらに体の大きさも犬の寿命に関係していて、大型・中型な犬は心臓・関節にその分かかる負担も大きくなり、老化や病気により弱った足腰・関節では大きな体を支えきれず、寝たきり状態になってしまうことが多いのです。
雑種と純血種ではどちらが長生きなのか
犬の寿命について、基本的には血統書付きで両親や祖先がずっと同じ犬種である純血種は雑種より短命と言われています。純血種は見た目の特徴を残すべく、血の配合に偏りのある方法を取られてきたことにより遺伝子情報もかなり偏ってしまっているのです。
これは健康上の問題が出やすくて病気になりやすいという傾向を生み出してしまっています。そのため、その犬の種類がどんな病気に弱いのかという傾向と対策を予め知っておくことは、犬の寿命を延ばすことに非常に有効となります。
例えばラブラドール、ジャーマンシェパードといった大型の犬がなりやすい病気として股関節形成不全があげられ、パグやシーズーなどの平たい顔を持つ犬では呼吸の仕方に問題が生じることも多いです。
これに比べて雑種犬は、両親それぞれがまったく違う犬の種類であることもあり、その強い部分が優性遺伝されて残ってきているわけですから、先祖から積み重ねられた先鋭遺伝子を受け継ぐことになるのです。その中には外見に関わる部分のみならず、免疫力・抵抗力という長生きしやすい遺伝子情報も盛りだくさんとなっているはずです。
どんな犬種が長生きするのでしょうか
さまざまな観点から犬の寿命の違いは考えられますが、特にこの犬種だから長生きをするという絶対的なものはなく、最終的には飼い主の方針や飼い方によるものであると言えます。
しかしデータ的に見てみると、犬種によっておおよその平均寿命がはじき出されていますので、その情報を参考にすると共に愛犬の性格やその種類の性質についての知識をさらに調べて身につけておくことはとてもメリットとなるでしょう。
平均寿命が長い犬種ランキングでは、ダックスフント(15.5歳)、パピヨン・プードル・ポメラニアン(15歳)、マルチーズ・ヨークシャテリア・ミニチュアシュナウザー(14歳)、チワワ・パグ・シェットランドシープドッグ・柴犬(13.5歳)、ドーベルマンピンシャー・ボストンテリア・ビーグル・シーズー・ペングロークウェルシュコーギー(13歳)となっています。こうしてみると、室内犬が多いようにも感じられますが、特に犬の種類には大差がないことが分かります。愛犬の寿命を延ばすためには、ストレスを減らし、しつけもしっかりしてあげることが大切なのです。
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