ドッグ・スカウトって知っている?

2016.11.20

ドッグ・スカウトって知っている?

ボーイ・スカウトやガール・スカウトという言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか?自分が参加していなくても、友達が参加していたという人もいたのではないでしょうか。目的としては、仲間たちと自然に触れあいながら、いろいろなことを身に着けていくことみたいですが「ドッグ・スカウト」はどうなのでしょうか?今回はこのあまり聞きなれない「ドッグスカウト」に迫ります!

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そもそもボーイ・スカウトって何?

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ボーイ・スカウトの考えや目的は世界共通のものであり、国際事務局がロンドンに開設されて以来、人種・宗教・言語など、あらゆる違いを越えて、世界中の青少年の友愛を深めることを目指したスカウト活動が積極的に展開されています。
その目的としては、自然の中で青年の人格、市民性、技能、肉体的発達を育むことで、人道主義を把握すること、健康を築くこと、人生に役立つ技能を体得すること、社会に奉仕できることを会得する事にあります。その結果、青少年が個人及び責任のある市民として、地域、国、国際社会の一員として、自ら考えて行動の出来る社会人になることを目指しています。
活動内容としては、地域によって差異はありますが、休日に集まり、自然の中でキャンプ生活やハイキング、工作やゲーム、歌や演劇、手旗やロープの使用練習などがあり、他人との交流を深めながら、様々なスキルを学ぶことができます。また、これらの活動は子供の年齢に応じたカリキュラムとなっており、子供たちにとって楽しみながら、人としても大きく成長が出来るものとなっています。

じゃあドッグ・スカウトって何?

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では本題のドッグ・スカウトについてですが、まずドッグ・スカウトとはアメリカにあるDog Scouts of America(DSA)によって設立されたNPO団体のことです。

DSAのwebサイトには、

「犬は可愛い置物ではなく、ワーキング・ドッグとして働きたいと願っている。それぞれの犬自身が持つエネルギーを使い切る事の出来る、適度な活動をしなければ、犬達は問題を抱えてしまう事になる。愛犬がどう考え、どう学び、何がそうさせるのかを良く理解すること、また様々はドッグ・スポーツや活動に参加していくことで、飼い主としても成長できる。」

という表記があり、犬の一生は私たち人間に比べ、ずっと短いため、犬達が可能な限り人と一緒に楽しい時間を過ごせるようにしたいという考えを持っています。

この考えは人間にとっても同じような事が言えますが、家の中で何もする事もなくただ可愛がられて過ごすよりも、外に出てエネルギーを使い、人間の役に立つ行動をして褒められるという方が犬にとっても健康的で、豊かな一生を過ごす事が出来るという考えです。

具体的にはどんな活動をするの?

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ドッグ・スカウトも、ボーイ・スカウトのように本格的な活動内容となっておりますが、活動分野としては多岐に渡り、人間のようにサマーキャンプを通して犬にあったものを選んでトレーニングをするという形がとられています。

トレーニングの種類としては、カヌーや泳ぎ、トラッキング、牽引、地域清掃など様々で、それぞれの分野ごとにはバッチが存在し、一つの分野をマスターする事でバッチが進呈される仕組みとなっています。つまりは、それぞれの犬が持つ性格、特徴を活かしたトレーニングをする事で、犬はある種の仕事に就く事が出来、その仕事を通して様々な活動をし、成果を残せばバッチが貰えるのです。

また、ドッグ・スカウトの考えの中で「飼い主としても成長できる」という言葉があり、自分の愛犬がどういう性格で、どんな特徴を持っているのかという事を飼い主自身が理解し、愛犬との活動を通して一緒に同じ時間を共有できるという事は、犬にとってはもちろんですが、人としても成長できますし、より良い飼い主になるためにも意味のある活動であると言えるのではないでしょうか。

日本ではまだ存在しないドッグスカウトですが、今回紹介した考えにのっとり、自分のワンちゃんに何か挑戦させてみても良いかもしれませんね。

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坂本 絵美

坂本 絵美

ペットのお出かけスポットやエンタメ情報などを日々追いかけて取材、撮影、執筆までオールラウンドに担当。6.9kgのBIGサイズなチワワ(※肥満じゃないよ)と自由気ままに暮らす4年目の新米ライターです。愛犬を愛でるのと同じくらいスノーボードを愛し、年間30日以上は雪山を渡り歩いてます。フットワークの軽さと動物への愛で素敵な情報をお届け!


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