ミニチュア・ピンシャーとは
ミニチュア・ピンシャーはドイツで品種改良された犬で、元は害獣駆除用の中型犬です。
性格や身体能力はそのままで小型化だけされた犬種なので小型の愛玩犬ながら、非常にスマートで従順。
まさにドイツらしい規律が取りやすい、人間との主従関係が円滑に行い易いのが特徴的なワンちゃんです。
色は、ブラックタンが有名で、その他チョコレートタンやレッドの子もいます。
ドーベルマンとよく似ているので、ドーベルマンの小型改良犬種なのかと勘違いする人もいるようですが、ミニチュア・ピンシャーとドーベルマンにまったく血縁関係はありません。
ミニチュア・ピンシャーの性格は?
ミニチュア・ピンシャーは元々、害獣に攻撃をしかける犬から改良された犬種ですので、性格は非常にアクティブで、攻撃的です。
ピンシャーは噛むと言う意味、その名の通りまず噛んで相手の様子を見ようとします。
子犬の時からしっかり家族の一員としてしつけを行い、子供さんの相手にする場合でも最低でも同等と思わせる上下関係を作らないといつまでも手を焼く子になってしまいます。
おとなしい性格の子なら、手を出さなければそれでも問題ないのですが、ミニチュア・ピンシャーは自分から行動をしかけてくる性格の犬なので、主従関係だけはしっかりしつけるのがうまく付き合っていくコツになるでしょう。
また、ミニチュア・ピンシャーはとてもきれい好きな性格をしていますので、室内飼いには向いています。
暴れまわって部屋を汚すなどという事は、ほとんどしない性格です。
ミニチュア・ピンシャーの特徴
ミニチュア・ピンシャーの体毛は非常に短く、ツヤツヤとしています。硬い毛ですが、なめらかでさわり心地のよい毛質をしているのが特徴的です。
断尾は常識的に行われるミニチュア・ピンシャーですが、断耳をして耳を立つようにするのも、小さな子供のうちに行えます。
室内犬として改良されていますので、屋外飼いには向いていない犬種です。
しかし、毎日運動をさせてあげないとストレスが貯まってしまう犬種なので、健康に過ごさせてあげるには室内で動き回れるようにするか、毎日の散歩は欠かせません。
好奇心が旺盛な性格の犬種なので、脱走癖のある子もいるようです。
寒さには弱いので、室内でも冬には暖房を入れてあげたり服を用意してあげると良いでしょう。
ミニチュア・ピンシャーの注意点
ミニチュア・ピンシャーは短毛種なので、運動をさせてあげた後に、ギュッと絞った濡れタオルで綺麗に汗を拭いてあげたりする程度で難しいお手入れの必要はありません。
比較的初心者でも手入れ面では楽にお世話できる犬種と言えますね。
ただし、ブラッシングは皮膚を痛める心配がありますので、肌にストレスを与えない道具を選んで、優しくしてあげる必要があります。
ポメラニアンほどではありませんが、ミニチュア・ピンシャーは足が細い子なので高所からの飛び降りなどには注意してあげる必要があるでしょう。
元々ネズミなどを追いかけ、狩ることに使われる犬なので他の小さな動物を見ると追いかけ回し攻撃的な行動に出る事があります。
他の小型犬の飼い主さんに迷惑をかけないよう、たくさんの動物が集まる場所に出かける時はしっかり目を光らせてあげてください。
ミニチュア・ピンシャーのしつけ方
ミニチュア・ピンシャーと言えば、いつもせわしなく動いていて、落ち着きのない子、しつけが難しそうと感じる人も多いようです。
しかし、とても頭の良い犬なので、まず主従関係をしっかり理解させればしつけは意外と簡単に進める事が出来ます。
まずは、「ふせ」や「ハウス」など、行動を落ち着かせる事から覚えさせてあげると良いでしょう。
まとめ
ミニチュア・ピンシャーの性格や特徴を見ていきました。いかがでしたでしょうか?
見た目は非常に均整が取れた美しい犬ですが、好奇心旺盛でやんちゃっ子♡
色んな顔を見せてくれるので飽きないのがミニチュア・ピンシャーでしたね。
小さなうちから、しっかり主従関係を理解させ、しつけをしていけばよき家族として楽しい時間が過ごせそうです。
丈夫な子ですが、足には気をつけてあげるといつまでも愛らしい姿を見せてくれるでしょう♪
ライター/az2az
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