ワンワンフライトってなに?
全日本航空(ANA)が愛犬家のために実現した、客室でも愛犬と過ごすことのできる画期的なフライトプランで、2016年春、北海道で3日間の旅行が実現されたようです。
通常、愛犬は貨物室で荷物と同じように過ごすことになります。温度管理はされているものの、ひとけのない暗い場所で過ごすことになります。
しかし、このワンワンフライトはチャーター便なので愛犬と一緒に搭乗することができるのがポイントです。
まず、搭乗手続きが終わった後は空港貸出しのケージに愛犬を入れ、窓際の席にケージを固定します。ケージから出すことはできませんが、こうすることで同じ空間で離れずに過ごすことができるのです。
どうですか? これだけでも充分愛犬家の皆さんには夢のようなプランではないでしょうか。
ワンワンフライトのおすすめポイント
もちろん、旅先の北海道では宿泊先も貸し切りなので、ゆっくりと水入らずで旅を満喫することができますし、同じ愛犬家の方と知り合って情報交換もできてしまいます。
温泉付きのホテルまでは各々で愛犬と同乗できるレンタカーを使用するため、観光を楽しみながら自分たちのペースで時間を使うことができることもおススメポイントです。さらに貸し切りの遊覧船もありますから、ここで思い出を増やすのも素敵ですね。
また、心強いのは、当日は獣医師が同行しているため、旅先で体調を崩しても対応してもらえるのでとても安心していられるという点ではないでしょうか。
見知らぬ場所に旅に出るというのは素敵なことですが、こうした細やかなケアまでされているワンワンフライトなら、愛犬との最高の思い出をたくさん残せるのではないかと思います。
ワンワンフライトに参加するための条件
このフライトプランに参加するためには、いくつかの条件があります。
- 1年以内に狂犬病、混合ワクチンを接種していること。(証明書の提示があることもあります)
- 愛犬のサイズがANAのMサイズケージに適応していること。このMサイズケージは幅46.5cm×奥行66.5cm×高さ51cmとなっているため、ビーグルやコッカー・スパニエルなど小型犬または中型犬の身となっています。
- 愛犬は、長時間の移動になるので環境の変化やストレスで体調を崩しやすくなることがあります。そのため、長時間のペットケージに入ることが慣れていない場合や、生後4ヶ月以内の子犬、もしくはシニア犬、心臓や呼吸器に持病がある場合などの他、妊娠中、または生理中の愛犬の参加はできません。
- ホテルの宿泊は1年以内の狂犬病、混合ワクチンの接種をしていることが条件で、証明書の提示が必要になります。その他、吠えないこと、躾をきちんとしていることも条件のひとつになっています。
最後に
いかがでしたか?
残念ながら大型犬は条件をクリアすることができませんが、いくつかの条件がすべてクリアできるならぜひ参加したい魅力的な旅行プランではないでしょうか。
機内で離れ離れの間、鳴いていないか、体調を崩していないかと心配で雲の海を楽しむことができないのはとてももったいないことです。
ワンワンフライトのように移動する飛行機の中でも隣で過ごすことのできる旅なら、きっと愛犬も心強いはずですから、今後、新しいプランがでるのが待ち遠しいものですね。
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