【掲載:2017.02.27 更新:2022.04.11】
プーリーの最大の特徴はモップのような被毛
独特なドレッドヘアが特徴のプーリーはハンガリーが原産国の犬種です。
体高は40〜43cm、 体重は10〜15キロの中型犬になります。
プーリーは元来、牧羊犬として育てられました。
プーリー最大の特徴であるモップのような被毛はコーデットコート(縄状毛)と呼ばれており、こまめにお手入れをしないと、すぐに絡まりあって毛玉になってしまいます。またゴミやほこりがの付きやすいので優しく取ってあげましょう。
プーリーの被毛はダブルコートでほぼ完璧な防水力があるのが特徴です。アンダーコート(下毛)は見た目からは想像もできないほど羊毛のようなふわふわの毛をしています。
オーバーコート(上毛)は縄状になり垂れ下がっていき、地面につくほどまで伸びていきます。
1年間で約10センチほど伸びていきます。実は生後5ヶ月頃までは羊毛のようなアンダーコートがないので唯一ブラッシングができる時期なのです。
6ヶ月目に入る頃から徐々にアンダーコートが生えてきて少しずつ毛がまとまり始める特徴があります。
プーリーはジュニアコートの生後10ヶ月頃から毛が束になって絡まり始めます。そして生後1年半頃のヤングコートの時期から毛が縄状に変化していきます。
この被毛は根元から絡んでいる状態ですので、お散歩の時には葉っぱなどがたくさんつくことがあります。 お散歩の後には被毛の状態をチェックして毛玉やもつれがないか確認しましょう。
きちんとお手入れをしないとすぐ毛玉になり素人では取り除くことが困難になってきます。定期的にトリマーさんにお願いすることをおすすめします。
このモップのようなモコモコしたコートのおかげで、どのような天候下でもきびきびと活躍することが可能なのです。
プーリーの性格は牧羊犬気質?
性格は見た目によらず牧羊犬本来の気質を持っています。
用心深い性格で、常に周囲に神経を生き渡らせています。
牧羊犬気質らしく家族を守ろうとする一面があり番犬としても活躍してくれます。
また少々頑固な性格な一面を持っているので、躾が失敗してしまうと修正していくのに時間がかかることもあります。
なるべく小さいうちから躾しておくことが効果的です。社会生活をきちんと学ばせて主従関係を築くことがポイントになります。
プーリーを飼育する際の注意点
またプーリーは非常に運動量の多い犬種でもあります。性格的にも毎日運動しなければ気が済まないほどエネルギーに満ち溢れた活発な犬種です。
とにかくいつも動き回っていることを好むので、飼育する場合はお散歩を多くしてあげましょう。 足が速くパワフルなのでドッグランなどを利用するなど、思いっきり走り回れる環境を用意してあげましょう。
日本ですと温暖な地域から少々寒い地域であれば屋外で飼育することも可能ですが、プーリーは寂しがり屋な一面があり、いつも褒めてほしい、いつも家族と一緒にいたいと甘えてくる可愛い性格ですので室内で飼育するのもよいでしょう。
プーリーは進行性網膜萎縮(PRA) という視力を失ってしまう病気や、股関節形成不全という関節の病気になりやすい犬種です。
日頃から物にぶつからないか、まっすぐ歩けているかなどを散歩の状態や日常生活などをチェックしてあげましょう。大切なのは病気の早期発見早期治療です。犬種ごとにかかりやすい病気というものが必ず存在しますので、ある程度その病気を把握していくことも必要です。
プーリーに限らずどのような犬種もそうですが、きちんとしたしつけを行うことで飼い主に従順なパートナーになってくれます。犬種ごとの性格をきちんと見極め正しいしつけを行って家族の一員として飼育してあげましょう!
Eye catching by Anita Ritenour
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