ひなまつりの縁起食“甘酒やひなあられ”犬は食べられるの?

2024.03.01

ひなまつりの縁起食“甘酒やひなあられ”犬は食べられるの?

3月3日のひなまつりは「身の汚れをはらい、無病息災で暮らせるように」と願う行事ですが、愛犬と一緒に楽しい思い出を作りたいですよね。でも犬は“ひなあられ”や“甘酒”など、ひなまつりにまつわる物を食べても大丈夫なのでしょうか?

【掲載:20217.03.01  更新:2022.03.03/2024.03.01】

ひなまつりの縁起の良い食べ物は犬も食べられる?

ひなあられ

◆はまぐりのお吸い物

生の貝類は大量摂取するとビタミンB1欠乏症になり、下痢、嘔吐、けいれん、ふらつきなどの症状を引き起こす可能性があります。
消化も悪いので、与えないようにしましょう。

◆ひしもち

餅自体は食べられますが、のどに詰まらせる恐れがあるので、寒天などで作ってあげるといいかもしれません。
その際はひしもち(風)の色付けに使う素材に注意が必要です。

緑に色付けする場合、緑茶に含まれるテオブロミンは中毒症状を引き起こす可能性があるので、青汁粉末を使用するようにしましょう。
白に色付けする場合、人間用の牛乳はアレルギーやお腹が弱い子には控えた方がよいので、犬用のミルクを使うとよいでしょう。
ピンクは食用の着色料よりも、イチゴなどで色付けすることで、愛犬の身体によいひしもち(風)が出来上がりますよ♪

◆ひなあられ

原料がもち米なので愛犬も食べられますが、人間用の物は味が濃いので愛犬の事を考えるとおすすめできません。
愛犬用には手作りなどで、味付けのない物を与える方が無難でしょう。

◆甘酒

お米と麹からできているので、犬の身体にとって悪い成分は含まれていません。甘酒の種類によっては砂糖が入っているので、その場合は少量にしたり薄めたりして与えましょう。

●甘酒を使った愛犬用手作りごはん
飲む点滴「甘酒クリームシチュー」

優しい甘さと抜群の栄養で愛犬の体を美味しく食べてケア。甘酒のほんのりとした優しい甘みにワンちゃんもぺろりと食べちゃう一皿です。野菜をカットしてコトコト煮込むだけなのでとっても簡単、是非お試しください♪

レシピはコチラボタン

◆ちらし寿司

ちらし寿司のご飯はお酢が混ざっていますが、実はわんちゃんもお酢を食べられます。
ちらし寿司の彩である錦糸卵も食べられますよ。

飾りのお魚ですが、魚介類の中でも、

  • マグロ・焼き鮭→抗酸化作用、ガン抑制効果
  • タラ→脂肪が少なく消化吸収が良い
  • アジ・イワシ→生活習慣病の予防

などを細かくして与えてあげれば食べる事ができます。魚の骨が刺さったら大変なので、細心の注意を払ってくださいね!

●甘酒を使った愛犬用手作りごはん
ひなまつりに!「3色押し寿司」

お家にある食材で簡単に作れるレシピになっています。さらに、お野菜も多く入っていますので栄養もしっかり補うことが出来ます。

レシピはコチラボタン


その他のひなまつりで食べられる食材は犬が食べても大丈夫?

ひな祭り 桜餅 犬

はまぐりのお吸い物の代用品としてあさりを使う方もいらっしゃるかと思いますが、貝類はNGです。
他にも願い事が叶うとされるサザエですが、皮膚病の原因となる可能性もありますので、貝類は与えないようにしましょう。

野菜は芽を出すものが縁起物として出されますが、わらびは中毒症状が起こり、よもぎも下痢をしてしまいますので注意をしてください。
桜餅も季節ものですが、桜餅を包んでいる葉は“クマリン”という成分で香りづけしているものがありますが、こちらは殺虫成分があるため食べさせないようにしましょう。


犬が食べられない食材

ひなまつりの食べ物に限らず、犬が絶対に食べてはいけない食材がたくさんあります。
健康で暮らせるように、危険な食材をご紹介したいと思います。

◆犬が死亡する恐れがある危険な食材

犬が食べてはいけない野菜
  • たまねぎ、ネギ、ニラ、ニンニク、らっきょう・・・犬の赤血球に反応する物質により溶血性貧血・血色素尿症が起こる
  • チョコレート、ココア・・・心臓血管や中枢神経に作用し、下痢、嘔吐、死に至るケースもある
  • ぶどう、レーズン・・・肝臓障害を引き起こし、中毒症状で死に至るケースもある
  • アボカド・・・含まれるペルジンというアレルギー成分を多量に摂取すると嘔吐、下痢を引き起こす
  • アルコール類・・・嘔吐下痢、中枢神経障害、昏睡、意識障害、呼吸障害

◆犬が過剰に摂取すると危険な食材

  • 生卵の白身・・・生の白身だけ与えるとピチオン不足になる可能性があるため、加熱するか全卵で与える
  • イカ、タコ、カニ、エビ・・・消化不良を引き起こす
  • 人間用のソーセージハム・・・塩分が多く高カロリー
  • 人間用の牛乳・・・乳糖分解酵素が無い犬が多く、下痢を引き起こす可能性がある

◆その他の危険な食材

  • お茶、紅茶、コーヒー・・・カフェインがてんかん、痙攣を引き起こす
  • スルメ・・・胃で膨張するため、食道や胃・腸に詰まる可能性あり
  • キノコ・・・野生に生えている毒性のあるきのこはNG。椎茸は消化に悪い
  • 生の豚肉・・・寄生虫・病原性細菌等が含まれている可能性がある

まとめ

この他にも食べられない食材は多く存在します。
家族だから、可愛いからと、ついつい自分が食べているものを与えたくなってしまいますが、人間の味付けや食材は、犬にとって命に関わる場合もあるのです。
食べられない食材を把握して、安全にひなまつりを楽しんでくださいね。



– おすすめ記事 –

・冬が旬の食べ物、犬にとってNG食品は?
・犬がペロペロ舐める理由。ただじゃれているだけではなかった?
・犬にも花粉症があるの?犬の花粉症の症状と対策を教えます
・【要注意!!】犬にぶどうは絶対に与えてはいけないって知ってる?


focebookシャア
ツイート

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
chocomam

chocomam

初めての子(犬)育てにアタフタしながらも、今では何を言っているのかわかるようになりました(*´꒳`*) 飼育や病気、遊びなど私の経験が何かのお役に立てれば嬉しいです♡ 大切な家族がいつまでも幸せでいられるように、色んな知識を仕入れていきたいと思っています!

関連するキーワード


記事に関するお問い合わせはこちら