老犬用おむつのメリット、デメリット
愛犬が老いから筋力が低下し、歩行が難しくなってくると表面的な筋力だけでなく、内面、つまり膀胱の筋力も低下が始まります。
老犬となっても長く時間を共にした愛犬ですから、時間が許す限りはそばで手厚く介護してあげたいものですが、片時も離れず、というのは難しいのが現状です。そのとき、私たちは老犬用のおむつの存在が浮かぶのではないでしょうか?
老犬におむつを使うメリット
①排泄は時々起こる現象ではないので、一日の中で何度も繰り返すと、愛犬のこととはわかっていても飼い主の疲労はたまるものです。おむつを使うことで老犬の排泄による掃除や片づけが減り、飼い主のストレスが減少します。
②横たわったままの愛犬が排泄をしてしまえばきれいにシャンプーをしますが、実は、老犬をシャンプーするという行動は、老犬の方が想像以上に体力を奪われてしまうこともあります。おむつを使うことは、老犬の余計な体力の消費を防ぐことにも繋がっているのです。
老犬におむつを使うデメリット
①老犬に使用するおむつは、当然常に毛や皮膚に接触しているため、主に腰回りが汚れます。また、おむつを使い慣れない老犬は、慣れるまでの間とてもストレスを感じる傾向にあるようです。
②老犬におむつを使うと、おむつの素材が肌に擦れ肌荒れを起こしたり、ムレや排せつの雑菌による炎症を起こしてしまうことがあります。ムレやストレスは向け毛の原因にもなるので注意が必要です。
老犬用おむつの種類や特徴
老犬におむつを使うことにはメリット、デメリットはありますが、種類やサイズは人間用のものと同じように豊富です。
たとえば、1.5キロほどのとても小さな犬用のSSSサイズのおむつから、大型犬用の大きなサイズのおむつまでサイズが展開されています。もちろん、おむつで老犬の肌を傷めないよう、おしっこの逆戻りや横漏れの防止、そして通気性にまでこだわった構造になっているので、デメリットとなる部分が解消されとても安心です。
そして、老犬になったといっても愛犬に使うおむつですから、デザインにも少しこだわりたいものです。
スタンダードな白いおむつは排泄をしたかどうかのチェックにはとても役立つので機能的です。また、水玉やチェックのように可愛らしいイラストがプリントされたおむつもあるので、日替わりで使ってみと気分もかわっていいかもしれません。
他にも、すでに愛犬がおむつデビューしている飼い主さんの中には骨格があわないからと手作りおむつを作っている方や、人間の赤ちゃん用のおむつを使用している方もいます。
老犬用のおむつがハンドメイドできるようであれば、さらにおむつのカラーやサイズ、そしてデザインにもバリエーションが増えそうです。
●おすすめ商品
≪オス≫ミニチュア・ダックスフンド、シー・ズー、大きめな猫など ≪メス≫ミニチュア・ダックスフンド、豆柴、パグ、シー・ズー、フォックス・テリア、大きめな猫など
高性能ポリマーが尿を瞬間吸収。伸縮バンド仕様で動いても尿のモレを防ぎます。サイドギャザーで横モレをガード。簡単装着できるしっぽ穴付。付け直しが簡単なウエスト調節テープ。表面は白色仕様。
まとめ
いかがでしたか?
老犬のおむつ事情について説ご紹介しました。
長年寄り添ってきた愛犬が老犬になりその面倒をみるというのは安易なことではありませんが、これまで愛犬におもちゃや服を選んできたように、今度は老犬となった愛犬が使うおむつを選ぶ、おむつをデザインする、またはこれから老犬となる愛犬のためにおむつのことを調べるというのも飼い主の責任のひとつなのかもしれません。
これまでできていたことができなくなった愛犬の気持ちも汲取りつつ、お互いにストレスを減らし快適に過ごすことのできる時間を増やしていくことができたらすてきですね。
Eye catching by Christina Hart
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