イースターとは
日本では「復活祭」という言葉で馴染んでいるイースター。そもそもイースターとは、十字架にかけられて処刑されたイエス・キリストが、その3日後に復活したことをお祝いするお祭りのことです。ちなみに、イースターの日付は毎年変わり、【春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日】と決まっています。なぜなら、イエス・キリストが復活したのが日曜日だからです。そのため、イースターはその年によって最大で１ヶ月程のズレが生じるのです。なんか、毎年違う日程な気がする？と感じるのは、このためだったのです。ちなみに、2017年のイースター期間は4月14日～4月17日で、イースター当日は、4月16日の日曜日です。
イースターは何をするの？
アメリカやヨーロッパなど、クリスチャンの多い国では、イースター当日は各地で様々なイベントが開催されたり、パーティーをしたりとクリスマスやハロウィンと同じくらいの活気で溢れます。
イースターと聞くと、【たまご】【うさぎ】を思い浮かべる人も多いのでなないでしょうか。実は、これらにはちゃんとした理由があるのです。
たまごは、生命の始まりを象徴しています。イエス・キリストは、十字架で処刑された3日後に復活しました。ひよこがたまごの殻を破って出てくるように、イエス・キリストも【死という殻を破って甦った】ということの象徴として、たまごが使用されています。
うさぎは子沢山で多くの子ども生むことから、豊穣の意味を取ってたまごと一緒に出てきます。
イースター当日には、以下のようなイベントを開催し、復活祭を盛大にお祝いします。
●たまごを食べる
イースター当日は、ゆで卵をカラフルに色付けして食べたり、たまご型のクッキーやチョコレートなどを食べます。イースターの時期になると、日本でもこのようなお菓子が販売されたりするので、見たことがある人も多いのでハイでしょうか。
●エッグハント
イースターのメインイベントで、プラスチックのカラフルな卵の中にお菓子やおもちゃが入ったものを、庭や公園の芝生などに隠し、それを子供たちが探すといった遊びです。学校や教会、その他イベント会場などで開催されます。
●イースター・バニー
アメリカには、イースター・バニーというキャラクターがあり、バニーは子供にキャンディーをくれます。ちなみに、イギリスではイースター・バニーはあまり知られれていないようです。やはり、国によって多少の違いはあるのですね。
犬はたまごを食べても良いの？
基本的に、生で与える場合は、黄身は〇で白身は×です。生卵の白身の部分には、【アビシン】という塩基性糖たんぱく質が含まれており、この成分には【ビオチン】というビタミンの吸収を阻害する働きを持っています。１度や２度くらいでは問題ありませんが、長期に渡って与えると、ビオチン不足になり健康状態に支障をきたすようになってしまいます。ちなみに、加熱するとアビシンは失活するため、白身も与えることが可能です。生は消化吸収に支障をきたす場合もあるので、愛犬に卵をあげるなら、加熱処理をしてから与えるほうが良いでしょう。
犬がうさぎに変身?!イースターを楽しもう！
イースターは、人間だけでなく犬も楽しむことができます。例えば、エッグハントが代表的な遊びで、たまごの中に愛犬の大好きなおやつなどを入れて楽しむことも出来ます。これなら、人間だけでなく犬も得意の五感を生かして楽しむことができますよね。また、最近では、犬がバニーのかぶりものをつけるのも人気です。ハロウィンと聞くと、かぼちゃの洋服や被り物のように、イースターではうさぎの洋服や被り物がこの時期の人気アイテムなのです。
イースターは、家族全員で復活をお祝いする日です。もちろんそれは、大切な家族の一員である愛犬も同じです。今年のイースター、愛犬と一緒に楽しんでみてはいかがですか。
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