1.梅雨の時期…犬たちのお散歩行く?行かない?
1-1.トイレ習慣が「外だけ」の犬たちは梅雨の雨が続いても散歩に行く派
1-2.雨の日には散歩の時間を短くする派
1-3.雨の日は散歩をお休みする派
3.散歩に行かないとストレスが溜まる犬たち
3-1.どんなストレスが溜まるの?
4.散歩ができない梅雨にもオススメのストレス解消方法
4-1.ストレス解消法その1:ボールで遊ぶ
4-2.ストレス解消法その2:ロープで引っ張りっこ遊び
4-3.ストレス解消法その3:宝探しゲーム
4-4.ストレス解消法その4:おやつが入るオモチャで遊ばせる
4-5.ストレス解消法その5:筋トレタイム、トレーニングタイムにする
4-6.ストレス解消法その6:室内で簡単なアジリティ!楽しく遊ばせて愛犬もご機嫌
5.梅雨時期の室内遊びは楽しい!注意したいポイントは?
5-1.テーブルやイスなどを寄せて広いところで遊ぶ
5-2.フローリングは滑りにくいものにする
5-2.興奮したらクールダウンさせる
梅雨の時期…犬たちのお散歩行く?行かない?
梅雨に雨が降っているときの犬の散歩は「行かなきゃいけない」「行かない方がいい」という決まりがありません。暮らしている環境や性格、体調もそれぞれ違うのでケースバイケースなのが実際のところです。
◆トイレ習慣が「外だけ」の犬たちは梅雨の雨が続いても散歩に行く派
まず、家の外でトイレ習慣がある犬は、「晴れ」「雨」を問わず排泄目的で散歩をしなければなりません。トレーニング次第では、家のなかや庭などでできるようになるかもしれませんが、外だけで排泄したまま成長すると習慣が定着しているので、梅雨だからとスタイルを変えるのは難しいかもしれませんね。
梅雨の時期、雨降りに散歩に行くなら犬が泥や雨で汚れないように注意しましょう。犬が嫌がらなければ、犬用レインコートを着せることである程度の汚れ防止になります。梅雨時期には毎日のように雨も続くので準備しておくといいかもしれませんね。ただ、それでも汚れはつくので、帰ってきたら丁寧に洗って乾かしてあげましょう。運動のために散歩に行ったのに、風邪を引いては大変です。もし、雨を嫌がるようなら、散歩は無理強いせず、梅雨の本降りには散歩をお休みすることも大事です。
◆雨の日には散歩の時間を短くする派
雨の日にはいつもより散歩の時間を短めにするという飼い主さんも多いです。1日1回30分の散歩をしているなら20分に減らすなど、早めに切り上げるようにしましょう。
◆雨の日は散歩をお休みする派
あまりにも雨がひどいとレインコートを着ても体がかなり濡れてしまいます。できれば行かなくてもいいよね…?と考えている飼い主さんが多いようです。ただ、梅雨時期には雨の日が続くので、運動不足にならないように家のなかでもできる運動を考えてあげるのが理想的です。
梅雨時期の雨が続く日の散歩はケースバイケース
梅雨時期の雨が続くときに散歩に連れて行くか行かないかの最終決断は、飼い主さん次第です。ただ、多くの飼い主さんは愛犬のことを一番に考えて決めているようです。そのため、ふだんから雨でも散歩に行きたがる「運動大好きな犬」だと、無理をしても連れて行ってしまうのかもしれませんね。
超小型犬や小型犬など、室内でも動ける犬種は結構な運動量になるので、散歩に行かないからと運動不足になることはないでしょう。でも愛犬が毎日の散歩を楽しみにしているなら、梅雨時期でも散歩に行きたくて気になっているかもしれません。それに、大型犬など体の大きさから室内では狭くて動きが制限される犬は、梅雨時期の散歩がないと「運動したい」とストレスになってしまうのです。
散歩に行かないとストレスが溜まる犬たち
散歩が大好きな犬たちにとって、散歩の時間は1日のうちの大きな楽しみ。犬たちは「今は梅雨時期だから散歩に行けないのは仕方がないんだよな~」なんて理解できるはずはありません。
散歩タイムが近づくにつれて「連れていって」とおねだりしてくるでしょう。そんなときに飼い主が「今日は梅雨だから散歩はナシね」と言っても理解してくれません…。犬たちは結構なストレスが溜まります。
◆どんなストレスが溜まるの?
散歩は気分転換にもなります。一日家のなかで過ごしていても、犬たちは人間と違ってテレビを見たり読書をしたりできません。散歩や飼い主さんとのコミュニケーションの時間が気分転換の時間です。それに、お日様や風を浴びながら自分の足を使って楽しく真っ直ぐに歩けるのも心地よいものなのです。
散歩に連れて行かないと、愛犬が「連れて行って!ワンワン!」と無駄吠えが多くなるでしょう。でも飼い主さんが散歩に連れていく様子がないので「何だかいつもと違う退屈な日」と、家のなかでいたずらをするなど他でストレス発散をしたりします。
クッションを噛んだり、ティッシュペーパーを散らかしたり、スリッパをガジガジしたり…など。犬によって違いますが、ストレスがマックスになると大変です。ストレス発散もかねて、雨の日には室内で一緒に運動して遊んであげましょう。
散歩ができない梅雨にもオススメのストレス解消方法
愛犬のための梅雨時期のストレス発散方法をいくつかご紹介していきます。
◆その1:ボールで遊ぶ
犬にとってコロコロと回るボールは興味をそそる遊び道具です。飼い主さんが転がして持って来させる遊びは、コミュニケーションにもなります。簡単にできる遊び方なのでボールを準備しておくといいですね。梅雨のときだけでなく、ふだんの遊びにも重宝します。
ただ、あまり小さいボールだと愛犬によっては飲み込んでしまうなどのリスクもあります。愛犬が噛んで口にくわえることができそうな適切なサイズのものにしましょう。布素材でできるものだとくわえやすいですが、何度も使っているうちに、噛み過ぎで破けるなど中身の綿を飲み込んでしまうこともあります。糸のほつれがないか時々チェックしましょう。
◆その2:ロープで引っ張りっこ遊び
飼い主さんとのロープでの引っ張りっこも犬が好む遊びのひとつです。ただ、引っ張り合いっこしているうちに、頭をぶつけたり転んだりしないように周囲のものを片付けてから行いましょう。
◆その3:宝探しゲーム
犬の好きなおやつを部屋のどこかに隠して宝探しゲームのスタートです。
愛犬に「今からおやつを隠すからね」と室内のどこかに隠します。犬は鼻がいいので、クンクンとお部屋中を動き回るでしょう。部屋のなかを行ったり来たりと運動になります。それに、探しあてたときには大好物のおやつが手に入るので、犬も目的のために楽しみながら動くことができます。初めから難しい場所に隠さず、少し分かりやすい場所に隠してあげましょう。
クッションの下、愛犬のベッドの下、毛布などの下など見つけても取りやすい場所にします。ひとつ見つけたら、「楽しい」と思わせるためにも思いっきり褒めてあげてくださいね。そして、また次のおやつを隠し、何度か繰り返していきましょう。
◆その4:おやつが入るオモチャで遊ばせる
オモチャのなかにおやつを入れて、考えながら食べさせる知育系の犬用オモチャもオススメです。ボール型になっているものもあり、愛犬がコロコロと転がすことによって、中からおやつが1個、2個と出てきます。おやつが出てくるのが楽しくて、愛犬も集中して室内で遊ぶことができます。
◆その5:筋トレタイム、トレーニングタイムにする
たった数日でも、散歩に行けない日々が続くのは犬達にとっては重大なこと。ちょっとした筋力不足になります。外をスタスタと歩くときに使う足の筋力が衰えてしまいます。そこで、家のなかで筋トレするのもいいでしょう。
- オスワリとフセ、立ち上がりの繰り返し
- おやつで誘導して数歩前に歩かせる
- おやつを後ろ側に持っていき、くるりと振り向かせる
など、オスワリやフセ、数歩の距離を進ませるなど、足腰の運動をします。
クッションや毛布など柔らかいものを丸め、その上を歩かせたりするのもいいですね。柔らかい弾力のある場所を歩くと、ちょっとした筋トレにもなります。ソファーへジャンプしての昇り降りは、足腰を痛める原因にもなるので注意しましょう。
また、この機会にしつけのトレーニングをするのもオススメです。愛犬がマテ、オスワリ、フセなど問題行動を抑えるしつけができていないなら、梅雨時期はいいトレーニングタイムになるかもしれませんね。
◆その6:室内で簡単なアジリティ!楽しく遊ばせて愛犬もご機嫌
犬と飼い主さんが一緒になって障害物を乗り越えていくアジリティ競技を見たことがある方も多いですよね。家のなかに、ちょっとしたアジリティ(障害物)を作ってあげると、遊び好きな愛犬も大喜びです。
犬用のアジリティグッズは市販されているので購入することもできますが、段ボールを使って飼い主さんが作ってみても楽しいものです。いくつかの段ボールを組立てトンネルにすれば中をくぐることができます。愛犬のワクワク心も高まります。段ボールに丸い穴を開けてくぐらせたり、ハードルのようにしてジャンプして超えさせるのも楽しそうです。また、ペットボトルをいくつか並べ、避けながら歩かせるのも簡単なアジリティ運動になりますよ。
工夫次第でバリエーションのある障害物ができるでしょう。愛犬のサイズを考えながら自作し、一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。雨が続く梅雨時期なら時間も多いので愛犬とのコミュニケーションも増やしましょう。
梅雨時期の室内遊びは楽しい!注意したいポイントは?
梅雨時期で運動できないなら、室内遊びが運動の代わりになります。飼い主さんも一緒に楽しみましょう。愛犬の喜ぶ様子を見るのは、飼い主さんにとってもストレス解消になりますよね。ただ、梅雨の時期に家のなかで遊ぶなら注意したいことがいくつかあります。
◆テーブルやイスなどを寄せて広いところで遊ぶ
家のなかには障害物が結構多いものですよね。テーブルやイスなど邪魔になるものがないスペースだといいですが、あり過ぎると愛犬がぶつかって自由に動きづらいものです。また、遊びに集中するあまり、テーブルやイスなどの家具に愛犬が頭や体をぶつけてしまうリスクもあります。遊ぶときには、家具などを寄せ、広めのスペースにしてあげましょう。
◆フローリングは滑りにくいものにする
靴下やスリッパを履かない愛犬にとって、滑りやすいフローリングはまるでスケートリンクのようにもなります。歩くだけならいいですが、滑りやすいフローリングの上を走ると体勢を整えるために足や腰に大きな負担がかかります。場合によっては、脱臼してしまうこともあるのです。運動不足、ストレス解消のためにやった室内遊びが、大きなケガに結びついてしまっては大変です。家のなかで遊ばせるなら、滑りにくい床にしてあげるのが理想です。
ペットが滑りにくいフローリングにリフォームするのもいいでしょう。また、じゅうたんを敷くだけでも対策になります。ジョイントタイプのマットなら、必要な枚数だけ購入することもでき比較的簡単ですね。
◆興奮したらクールダウンさせる
愛犬が遊びに熱中し過ぎてテンションが高まり、飼い主さんを無視して自由奔放に動き回ることがあります。動きに制限が出る室内で、外のような動きをするとケガの危険があります。少し興奮し過ぎているなと感じたら、少しお休みさせてクールダウンさせます。飼い主さんがコントロールできるように配慮してあげてくださいね。
お散歩に行けない雨の日は室内での運動でストレスを解消しましょう
梅雨の時期は、雨が降ったり止んだりで天候が悪い日々が続きますよね。なかなか散歩にも行けない梅雨時期には愛犬のストレスが心配です。飼い主さんのちょっとした工夫で、室内でもできる運動がたくさんあります。また、室内での運動はケガにも繋がりやすいので、愛犬がケガをしないようにいろいろと考えてあげましょう。
梅雨の時期には雨降りの日々かもしれませんが、愛犬の楽しそうな表情を見ると心は晴れやかに…。飼い主さんにとっては嬉しいひとときになりそうです。梅雨の暗い気分を吹き飛ばすように、愛犬のストレス解消のための楽しみ方をいろいろと考えてみてもいいかもしれませんね。
– おすすめ記事 –
・雨でも愛犬が散歩に行きたがる時~雨の日の注意点と便利な散歩グッズ |
・「雨の日でも愛犬のお散歩に行く」人はどのくらい?!~雨の日のお散歩事情について~ |
・【地域と犬】ワンちゃんとともに子どもの安全を見守る「わんわんパトロール」をご存じですか? |
・雨の日に嫌がる犬をお散歩に連れ出す対策とは? |