【掲載:2017.06.27 更新:2024.10.24】
大型犬・超大型犬の代表的な10犬種
シベリアンハスキー
オオカミっぽい表情をしていますが、優しくて穏やかな性格が人気の大型犬です。
グレートデーン
世界一背丈の大きな犬として有名な大型犬で、人のそばにいるのが好きな犬種です。
レトリバー系
ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーなどどちらも人気のある犬種です。
ダルメシアン
白に黒の斑点が特徴の犬種で、アクティブな大型犬を好む方に人気です。
ドーベルマン
警察犬として活躍するイメージが強い犬種は番犬にぴったりです。
ボルゾイ
身体能力も高く気品あふれる雰囲気のボルゾイも大型犬で人気の犬種です。
ジャーマンシェパード
高い知能を持ち、判断能力も優れている大型犬で警察犬としても活躍する犬種です。
セントバーナード
アルプスの少女ハイジに出てくる有名な犬種で、存在感は抜群です。
アフガンハウンド
世界最古の歴史を持つ犬種で、長くて美しい毛並みが素敵な大型犬です。
チベタンマスティフ
超大型犬の代表と言える力強さと勇敢な性格を持つ、闘犬の歴史もある犬種です。
大型犬(超大型犬)の大変なところ4つ!
◆飼育費が大変
大型犬を飼っていて大変だと思うところは、まずごはんやおやつなど飼育費がかかることです。
大型犬~超大型犬は体が大きな分、多くの栄養が必要です。毎日食べるドッグフードの量も半端なく、我が家では毎月約20キロの大きなドッグフードを購入しています。
大型犬はざっくり見積もって小型犬の数倍~約10倍は食べるので、飼育費用もざっくり10倍になる計算です。
大型犬でも子犬の頃は体は小さいものです。小さな頃はイメージしにくいですが、超大型犬などは将来の飼育費も考えて受け入れる覚悟が必要だと思います。
◆お散歩が大変
体の大きな大型犬は、お散歩も大変です。きちんとリーダーズウォークができて、飼い主さんの左側について歩ける大型犬なら安心してお散歩できますが、それでも道端にいる猫やお散歩中の他の犬などに出会った時は、喜んだり興奮したりして、引っ張られることもあるでしょう。
飼い主さんが小柄な体格だったり年配の方だったりすると、犬の方が飼い主さんの体格を追い越してしまうので、引っ張られて転んでしまう恐れもあります。
子犬の時のしつけはどの犬種にも必要なことですが、大型犬~超大型犬の場合は、ドッグトレーナーの元で訓練を受けておくと安心ですね。
◆飼育グッズが大変
大型犬や超大型犬は体が大きいので、飼育グッズも全て特大サイズとなります。
小型犬のように可愛い洋服はないし、レインコートは体の大きさの分、価格も高くなります。
首輪やリードも噛み切られたり壊されたりしないように丈夫なものが必要ですし、室内飼いの大型犬の場合は、ケージやトイレシーツなども超大きなサイズが必要なので、保管場所も費用もその分かさみます。
大型犬専用の用品も増えてきましたが、全般的に種類が少ない割には費用が高いのが大変だと思うところのひとつです。
◆万一の時が大変
急な出張や、長期旅行などで、どうしてもお留守番が必要な時、預け先を探しても大型犬を受け入れているところがなかったり、ペットホテルなども費用が余分にかかったりします。
また、大型犬の場合、緊急時や定期健診などで受診する獣医師さんの確保も大変です。田舎や街中の小さな動物病院では、超大型犬の場合は診察台に乗れないということもあります。
普段、何ごともない時は飼い主さんだけで対応できますが、大型犬や超大型犬を飼う時は、万一の預け先の確保も考えて飼育することが必要です。
大変だけじゃない!大型犬(超大型犬)の魅力4つ!
大型犬は全般的に存在感があり、知性の高い雰囲気の犬が多く、その魅力を知ってしまうと手放せなくなるという方もいます。
大型犬~超大型犬の魅力についてお伝えします。
◆存在感が魅力
大型犬はなんといっても目立ちます。お散歩に行っても「見て~大きいワンワン!」と言われたり指をさされたりするのは日常茶飯事です。
大型犬特有の存在感と堂々とした雰囲気は、魅力のひとつです。
◆優しいのが魅力
大型犬に慣れていない方は、大きい犬はこわいと思われることもあるようですが、逆に小型犬の方が頻繁に吠えたり飛びついたりすることもよくあります。
必要な時は飼い主さんを守るために吠えますが、慣れている方にはとても穏やかで優しい面を持っているのが、大型犬の魅力です。
◆安心感が魅力
大きいと包容力もあるというイメージ通り、大型犬や超大型犬を飼っていると、なんとも言えないどっしりとした安心感を感じます。
犬のそばに座っている時や、犬の体を撫でている時などに感じる、大型犬独特の安心感を一度味わうと、もう大型犬しか飼えないという飼い主さんもいらっしゃるほどです。この大型犬ならではの安心感は、魅力のひとつです。
◆賢さが魅力
大型犬は、使役犬として活躍した種類の犬が多いほど、とても賢い傾向があります。
警察犬や救助犬に狩猟犬など、人間の出すコマンドをしっかりと聞き分け、飼い主さんに忠誠心を持って行動できるのは、大型犬の魅力のひとつです。
大型犬(超大型犬)の飼い方
大型犬は、知能の高さと自信にあふれた雰囲気が魅力的ですが、人間よりも力が強い動物なので、しっかりとしたしつけが必要です。
小型犬~中型犬を飼う時と基本は同じですが、大型犬ならではの飼い方のポイントをお伝えします。
◆大型犬の食事
人間もそうですが、犬も体の大きさに比例してよく食べます。大型犬を飼いたいと思ったら、ごはんやおやつ代は小型犬の数倍~数十倍かかることを覚悟しましょう。
大型犬が2匹いる我が家では、毎月約20キロの大きさのドッグフードを消費していますが、20キロと言えば、5キロのお米袋4つ分、結構な量だとイメージできるでしょうか。
そんな大きなドッグフードを大袋で購入しても、月末には足りなくなって手作りごはんをあげることもあります。
大型犬は体の大きさが魅力ですが、意図的に大きくしたいと食べさせすぎたり、逆に大きくなりすぎないようにと食事の量をセーブしたりして、体調不良を起こす大型犬もいるそうです。
食事は体重や食欲に合わせて、適量を与えるようにしましょう。
◆大型犬のお散歩
大型犬はアクティブな動きを好む犬種も多く、お散歩もより多くの量が必要です。
大型犬をお散歩させていると目立つので、よく道行く人に声をかけられたり、触ってもいいか聞かれることも多いですが、むやみに小さい子に触れさせるのは控えた方がいいでしょう。
大型犬からしたら、ただの「お手」をしたつもりでも、上から下に引っ張られて転倒する可能性もあるので、犬の扱いに慣れている方のみ触れてもらうようにすると安心ですね。
大型犬と一緒に歩く・走る・遊ぶことを楽しむために、飼い主さんも体力をつけることが必要かもしれません。
◆大型犬のトイレ
外飼いの大型犬はそれほど意識しませんが、室内外の大型犬の場合、トイレの費用が意外にかかります。
トイレシーツは一般的な犬用のトイレシーツでは間に合わないため、大型犬用や人間用のトイレシーツを使用しますが、その量もかさばりますし、ペットシーツも大きい分、費用もかかります。
また、トイレの場所も体の大きさに合った広いスペースが必要になりますので、室内での飼育をされる方は、スペースの確保も考えておきましょう。
◆大型犬のしつけ
大型犬や超大型犬と呼ばれる犬でも、子犬の時は小さいものです。大型犬のしつけは、小さい頃からしっかり行うようにしましょう。
自分でしつけを行うのは難しいと感じる方は、制御出来なくなる前にドッグトレーナーに預けたり、飼い主さんと飼い犬が一緒に行うトレーニングを受けることをお勧めします。
◆大型犬の飼育環境
大型犬はとにかく力が強いです。犬用のケージなどは柵や鍵ごと壊したり、ソファや家具などもかじったり、悪気はないけど喜んでふったしっぽで植木鉢などを倒したりします。
大型犬の飼育環境としては、壊されて困るものは近づけないことがあげられます。
赤ちゃんや小さい子も、むやみに近づけるのは控えた方がいいでしょう。
また、万一の事故に備えてペット保険に加入しておくことも大切ですね。
まとめ
大型犬~超大型犬の犬種や飼い方、大変なところや魅力的なところについてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
大型犬と一口に言っても様々な種類の犬がいて、体の大きな犬ならではの飼育グッズやエサ代なども費用も余分に必要です。超大型犬だとさらに大変なこともありますが、しつけをしっかりすることと、主従関係をしっかり取れた飼い主さんは、もう大型犬しか飼えないという方もいらっしゃるようです。
飼った方にしかわからない大型犬の魅力、スペースと費用と体力は必要ですが、味わってみませんか?
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