【掲載:2017.08.13 更新:2023.10.11】
コーイケルホンディエとはどんな犬種?
コーイケルホンディエはオランダ語で「Kooikerhondje」と言います。
カモ猟用の犬として16世紀から活躍している犬ですが、一時期、世界に5頭まで減少して絶滅の危機にあった犬種です。
体高は35〜40cm、体重は7kg~14kgほどと、中型犬に分類されます。
今でもオランダ以外の国ではまだまだ数が少なく、希少種の犬として大事に飼育、保護されています。
◆コーイケルホンディエの特徴
コーイケルホンディエは耳や四肢、しっぽや首のあたりに飾り毛がありエレガントな風貌をしているのか特徴的です。被毛は長く直毛が多いですが、時々ウェーブが全体にかかった犬も見ることが出来ます。被毛が完成するのには2年ほどかかりますが、長い間かけてもその価値があると思えるほど美しい飾り毛を持った犬です。
体高と体長がほぼ同じなので非常にシュッとしたスマートな犬という印象があり、賢そうな雰囲気も備えている犬種です。
◆コーイケルホンディエの性格
実際に飼おうとすると性格は大切ですね。個体差もありますが、犬は犬種によって飼いにくい性格のワンちゃんも存在するからです。その点コーイケルホンディエは祖先が鴨猟に使用されていたというくらいですので、人の指示に従うとっても人に対して忠実な犬種です。鴨をおびき寄せて猟を手伝うほど頭も賢い犬であるのもオススメのポイントです。賢い犬と言うとお高くとまった「まじめな優等生タイプ」なのかと思ってしまいがちですが、実際はそうでなく、とっても人懐こい性格の良い子が多いです。どちらかと言うとフレンドリーな子が多いのが特徴です。
猟犬ですので無駄に吠えることもしません。頑固で気難しい事もなく、非常に人と生活するのに向いている飼いやすい犬種と言えるでしょう。ただ、狩猟用の犬種であることから、運動をしっかりさせてあげないとストレスがたまってしまいます。散歩だけでなく定期的に身体を思い切り動かせる時間を作ってあげてください。
コーイケルホンディエと暮らすには?子犬の価格は?
コーイケルホンディエの子犬はいくらくらいで流通されているのでしょうか。珍しい犬なのでペットショップで見かけることはあまりないようです。購入したい時は、コーイケルホンディエのブリーダーさんを探してまずは見学に行きましょう。コーイケルホンディエの子犬で30万~40万。親がドッグショーのチャンピオン犬のコーイケルホンディエの子犬であれば50万する場合もあるようです。なんでこんなに高額なの?と思われる人もいるでしょうが、元々世界に5頭まで減ってしまった犬種なので、血が濃くなりすぎるのを避けるために、多頭成犬を所持されているブリーダーさんであっても海外からお相手を見つけて交配させることも少なくないのです。交配にお金がかかってしまうため子犬の価格も上がってしまうのは仕方ないですね。
しかし、顔の茶色が左右対称になっていなかったり、特徴であるモフモフとしたしっぽが短いなどの子犬が産まれた場合は値引きされて販売してくれる場合もあります。
まとめ
コーイケルホンディエは、頭数も少ないので交配にお金がかかり、子犬を購入する場合でも価格が高い犬種ということがわかりました。しかし、綺麗な飾り毛を持ちスタイルも良いその姿や、性格の良さ、人懐こく飼いやすい点でもおすすめな犬種です。
まだまだ日本でも珍しい犬ですので、欲しがっている人は少なくないでしょう。良いブリーダーさんとの出会いが良いコーイケルホンディエの子犬との出会いになります。手に入れにくい犬であるほど愛情も湧くというものです。
ぜひ機会があれば家族の一員に迎え入れてかわいがってあげてください。
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