「北里しっぽの会愛好会」とは?
十和田市を中心に、北里大学の学生部員が動物を保護し必要に応じた世話・しつけを行い、新しい飼い主を探すことを主としているボランティア団体です。
そして、不幸な犬猫を減らすために、避妊・去勢、狂犬病予防の為の畜犬登録、ワクチン、フィラリア症予防などを推奨する活動を他の愛護団体や動物愛護センターと連携を取りながら行っています。
だた動物を引き取るのではなく、依頼によって学生が相談に乗り、新しい飼い主を探すアドバイスやサポートなども行っているそうです。
譲渡会とは?
運営主体のボランティア団体や病院、場合によっては保健所などが保護もしくは委託された犬猫ちゃんを新しい家族のもとで過ごすべくいわばお見合いの様な場所のようなものです。
譲渡会に参加している犬猫ちゃんの中には、元々人と暮らした経験がある子もいます。
そのため、実際に数日、トライアル期間として一緒に暮らしてもらい、飼い主さんのライフスタイルとその子との相性が合うかなどを自身の目で確認してもらうケースもあります。
「北里しっぽの会愛好会」の譲渡会について
北里大学の学生が、毎月第2日曜日に「道の駅とわだ」で月に1回譲渡会を行っております。
時間は12:00~14:00※当日の天候や動物の健康状態によっては時間を短縮する場合があります。早めのご来場をお勧めします。
場所:道の駅「とわだぴあ」
住所:青森県十和田市大字伝法寺字平窪37番2号
北里しっぽの会愛好会 活動報告ブログに譲渡会の日程などみることが出来ます!
カ%譲渡会お知らせ
「北里しっぽの会愛好会」譲渡会の様子
– 譲渡会に参加したワンちゃん猫ちゃん –
シロちゃん(♀) 4歳 狂犬病ワクチン接種済 フィラリア:陽性 未去勢 |
クロちゃん(♂) 1歳 狂犬病ワクチン接種済 フィラリア:陰性 未去勢 |
子猫(3匹) |
つくしちゃん(♀) フィラリア:陽性 未去勢 |
他にも、まだ譲渡会に来れなかったワンちゃん、猫ちゃん達を譲渡会に来てくれた人に知ってもらうため学生たちが「しっぽ新聞」という新聞を作り訪れる方々に新聞を配っていました。
部員たちが大事に育てたワンちゃん、猫ちゃん達はみんな穏やかで訪れる人達を笑顔にしていました。
譲渡会にいる子達は、元飼い主さんから捨てられてしまった子や迷子、元野良の猫、産まれたばかりの子猫など様々です。
引き取った子たちは学生たちが各家でお世話をし、しつけやワクチンの予防などは部費や寄付金から支払い譲渡できる状態にします。
「北里しっぽの会愛好会」譲渡までの流れ
1.事前調査書の記入
家族にしたい動物が決まったら、事前調査書の記入をします。
家族構成や今後のお引越しの予定、過去の動物の飼育経験など、いくつかの項目を記入。
この調査書の項目を部員でチェックさせて頂き、場合によっては譲渡をお断りすることもあるそうです。
事前調査書はインターネットの他、郵送でも受け付けております。連絡をすれば用紙を郵送、記入の上返信。
また、譲渡説明会に直接行き記入も可能だそうです。
▶「事前調査書」についてはこちら!
2.お見合い
事前調査書の審査が通りましたら、動物が実際に生活している様子を見に来てもらいます。
動物の普段の様子を確認し、飼育を担当している部員から詳しい話しを聞きます。
この時、実際に対面したときの動物との相性等によっては、譲渡をお断りすることもあります。
3.譲渡手続き
お見合いで問題がないようであれば、そのまま譲渡の手続きを行います。
誓約書にサイン。
このとき、身分証明書の確認、免許証や健康保険証など、身分証明できるものをご持参。また、動物の引き渡しも行うので、首輪、リード、キャリー等を持ってきて下さい。
※譲渡は基本的に、直接お渡しする形のみです
このとき、飼育するにあたり最低限必要な情報(避妊・去勢、狂犬病予防と畜犬登録、ワクチン、フィラリア症予防など)の説明を受けて頂きます。この時点ではまだ正式に譲渡決定ではありません。
4.お試し(トライアル)期間
正式に譲渡を決定する前に、「1週間のお試し期間」を設けています。
1週間様子を見て頂き、問題がないことを再度ご確認して頂き問題がないようでしたらお試し期間は終了です。
5.正式譲渡
ここまでの段階をすべてクリアして、正式に譲渡が決定!
譲渡の手続きは終了です。
その後お迎えしたらやることが2つあります。
6.畜犬登録
犬を引き取った場合、まずは、畜犬登録。「犬鑑札」は、犬の首輪など付け、常に着用します。
7.避妊・去勢
避妊・去勢が済んでいない動物の場合、避妊・去勢をする。
譲渡の際に、処置完了報告用の封筒を渡し避妊・去勢が完了し次第、ご連絡をお願いします。
また、連絡がない場合は、しっぽの会愛好の部員から確認の連絡が来ます。
– 活動写真まとめ –
まとめ
少しでも多くの命が救われるならという気持ちがとても強く、この部活に入っている学生たちは本当に動物が好きなんだと感じました。
この活動をしている学生たちは、活動を通じて北里しっぽの会愛好会にくる依頼の内容で、身勝手な人もいれば困って北里しっぽの会愛好会を頼りお願いしてくる人もいる、動物だけを保護すると思っていたが、動物を通して人間をみることができ勉強になって良かったことや、野良猫が増えてしまうのは猫を見て可哀想と感じてご飯を上げるから増えてしまう事。
どんなに可哀想でも、飼えないならご飯をあげないで欲しいし、家猫を外に出すのなら、絶対避妊去勢をすること。避妊去勢をするのはその子に対して可哀想と思っている人はいると思うが、被害を少なくするには一番の方法だと動物飼う上ではリスクを減らすことも一緒に暮らす事ではないかと語る。
動物が好きでどうすればこの子達が幸せになるのかを第一に考える学生の姿を見て「人間の勝手に付き合わされ、辛い思いをしてしまったワンちゃん猫ちゃん」に学生は自分は何ができるのかと考える姿に、自分も何が出来ることはないのかと改めて考えさせられました。
動物を通じたくさんの事を学ぶ機会のある北里大学の「北里しっぽの会愛好会」をこれからも活動に期待をして頂きたいと感じました。
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