犬だってマッサージが大好き!マッサージのコツとツボ、教えます

2018.01.11

犬だってマッサージが大好き!マッサージのコツとツボ、教えます

愛犬をなでている時、そのままマッサージを要求されることはありませんか? 中断すると、ボディだけじゃなく顔や足もマッサージしてよ! なんて、熱い視線を向けられてしまうことも。そこで、今回はマッサージの効果や犬が喜ぶマッサージのツボをご紹介していきますので、より深い愛犬とのコミュニケーションにお役立てください。

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犬のマッサージの効果は?

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犬にマッサージなんて必要なの?と思う飼い主さんも多いかもしれません。そこで、愛犬にマッサージをすることのメリットをいくつかピックアップしていきたいと思います。

◆犬との主従関係を確認できる

愛犬が体を自由に触らせる、というのは、あなたに対して心を許している状態だからです。顔やおなか、足まで抵抗することなく触らせるのは、愛犬が自分の主人だと認めている証拠でもあります。
もしもこのとき、愛犬が触られるのをいやがったとしても叱らないでくださいね。繰り返していれば徐々に慣れることもありますし、何よりも「マッサージ=気持ちいい」、ではなく、「マッサージ=怒られる」、と苦痛がすり込まれてしまう危険があります。まずはあなたが愛犬のペースに合わせてあげることが、マッサージのコツでもあります。

◆犬の疲労回復

あなたと一緒に目覚めてから、一日中あなたについて回る愛犬。大好きな人の隣にいつでも寄り添うために時には階段を上り、時には寝ていても起き上がり小走りで近づいていきます。
少しだけ、愛犬の一日の様子を思い浮かべてください。
愛犬はあなたや家族と遊ぶ以外でも、私たちよりも動いていませんか? 家の中にいても犬の運動量は想像よりも多く、吠えるだけでも足を踏ん張るのでマメに筋肉を使っている状態です。
犬は歩きすぎて足が痛いとは言いませんが、飼い主さんが犬の移動手段の足の筋肉を労わってあげることも大切です。

◆犬の病気を早期発見できる可能性あり

愛犬の足の付け根や顔の他にも、全身を丁寧にマッサージすることで、思いがけず病気を発見することもあります。他にもかなりポイントの高いメリットもあるんです。
寒い冬にはあまり目にすることはありませんが、暖かい季節になると出てくるのがマダニ。
愛犬のマッサージをコンスタントに行っていると、ふと異物を発見!なんてこともあり、早期にマダニなどの寄生虫を駆除することで愛犬を病気から遠ざけることができるのです。
他にも、小さな傷を見つけることもあり、見逃しがちな小さな信号をキャッチできるという面では、愛犬だけでなく飼い主さんにも大きなメリットだといえるのではないでしょうか。

◆人とのコミュニケーションになれる訓練にもなる

マッサージはお互いのリラクゼーション効果が得られるスキンシップのひとつなのですが、実は、愛犬にとっては訓練のひとつでもあります。飼い主が顔や足、そしてボディタッチを繰り返すこの訓練は、散歩の途中で見知らぬ誰かに突然触れられて驚いて暴れたり、唸ったりというアクシデントの予防に繋がっています。


犬のマッサージの方法 4ステップ!

犬のマッサージの効果がわかっていただけたところで、次は犬が喜ぶマッサージの方法をいくつかお伝えしますね。私たちにも押したり撫でたりすると気持ちいい場所があります。それがツボ。もちろん犬にも、他の動物にもツボがあります。
これから紹介するツボを刺激するマッサージというのは、滞っていた流れをスムーズにしたり、愛犬との親睦を深めたりすることにポイントを置いています。ただし、シニア犬やケガをしている愛犬にストレッチを兼ねたマッサージ行う場合は、様子を見ながら適切な対応をお願いします。

①頭から尻尾へのライン


ゆっくりと、手のひらで愛犬を撫でるように頭から背中へ、背中から尻尾の先へ移動します。このラインのマッサージは、愛犬とのコミュニケーションで日常的に多く取り入れられていると思いますが、こういった普段のタッチがベースとなります。
ただし、犬は首から肩甲骨へのマッサージは好きですが、尻尾は少し苦手な場合もあるので、愛犬の様子を見ながら行いましょう。尾てい骨の付け根には便秘解消の効果が期待できるツボがあるようなので、気になるときは適度に刺激をしてみるといいかもしれません。
愛犬との関係に自信があっても気を付けないといけないのは、最初から顔に手を近づけることです。この行動をとると、あなた相手でも愛犬はびっくりしてしまう可能性があるので、マッサージのスタートはこのラインからがおすすめです。

②顔の横、頬周辺から体の側面を通過して前足後ろ足へ

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愛犬の顔に手を置き、ゆっくりと手のひらを前足や後ろ足へ向かって移動していきます。足の先端は苦手な犬が多いので、触った瞬間引っ込めてしまうような場合は無理をせず少しずつさわる位置を下げていけるようにしましょう。
愛犬の前足の小指と薬指の間(いちばん内側を人差し指と考えると、3本目が薬指)にもツボがあるようですよ。もしも指先まで触れるなら、軽く指先で円を描いてマッサージをすると効果がありそうです。さらにもうひとつ。肩(肩甲骨)やわきの下は犬にとって気持ちのいいツボなので、過度になりすぎない程度に優しくマッサージをしてみてください。

③顔の下(あご)のラインからおなかへ

顔の側面からのマッサージのあとは、顔からおなかの部分、おへそのラインへゆっくりと移動します。おなかは全身の中でも被毛が薄いゾーンで、内臓を刺激しやすい場所なので力加減には注意が必要です。
私たち的にはやわらかい腹部を触ると気持ちいいのですが、どうやら犬はそうでもないようです。むしろ肩甲骨に繋がる筋肉のある胸は疲労がたまりやすいので、胸の周りをマッサージしたほうが喜び倍増の笑顔が見られそうです。
腹部といえば、便秘のときに、おなかを丸く円を描くようにマッサージしてあげると効果が期待できるとか。この場合、食後や水を飲んだ直後に刺激をするのはNGなので気を付けてくださいね。

④顔のおすすめマッサージ


愛犬の眉間から額を抜けて頭頂部へ、毛並にそって優しく手のひらを移動します。目の下から顎へかけて、ゆっくりとマッサージをしていくと、愛犬の顔つきも気持ちよさそうではないですか? 眉の上のくぼみにもツボがあり、リラックス効果があるようなので、親指の腹でやわらかく撫でてあげるとよさそうです。
顔や頭をマッサージするついでに、耳もマッサージをしてあげましょう。
親指と人差し指でも、人差し指と中指でもいいので耳をサンドします。そのまま耳の付け根から外側へむかってスライドさせてみてください。
どうでしょう? これで全身のマッサージが終了しましたが、愛犬の笑顔は見られましたか?


マッサージやつぼを押す時の注意点

愛犬にリラックスしてもらうためにも積極的にやってあげたいマッサージですが、ツボの押し方や、やるタイミングには注意が必要です。
愛犬家のみなさんなら、どのようなときがマッサージに適しているのか、逆にNGなのか確認しておきましょう。

①力の入れすぎに気を付ける

指先で押すだけ、手のひらでさするだけといっても、人間相手ではないので力のコントロールは重要です。軽く押したつもりでも愛犬が逃げたり、驚いたような顔つきになったりしたら力が強かったのかもしれません。

②病気やケガをしているとき

中には、リハビリを兼ねたマッサージを必要としているケースがあります。マッサージには血流をよくして代謝を高める効果があるので大切な療法ともいえますが、自己判断をしないで、かかりつけの獣医師に相談をしてから始めることが重要です。

③愛犬はあなたの爪で傷つく可能性がある

男性でも女性でも、爪が伸びたまま愛犬にマッサージをすると、ケガをさせてしまう危険があります。特に長いネイルの場合は指先を使ったマッサージがしにくかったり、日常的にも誤って愛犬の目を傷つけてしまったり、様々な事故が起こる危険も潜んでいます。事前に爪を切るなど相応の対策が必要です。


さいごに

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ここまで、愛犬がはまるマッサージのツボやメリット、気を付けなければいけないことをお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?

もしかすると、何度マッサージをしても足を触られるのが苦手、顔や体を触られると全身で引き気味になる、そんな愛犬もいるかもしれません。愛犬も感情と個性のある生き物です。焦ったり他の犬と比べたりするのはタブーです。
まずは時間があるときにほんの少し触る程度から慣らしていくなど愛犬のペースに寄り添いましょう。そして愛犬が喜ぶツボやマッサージの方法を見つけてあげてくださいね。



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犬のいない生活がほとんどないほどの犬好きです。現在は保護犬の里親になり楽しく暮らしています☆


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