わがままな犬が起こす行動は?
わがままな犬が起こす行動にはどんなものがあるのでしょうか。詳しくご紹介します。
◆反抗する
指示を与えた時や、飼い主が送るコマンドに対して反発的になる行動です。
指示を無視する、飼い主に対して牙をむく、吠える、唸る、歯をむきだしにするなど、犬によって行動は様々です。
◆嫌がらせをする
飼い主に対して嫌がらせをする行動もあります。
特に、自分の希望が叶わない時などに嫌がらせをする場合が多いです。
嫌がらせの内容は、ドッグフードを食べずにまき散らす、わざとトイレを失敗する、飼い主の大事にしているものを壊すなどです。
◆ごはんを食べない
ドッグフードを食べずに撒き散らす、というわがまま行動もありますが、単純に食べないという行動もわがままの一つです。
中には、「いつか食べるだろう」と飼い主が無視していたら、三日間も食べずに絶食状態だった、という根気強いわがまま犬もいます。
この行動は、ごはんを食べないと、おやつやもっと美味しいものが出てくることを知っている犬に多いです。
ごはんを食べないというわがまま行動の場合は、わがまま行動なのか、それとも体調が悪くて食べる事が出来ないのかをしっかりと見極め、注意しましょう。
◆来客に対して攻撃的
来客に対して、飛びかかる、噛みつく、吠える、唸るなどの攻撃的な行動もわがまま行動の一つです。
来客のバッグや荷物を見えないところで噛みつき、破るというトラブルもあります。
◆サークルやケージ、ハウスに居ることができない
犬の居場所であるサークルやケージ、ハウスに入れると、鳴き、吠え、唸り、体当たりなどで反抗するわがまま行動もあります。
中型犬や大型犬の場合は、サークルなどへの体当たりで破壊してしまうことも少なくありません。
結果的に飼い主が根負けして出してあげることを理解している場合が多いです。
愛犬がわがままだと困るシチュエーションは?
可愛い愛犬だと、わがままな姿もまた可愛く思えてしまうものですが、どの様な時に困るのでしょうか。
愛犬がわがままだと困るシチュエーションをご紹介します。
◆来客時
来客に対して、飛びかかる、噛みつく、吠える、唸るなどの攻撃的な行動を起こす場合は、家に来客を呼ぶことが難しくなります。
滞在中もずっと吠え掛かるなど、来客にも居心地の悪い思いをさせる可能性があります。
◆動物病院に行く時
わがままな場合、病気の時にも大人しく処置や検査を受けない、安静に出来ないなど、様々な弊害があります。
一晩入院すれば回復するような場合も、手術後に犬舎(動物病院の入院部屋)で吠えてしまい、飼い主に迎えに来てもらうしかなくなることもあります。中には、入院中の犬舎のゲート(金属製の網)を歯で食い破ろうとして、出血するような犬もいるほどです。
◆病気の時
病気の時に困る事の一つに食事があります。専用の療法食が必要になっても、全く口をつけてくれない事がわがまま犬には多いです。
最近の処方食は嗜好性が高いといわれてはいますが、わがまま犬の多くは美味しいフードや、手作りご飯、美味しいおやつを普段食しているので処方食には見向きもしません。
わがままを許すことは、犬の健康をも危険にさらす行為だと言えます。
なんでわがままな犬になるの?
産まれた時は純粋無垢だったはずなのに、なんでわがままな犬になってしまうのでしょうか。
その大きな原因は、実は犬ではなく飼い主にあります。詳しくご紹介します。
◆わがままが「許される環境」だから
犬は頭の良い動物です。わがままを言っても、最終的には自分が勝つことがわかっているとわがままな行動に出ることが多くなります。
飼い主が、そのわがまま行動を許している環境だからこそ、わがままな犬になってしまうというパターンです。
◆自由奔放な性格だと勘違いしているから
飼い主が、犬のわがまま行動だと認識せず、自由奔放な性格だと勘違いしていることも原因の一つです。
多少困ってはいても「自由な性格だから~」「マイペースで…」などで済ませてしまうことが多いです。
この様なパターンの場合、飼い主に犬のわがまま行動を直そうとする意志が無いので、わがまま行動は改善されません。
◆飼い主のリーダーシップが足りない
犬は群れで生活する生き物です。家族という小さい群れにおいても、必ずリーダーをつくり、リーダーに従う集団を形成する本能があります。
しかしながら、犬の要求通りに行動したり、わがまま行動を容認している様であると、犬は飼い主のことを自分よりも下の存在だと認識してしまいます。そして、自分(犬)が家族という群れのリーダーに立ちます。
そうなってしまうと、自分より下の言う事は聞きませんから、わがまま行動はエスカレートするばかりになります。
◆飼い主の関わりが足りない
犬が飼い主の気を引きたくて、わがまま行動をする場合もあります。これは親の愛情を確かめるための子どもの試し行動と酷似しています。
この場合は、犬自身はわがまま行動が悪いことだと理解したうえでの行動です。
試し行動をする犬は、飼い主の関わりが足りないことが多いです。共働きなどで家に長時間不在だったり、飼い主に赤ちゃんが産まれて構ってもらえないなど、様々な理由があります。
わがままな犬をしつける方法は?
では、すでにわがままになってしまった犬をしつけるにはどうしたら良いのでしょうか。
一度わがままになってしまった犬をしつけ直すことは、とても根気のいる行為ですが、繰り返し教えることで改善に向かいます。
わがままな犬をしつける幾つかの方法をご紹介します。
◆飼い主をリーダーとして認めさせる
わがまま犬の根底には、「飼い主は自分より下の存在だ」という意識があります。そのため、飼い主が家族という群れを率いるリーダーなのだということを犬に認識させる必要があります。
この時に利用するのは、リーダーコントロールというしつけ方法です。
生活の全てにおいて、飼い主がリーダーとしてふるまい、リーダーとして認識させるというしつけです。
◆無視する
わがまま行動を起こした犬に対して、無視する方法もわがまま行動を直すしつけ方法として効果的です。
犬は無視されることを好ましく思いません。そのため、無視することがある種の「罰」となるのです。
悪いことをしたら罰があるということを、犬に認識させるしつけ方法です。
◆身体の隅々を触る
わがまま犬は、飼い主よりも自分の立場が上だと思っていることが多いです。そのため、多くの犬が飼い主に身体の嫌な部分を触らせません。特に、歯ぐき、尾、腹、爪先やマズル(鼻の付け根から鼻先にかけて)を嫌がる犬が多いです。
身体の隅々に触ることが出来る人というのは、犬にとっては逆らえない相手です。リーダーとして、その存在にならないといけません。
中でもマズルは、マズルコントロールというしつけ方法が確立している場所でもあります。
何も無い時でも、わがまま行動をしている時にでも、マズルを掴むことが出来る様になれば、わがまま犬が改善する可能性は高いです。
◆同じ布団やベッドで寝ない
同じ寝床で寝るという行為は、その両者が同等の存在だという意味合いを持ちます。そのため、わがまま犬を勘違いさせないためにも、同じ布団やベッドで寝ることは避けた方が良いでしょう。
しかしながら、最近では家族の一員になっている犬ですから、寝床から追い出すことに抵抗のある方も多いのではないでしょうか。
前述したリーダートレーニングがしっかり身に着いて、飼い主をリーダーだと認識出来れば、生活の中では同等にしても勘違いすることはありません。
事実、リーダートレーニングが出来ている犬で、飼い主と同じベッドで寝ている方は多いです。
追いださなくてはいけなくなったのは自分のしつけのせいだという危機感を持ち、今後の生活のために寝床は別にすることをおすすめします。
わがまま犬の原因は飼い主にあり!しつけ方法を見直そう。
わがまま犬の問題行動には、噛む、唸る、吠える、指示に従わないなど様々あります。わがまま行動の原因は、飼い主がリーダーとして認識されていないことが大きいです。
犬と家族が楽しく毎日過ごせるように、しつけをすることは飼い主にとって義務ともいえることです。しっかりとしつけ方法を見直して、わがまま行動を直しましょう。
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