子犬の成長は?
我が家にワンちゃんを迎え入れるのに最適な月齢は生後2か月~半年くらいが理想とされています。犬は寿命が短いこともあって1か月単位で成長を遂げます。ワンちゃんは生後1か月にはもう離乳を始めて、2か月くらいにはコミュニケーション能力も身についてきます。
人間の数倍のスピードで成長しますので、子犬の時の3か月はなんと人間で例えると5歳なのです。せめて、このくらいの時期までにペットオーナーさまと出会うとしつけがしやすいかもしれませんね。ワンちゃんを迎え入れてからは、かわいさのあまり構ってしまいがちです。しかし、今まで母親や兄弟のもとで育ったワンちゃん。急に引き離されて新しい環境になり、戸惑いや恐怖も隠せないのが事実です。ペットオーナーさまのご家族は新しいワンちゃんに慣れてもらおうと必死でかわいがるでしょう急に何かをさせようとすると、ワンちゃんの心の負担となります。数日間は様子を見ながらケアをしてあげるのがいいでしょう。
生後半年で迎え入れた場合は、人間でいうと9歳に相当します。見た目はまだまだ赤ちゃんのようであっても、すでにある程度の性格が出来上がっています。迎え入れた時からしつけが始まっています。これから長く一緒に暮らすには、小さいうちのしつけがとても重要です。信頼関係を築いてワンちゃんとの関係をより良くしていきましょう。
子犬の夜泣き
子犬を迎えいれて数日間は「夜泣き」に悩まされることがあります。これは、今までの環境から急に変わったことで起こるものです。また、日中はペットオーナー様と一緒で不安がなかったのに、夜にケージに入れられて電気が消された状態で不安を感じて泣いてしまうこともあるのです。ペットオーナー様との分離不安で起こることが多く、夜泣きをしたときに家族がそばに行くと泣き止むこともあります。この夜泣きのためにご家族の方がストレスを感じてしまうこともあります。しかし、ずっと続いてしまうことでもなく、慣れると自然に収まるものです。ワンちゃんが夜泣きをしないよう、明かりを全部消さないなど適切な配慮をしましょう。
成犬から高齢犬と呼ばれてからの変化とは?
ワンちゃんが成長するスピードは人間の数倍のスピードです。同じ時を過ごしている犬と人間ですが、高齢犬になってからもあまり見た目の変化が感じられません。一般的に7歳になると高齢犬と言われるようになります。そのため、まだまだかわいいと思って、前と同じような接し方をしてしまうものです。見た目の変化とは裏腹に心が高齢化をしてしまっているのでペットオーナーさまも十分に配慮してあげることが必要です。
心の変化として、人間と一緒で高齢になると「頑固になる」と言った意見もあります。今まで覚えていたことをできなくなるような認知症のような症状も出てくることもあります。また、このころには新しい事が覚えられなくなるので、しつけは難しいでしょう。ワンちゃんをしつけるには早ければ早いほど良いというのは、このような変化のためです。見た目の変化としては主に太ってしまう、逆に痩せてしまうということがあります。また、全体的に動きが鈍くなってしまうのも老いの特徴ともいえます。排泄の問題も出てきて、おしっこをする時にトイレまで間に合わないなんていうことも起きてしまうのがこの頃です。
いつものように動き回っても、ワンちゃんにとっては老化によりできないこともあります。また、自宅の中でもぶつかったり転んだりなどもあるので、部屋の環境をより快適に、安全にしてあげることが求められます。
以前は何でもなかったことができなくなったり、性格が急変してしまうことも多いです。愛犬とのコミュニケーションは優しくゆっくりとワンちゃんの負担にならないようにしてあげたいものです。性格が変化しても大事な家族ですから、より長く一緒に暮らせるように心の変化とともに、体の変化も見逃さず大事にしてあげましょうね!
年齢別ワンちゃんの適切な食事量とは?
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