ドアを開けられないはずの赤ちゃんが脱走!?
アメリカはフェニックス市に暮らすカーディナル夫妻が、その驚きの光景を目にしたのは、とある金曜日のことでした。
子供部屋のベビーベッドにいたはずの赤ちゃんが、一人で廊下にいたのです。
赤ちゃんの名はクロエちゃん、まだ15か月で一人で部屋から出られるはずはありません。
後にABCテレビの取材に答えた時、お母さんのニナさんはその朝の気持ちをこう語っています。
「本当にびっくりしたわ。どうやってベビーベッドから降りたの?って。そんなこと初めてだったの。いきなり大きくなっちゃったのかしら?」
夫婦はすぐにクロエちゃんをベッドに戻し、原因を究明しました。しかし、クロエちゃんのベッド脱出方法を知った時、二人は頭を抱えざるをえなかったのです。
赤ちゃん脱走の驚きの真相!
というのも、このクロエちゃん脱出には、もふもふの先輩が関係していました。
その先輩の名はブルーとコルビー、ゴールデンレトリバーの兄弟。
この2匹の頼れる兄貴たちがクロエちゃんを起こした上、ベビーベッドからの脱出を手伝っていたのです。
真実は、子供部屋のモニタリングカメラが記録していました。
朝一番で子供部屋のドアを鼻づらで開け、突入するお兄ちゃんズ。ベビーベッドに飛び乗ってクロエちゃんを起こします。
クロエちゃんには越えられない柵が張り巡らされ、高さもあるベビーベッドも、お兄ちゃんズには何てことありません。
お兄ちゃんズのうちの一匹が、ベッドに置かれていたクロエちゃんのお気に入りのぬいぐるみを人質に咥えて逃走。
なかなか来ないクロエちゃんを再び2匹は呼びに。
「お腹空いたよおおお」「さっきのぬいぐるみは人質に抱えてるぜ…」とそれぞれの一言が笑いを誘います。
横に置かれたぬいぐるみのアシストもあって無事床に降りたクロエちゃんは、彼女のお気に入りのおもちゃを持って行ったお兄ちゃんズを追いかけて、廊下に出て行ってしまいました。
お母さんがこの動画をおもしろキャプション付きで公開すると、すぐにネット上で話題になりました。
2匹の先輩とすくすく成長するクロエちゃん
まだ小さなクロエちゃんに、彼らがご飯を要求するとは思いにくいのですが、「早く早く!」と妹分をせかすお兄ちゃんズのわくわくした様子は、モノクロ画面からもよく伝わってきます。
おそらくただ単に朝から遊びたかったのではないかと思われますが、お兄ちゃんズにとって、クロエちゃんは最早欠かすことのできない妹であり、仲間なのでしょう。
今はまだお兄ちゃんズのあとをついて歩くだけのクロエちゃんも、もう少し大きくなったら彼らに負けず劣らずの知恵と行動力を身につけ、お兄ちゃんズと共に新たな事件を巻き起こしてくれるに違いありません。
でも、現時点で強化すべきは子供部屋とケージのセキュリティのようです。
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