演技かも?!犬は反省した振り名人です!
愛犬をしかったあと、犬はどのような行動をするでしょう。
もしかして、愛犬がすり寄ってきたり、手をなめてきたりする場合もあります。
そんな反応をされたら「反省しているんだな。可愛いな。」とついつい許してあげたくなりますよね。
実はこれは大きな落とし穴。
しかったときにペットオーナー様の手をなめてすり寄ってくるような行動の本音は、これ以上しかられることを防ぐためなのです。
犬はしかられたときに何かしらの反応を示します。
それは、何か反応を示さないとペットオーナー様が「反省していないのではないか」としかり続けるからなのです。
犬にとってものをかじったり、なにかを勝手に食べてしまったりすることは本能です。
そのときにしかられても、なぜしかられているのかが認識できません。
つまり、しかったあとすぐに犬を許してあげるより有効なことは、しかられたあとに寄り添ってきたり手をなめてきたりした犬を無視して「悪いことをするとペットオーナー様に無視されてしまう」という認識を与えることです。
大好きなペットオーナー様に無視されるのは犬にとってはとても辛いことです。
またペットオーナー様も大切な愛犬を無視するのは辛いかもしれませんが、しつけの一つです。
しかったときの行動にはワケがあります
たとえば、ペットオーナー様が見ていないところで、犬がなにかをかじってボロボロにしてしまったとします。
そんなとき、ペットオーナー様がしかるとしょんぼりした仕草をします。
しかし、それは反省しているわけではないのです。
なぜなら、前項にも書いた通り、なぜしかられているかわからないからです。
犬がボロボロにしてしまっている現行犯のときにしかるのはいいですが、時間が経ってしかっても犬は戸惑ってしまうだけです。
しょんぼりした仕草の本音は反省ではなく、戸惑いのあらわれです。
また、しかったときにいつも以上に甘えてきたり、服従の姿勢をとることもあります。
これもまた、反省しているわけではなく、そうすることによって
ペットオーナー様の怒りをしずめる気持ちのあらわれなのです。
犬もそれぞれ気の強い子、気の弱い子などさまざまです。しかるときは
その犬にあったしかり方でしかるようにしましょう。また、10分も20分も長い時間しかり続けるのはやめましょう。
どうしてしかられているのかわからなくなりますし、犬にとってもペットオーナー様にとってもとても大きなストレスになります。
しかる前にすべきこと。「イケない」ことを教えよう
しかったときの犬の本音や反応についてここまで書いてきましたが、ペットオーナー様もできれば愛犬をしかりたくないはずです。
大きな声でしかるということはどうしてもいうことを聞かない場合の最終手段としてとっておきましょう。
前述に「犬が家の中で落ちている食べ物を食べようとした場合」をあげましたが、それは犬をしかる前にペットオーナー様が自分の責任を感じるべきなのです。
また、ペットオーナー様にストレスが溜まっているときなど、些細なことが気になるかと思います。
ついつい声を荒らげしかってしまうかもしれません。
まず、本当にしかるべきことか考えるべきです。
そういった環境面が整っているうえで、それでも犬がしかられるべきことをしてしまったとします。
そんなときは、なにをしてほしくて、なにをしてはいけないのかを伝えてあげましょう。
「これはイケないこと」というのを根気を持って教えてあげましょう。
犬のしつけに「おすわり」や「まて」があります。
この命令に従ったときに褒めてあげるようにします。
犬が「イケナイ」ことをしそうになったときに、そのサインで止めることができます。犬の中では、その命令を聞くことによってペットオーナー様に
褒めてもらえるということがわかるからです。
犬の本音を知ることで、頭ごなしにしかるのではなく、その前に人間側が気をつけるべきことを考え、「イケないこと」を教えてあげましょう。
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