犬の手作りごはんのメリットは?
犬に手作りごはんを与える事で得られるメリット、気になりますよね。それでは、犬の手作りごはんのメリットをいくつかご紹介していきます!
◆メリット①カロリーが自由に設定できる
既存のドッグフードは1粒辺りのカロリーが決まっており、カロリーを減らそうと思うとごはんの量も減ってしまいますよね。
ダイエット中の犬の場合、カロリー制限などでごはんの量を減らさなくてはならない状況になることがあります。すると、今までの量に慣れていた愛犬からするとごはんの量が足りず、常に空腹感を感じてイライラしたり無気力になってしまう可能性があります。
手作りごはんの場合は使用する食材を1から選び調理するので、カロリーは低いのにたくさんの量を食べる事が出来るのです。
食の細い犬の場合ですと、少ない量でカロリーも栄養価も高いごはんを作ってあげる事ができます。
◆メリット②原材料が分かる
既存のドッグフードの原材料の欄を見ても、正直聞き慣れない材料が多く何が入っているのか良く分かりませんよね。
自分でつくる手作りごはんなら、材料は自分で1から選び調理しますから、愛犬の体に合った良い物を与える事が出来ます。
原材料が分かるというだけでも飼い主さんにとっては安心出来ますよね!
◆メリット③新鮮な食材を与えられる
手作りごはんを与えるということは、旬の食材を使った新鮮な食材を食べさせてあげる事が出来るという事です。
新鮮と言うことは食材の持つ栄養価や酵素の劣化が少なく、たくさん摂取できるということなので、嬉しいですよね!
◆メリット④無添加な物を与えられる
愛犬にドッグフードを与える時に一番気になる部分が「添加物」ですよね。犬のごはんは人間と違い添加物が多く含まれているのが現状です。
手作りごはんの場合、添加物の心配がないので安心して愛犬に与える事ができますね。
◆メリット⑤食べが良い
犬だけでなく人間もそうですが、手作りのごはんだと材料は新鮮でとても美味しく感じますよね。毎日同じ味のドッグフードを食べていた子などは、特に美味しく感じるでしょう。
そのため、いつものドッグフードより食いつきが良くなることがあります。手作りごはんだと使用する食材も変えられるので飽きも来ないですよね!
◆メリット⑥食材から水分を摂取できる
ドッグフードだと水分は10%ほどしか含まれていないため、犬は必要な水分を飲んで摂取する必要がありますよね。
手作りごはんの場合、野菜や肉類という材料の中に水分が含まれているため、普段あまり水を飲まない、という子でも水分をきちんと取りやすいのです。
◆メリット⑦アレルギーや病気に合わせた食事療法ができる
アレルギーのある犬や食事療法が有効な病気に掛かっている犬は、手作りごはんが安心できます。
なぜなら、アレルギーのある犬の場合は自分で食材を選ぶ事が出来るので、アレルギーの原因である食材を取り除く事ができるからです。
また、食事療法が有効な犬の場合は、食材によって病気の進行を遅くする効果がある物を選んで与える事ができます。
実際にアレルギーを持っている犬の飼い主さんや食事療法が有効な病気に掛かっている犬の飼い主さんで、手作りごはんを与えている方は多いようです。
犬の手作りレシピをご紹介!犬のおやつ・ごはん研究科のDecoさんがペットスマイルの為だけに考案してくれた、飼い主さんも一緒に食べられる犬の手作りごはんのレシピ集です。
犬の手作りごはんのデメリットは?
先ほどまでは犬の手作りごはんのメリットをたくさんご紹介していきました。良いことがたくさんあったので、「愛犬に手作りごはんを与えてみようかなぁ」と思った方もいると思います。
しかし、愛犬に手作りごはんを与える前に、犬の手作りごはんのデメリットにもしっかりと目を通しておきましょう。
◆デメリット①手間がかかる
手作りごはんのデメリットと言えば、何と言っても「手間がかかる」ということです。ドッグフードはお皿に盛って与え、食後に食器を洗うだけですが、手作りごはんはそうもいきません。人間のごはんと同様の手間がかかります。
みなさん仕事をしている方が多い現代では、手作りのごはんにかける毎日の手間はかなりの負担になり得ます。
◆デメリット②コストがかかる
どうせ手作りごはんを与えるなら、愛犬には良い物を食べて欲しいと考えますよね。そうすると当然食材は高価な物となりますし、こだわりだすと意外と人間のごはんよりもコストがかかってしまうなんて事もあるようです。
◆デメリット③ドッグフードを食べなくなる
毎日同じ味のドッグフードを食べ続けていると犬も飽きてきます。そんな時に手作りのごはんという美味しい物を食べてしまうと、ドッグフードを食べなくなってしまう可能性があります。
ドッグフードを食べなくなってしまうと何が困るのかと言うと、災害時や不測の事態が起こってしまった時に愛犬の食べるものが無いという事態に陥ってしまうという事です。
そのような事態になってしまうと大変ですから、手作りのごはんもドッグフードもどちらも食べられるように日頃から考えて与える必要がありますね。
◆デメリット④栄養の調整が難しい
ドッグフードは、企業の長年の研究を経て、犬の身体を作る上で必要なバランスをよく考えた栄養を配合しています。しかし、自分で犬の手作りごはんを作るとなるとそうはいきません。
素人の私たちが愛犬の年齢、体重、生活スタイルに合わせた栄養を調整する事は、とても難しいことです。
知識の無いまま手作りのごはんを与え続けると栄養不足や栄養過多となり、かえって犬の健康を損ねてしまう恐れがあります。犬に与えるべき栄養についてきちんと学び、その上で手作りのごはんを与える事が大切です。
手作りのごはんを与える前には、必ず犬の栄養について学びましょう!
◆デメリット⑤保存がきかない
人間のごはんも同じですが、手作りのごはんには防腐剤などの添加物が入っていないため、保存が効きにくい事が難点です。
美味しいごはんを食べてもらうためには、仕事で忙しくても毎日作ってあげる必要がありますから、手間も掛かってしまいますね。
◆デメリット⑥食材によってはアレルギーが出る可能性がある
今まではアレルギーなんて無いと思っていたのに、「ある食材を与えたら急にアレルギー反応が出てしまった」という事態もあるようです。
手作りのごはんはドッグフードと違い毎日違う食材で作る事が多いようですので、飼い主さんが知らなかった愛犬のアレルギー食材に当たってしまう可能性があるようです。
せっかく身体に良い物を美味しく調理して与えているのに、愛犬がアレルギーで苦しんでしまったら悲しいですよね。
どのような食材にアレルギー反応が出てしまうのか分かりませんので、愛犬が初めて口にする食材は必ず先に少量だけ与えて様子を見たりして下さいね。
◆デメリット⑦給餌量の調整が難しい
既存のドッグフードのパッケージには1日の給餌量が示されており、愛犬の体重や大きさによってごはんの量がかわりますよね。
しかし、手作りのごはんはドッグフードのようにパッケージはありませんし、栄養の取り方も違います。同じ量でも今日の食材と明日の食材が違えば、栄養価もカロリーも違います。
そのため。給餌量がとても難しく、ダイエット目的で手作りごはんを与えているのにかえってカロリーオーバーとなっている場合もあります。
常に同じ栄養を与えようとして作ると、日ごとに量にかなりのばらつきが出ると思います。ごはんの後に愛犬が空腹を感じたり、逆に食べ過ぎて苦しいと感じるほどのばらつきが出てしまわないように注意して作る必要があります。
まとめ
犬の手作りごはんについて、メリットとデメリットをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
犬も人間と同じで、毎日栄養をたくさん取る事はとても難しい事ですよね。手作りごはんだけで賄おうとせず、既存のドッグフードもうまく利用し、愛犬が栄養不足になってしまわないように上手にやり繰りしていく必要があります。
また、犬には食べてはいけない食材というものも存在します。愛犬の健康のための手作りごはんですから、愛犬の健康を損ねてしまわないように、手作りごはんを作り始める前には一度犬の食べて良い物や必要な栄養について学びましょうね!
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