1.ポメラニアンの毛質
2.ポメラニアンの毛色
3.ポメラニアンのカットスタイル
3-1.柴犬カット
3-2.チャウチャウカット
3-3.テディベアカット
3-4.俊介君カット
3-5.ライオンカット
3-6.タヌキカット
4.ちょっと変わったカットスタイルのご紹介♪
5.カットする上での注意点
6.ケアも大事!ポメラニアンの抜け毛対策、ブラッシング方法について
6-1.ポメラニアンは抜け毛の多い犬種
6-2.ポメラニアンのブラッシング方法
6-3.毛玉はしっかりほぐしましょう
6-4.抜け毛対策用のスプレーもおすすめ
7.健康に留意してオシャレをしよう!
ポメラニアンの毛質
ふわふわな被毛が、ポメラニアンの魅力であり特徴です。
この被毛は、背筋を中心として左右にふさふさと生える「ダブルコート」といい、硬い上毛(オーバーコート)と柔らかい下毛(アンダーコート)の二層構造からなっています。
この被毛を持つ犬種は、寒さに強く、暑さと湿気に弱い特徴を持っているので、夏場は健康管理に要注意ですね。
3~4月頃と9~10月頃が換毛期といわれており、抜け毛が増加します。このタイミングで、その季節に合ったトリミングをしてあげるのが良いでしょう。
被毛は毛玉になりやすい毛質です。ブラッシングを怠ると通気性が悪くなり、皮膚病等の原因になる場合もあります。綺麗な被毛の保持と健康維持の為にも、定期的なブラッシングは欠かせませんね。
ポメラニアンの毛色
毛色の種類が豊富なのも、ポメラニアンの魅力の一つ。
基本色であるオレンジ・ホワイト・ブラックの他に、約15色もの毛色が存在しますが、色によって交配が難しく、レアカラーであれば値段が高くなることもあるそうです。
日本ではオレンジの毛色が最も多くみられるのではないでしょうか。ホワイトは近年の頭数が減少していますが、台湾で人気の毛色だそうです。ブラックは交配が難しく、頭数自体が少ないといわれています。
ポメラニアンのカットスタイル
種類が豊富なのは毛色だけではありません。長毛種であるポメラニアンは、様々なスタイルを楽しむことができるのです。
それでは、代表的なカットスタイルを紹介していきます。
◆柴犬カット
カットスタイルの中でも人気の高いスタイルです。丸い目と耳が強調されるので、愛らしさが引き立ちます。
夏場のサマーカットとして、このスタイルを選択する方も多いですね。「シバラニアン」「ポメ柴」とも呼ばれるカットスタイルです。
◆チャウチャウカット
中国原産の犬種、チャウチャウのように見えるカットスタイルです。耳が少し見えるように顔周りの毛を長めに残し、身体は短めに仕上げます。YouTubeで世界中から注目を集めた、”世界一可愛い犬”Booちゃんから、このスタイルが広まったそうです。
◆テディベアカット
プードルのカットスタイルとして有名ですが、実はポメラニアンでも可能なカットです。身体は柴犬カットと似ていますが、耳は丸く、顔全体も長めでふんわりさせます。マズルも丸くカットすれば、本当にテディベアのようにみえますね。
◆俊介君カット
#wanko 2017 初笑い pic.twitter.com/PmPe6RQNbI
— shun mama (@keep0109) 2017年2月23日
SNSから始まり、メディアでも取り上げられて有名になったポメラニアンの「俊介君」。見聞きしたことのある人は、多いのではないでしょうか。この俊介君のカットスタイルが話題沸騰し、現代では人気スタイルの一つとなっています。
◆ライオンカット
まるで小さなライオンのように見えるカットスタイルです。胸周りと尻尾の先の毛を長めに残して、身体の毛を短く刈り揃えます。
強く勇ましく見えるようで…しかし可愛らしいサイズ感!思わず注目を集めてしまう人気のカットですね。
◆タヌキカット
ポメラニアン特有の丸みが活かされた、タヌキのように見えるカットスタイルです。柴犬カットよりも長く毛を残して、全体的に丸みをもたせます。ポメラニアンのフワフワ感が残っているのに、まるでイメージが変貌します。フォルムの可愛いスタイルですね。
ちょっと変わったカットスタイルのご紹介♪
ヘアスタイル名
ファニーフェアリー
スタイルのポイント
パピーのような愛らしいスタイル
ボディーはオールシザーで仕上げています。しっぽはポメらしくフワフワにして、耳は;パピーのように自然に毛を残しました。顔は小さく丸くしてあごの下をわざと残し、段を入れてモデルのかわいらしさを倍増しています。
≪POINT≫
若々しく見えるカットなので、シニアのポメにもお勧めです。毛の量にこだわらずカットでき、なおかつお手入れも楽ちんです。
犬種
ポメラニアン
モデル犬
麟太郎(♂・1歳)
店舗情報
TOP DOGS 世田谷等々力店
〒158-0082
東京都 世田谷区等々力3-33-24 2F
TEL.03-5752-0861
URL: http://www.topdogs.co.jp/shop/shop.html
定休日 火曜日 営業時間 10:00~19:30(土日20:00)
提供:愛犬の友
カットする上での注意点
代表的なカットスタイルを紹介しましたが、実はポメラニアンはカットの必要がない犬種といわれています。
これは、被毛が伸び続けるのではなく、ある程度の長さで止まるからなのです。
そして、ポメラニアンの毛質であるダブルコートには、オーバーコートが先に、アンダーコートが後に生えるという特徴があります。カットした被毛がそのまま伸びてくるわけではないということです。
外側の毛をカットしすぎた場合、1・2ケ月でそのフォルムが残念な格好になってしまうことも…。
またカットを繰り返すことで、被毛が生えにくくなったり、伸びにくくなったりすることもあります。これは特に、アンダーコート部分でその傾向をみせやすいといわれています。
カットスタイルは、少し先の状態を予想しながら決めるのがよさそうですね。
ケアも大事!ポメラニアンの抜け毛対策、ブラッシング方法について
◆ポメラニアンは抜け毛の多い犬種
ポメラニアンの被毛は、上毛と下毛を持つ「ダブルコート」呼ばれる構造をしていて、抜け毛がとても多い犬種です。犬の換毛期は1年に2回(春・秋)に訪れますが、ポメラニアンは、特に春の換毛期に抜け毛が多くみられるそうです。
フワフワの毛並みや皮膚の健康を保つ為には、適切なブラッシングや抜け毛の処理を行う必要があります。
◆ポメラニアンのブラッシング方法
ポメラニアンをブラッシングする際は、「コーム」「スリッカー」などのブラシを用意しましょう。
まずはスリッカーを使用し、上毛と下毛のもつれや毛玉をときます。抜け毛がついたままのブラシは効果も半減しますので、定期的にブラシから抜け毛を取るようにしましょう。
次にコームを使い、毛をめくりながら丁寧に梳いていきます。毛玉が見つかった際は、コームで無理に取ろうとせず、再びスリッカーでほぐすようにして下さい。
◆毛玉はしっかりほぐしましょう
軽くブラッシングするだけでは、表面(上毛)はきれいになっても、下毛に毛玉が残っている、という状況に陥ってしまいます。毛玉ができると、シャンプーなどの際に痛みを感じます。
毛玉をみつけたらすぐにほぐすようにして下さい。尚、脇の下・耳の裏・お尻周りなどは、毛玉ができやすいとされているので日頃から注意を払いましょう。
抜け毛が多い換毛期の時期などは、アンダーコート専用のブラシを用意すると短時間で効率よく毛が取れ、愛犬にもストレスをかけません。
◆抜け毛対策用のスプレーもおすすめ
ポメラニアンなどの毛量の多い犬種をブラッシングする際には、専用のスプレーを利用すると抜け毛が飛び散りにくく、消臭効果もあります。
スプレーを使用する時は、万が一なめてしまっても安心の成分のものを選ぶようにしましょう。
ブラッシングには、抜け毛の処理や被毛の手入れの他に、皮膚の血行促進を促したり、スキンシップを図れるというメリットもあります。日頃から積極的に被毛のお手入れをしてあげることが大切です。
健康に留意してオシャレをしよう!
選択するカットスタイルによっては、愛犬の健康を損なう場合があります。
サマーカットのように短く刈り込む場合、ホルモンのバランスが崩れることもあるそうです。
ワンちゃんの被毛には、夏場の暑い日差しから皮膚を守る働きがあります。
極端に短くカットした場合、脱毛症を引き起こしたり、皮膚が直接紫外線を浴びてしまい余計に暑さを感じることも。皮膚が露出するようなスタイルは避けるのが得策です。
短めに仕上がった場合は、洋服を着せて散歩する等して、直射日光や紫外線を防止しましょう。
愛犬の健康を念頭に入れて、季節にあったカットスタイルを選択することが重要ですね。
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