1.犬のゲートの必要性
1-1.犬のゲートの必要性①脱走対策
1-2.犬のゲートの必要性②危険な場所への立ち入り禁止【階段】
1-3.犬のゲートの必要性③危険な場所への立ち入り禁止【台所】
1-4.犬のゲートの必要性④来客時の対策
1-5.犬のゲートの必要性⑤赤ちゃんなどから隔離
2.おすすめ犬用ゲート3選
2-1.おすすめ犬用ゲート3選①置くだけタイプ
2-3.おすすめ犬用ゲート3選②つっぱり棒タイプ
2-4.おすすめ犬用ゲート3選③ドア付きタイプ
犬のゲートの必要性

犬をこれから飼う予定の方は、犬を迎えるためにいろいろなアイテムを揃えると思います。その中で犬のゲートは必要なの?いらない?と迷うかもしれません。
犬を飼う上で犬のゲートはぜひ用意してください。
その理由は、家の中には犬にとっての危険な場所がたくさんあり、犬用ゲートは愛犬を危険な場所から遠ざけたり、赤ちゃんのいる家庭では犬と赤ちゃんの距離を保つ役割をしてくれます。
また、犬を苦手な方がお客様の場合もありますよね。そんな時に犬のゲートがあるとお客様と犬との距離を保つことができます。
このように、犬と暮らす中で大切なアイテムですので、犬のゲートの必要性を詳しく説明していきたいと思います。
◆犬のゲートの必要性①脱走対策
犬は、好奇心旺盛な反面とても怖がりな一面を持ち合わせています。いつもと違う大きな音や知らない人が来るなどすると怖がってしまいます。
犬を飼っている人は、愛犬が何に怖がるかわかるかと思います。
一例を挙げると、花火や雷、重機を扱う道路工事、草刈りの機械の音など、普段の生活で聞きなれない音を聞くと、怖いから逃げたい!と思ってしまうようです。
飼い主さんが家にいる時には、飼い主さんにぴったり寄り添い不安を軽減させようとする犬も、飼い主さんの留守中に怖い音が聞こえてしまうと、不安な気持ちを持て余し、パニックになり「脱走」をしてしまうということもあります。
実際に我が家の愛犬も幼犬の時、地震に見舞われ、何が起こったのか理解ができず、パニックのようにもうスピートで走り回り、玄関先まで猛ダッシュで走っていってしまいました。捕まえることもできず飼い主である私まであたふたしてしまいました。
幸いドアを開けることができずに、玄関先でぐるぐる走り回っていましたが、タイミング悪く扉が開いてしまったら、間違いなく脱走していたと思います。
この経験から犬のゲートは、玄関まで走っていかないように設置する必要があるのだと感じて、犬のゲートを廊下に設置するようになりました。
この他にも、お客様が来たからと何気に玄関の扉を開けると、その隙に犬が飛び出してしまうというケースもあります。家の前が交通量の多い道だったりすると、危険性はとても高く交通事故に遭ってしまうということも考えられます。
これは一軒家だけの問題ではなくマンションで飼っている方も同様で、私の友人は、扉を開けた隙に犬が飛び出してしまい、犬を探すのにとても苦労したという話をしていました。
脱走してしまった後、愛犬が見つからなかったら、後悔しても仕切れません。ぜひそんなことにならないように、犬用のゲートを設置して脱走ができないようにしてあげましょう。
◆犬のゲートの必要性②危険な場所への立ち入り禁止【階段】
私たちが暮らす家の中で、犬にとっての危険な場所ってどんな場所だと思いますか?
私たちよりも小さな体の犬にとって、危険な場所はそれぞれの家で異なるのですが、主に階段や台所、そして段差や滑る床なども怪我をしやすい場所になります。
私たち人間のサイズに合わせて作られている階段は、犬にとっては高すぎて体に負担がかかります。小さな時期から階段を登ったり降りたりさせない習慣をつけて、怪我の危険を回避してあげましょう。
特にヘルニアになりやすい犬種を飼うときには、注意をしてあげてください。
また「運動神経の良い犬だから」「健康になるから」「小さな時から上り下りしているから大丈夫」と思っている方もいるかと思います。確かに犬は人間よりも運動神経が良く、ジャンプ力も優れています。ただ過信は禁物です。
大好きな飼い主さんの後をついてきて、階段から落ちてしまったり、段差が大きい階段は、腰への負担が大きくヘルニアになる危険性があります。
犬も人と同様に年齢を重ねるにつれて運動能力が低下し、できることができなくなる時期がやってきます。その時が来る前に、階段の前に犬のゲートを設置して「階段を登らせない環境」を作ってあげてください。
もともとゲートがある環境で暮らすのと、老犬になってからゲートを設置するのでは、犬へのストレスが変わってきます。
老犬になってから生活環境を変えるとストレスがかかることがあるので、できるだけ元気な間にゲートを設置して、ゲートのある生活に慣れるようにしてあげましょう。
◆犬のゲートの必要性③危険な場所への立ち入り禁止【台所】
家の中でも特に注意をしたい台所は、飼い主さんが料理をしていると、お肉や大好きな食べ物の匂いがして愛犬が足元に寄ってきたりします。
食べ物が落ちていないか捜索したり、足元でじっとお座りをして待っていたり。そんな時に、誤って調理しているものを落としてしまい、拾い食いしてしまうことがあります。
犬にとって害がない食べ物だったらよいのですが、犬が食べてはいけないものだったら大変です。
犬には、安全な食べ物かどうかという判断はできないので、目の前に食べ物があると何でも口に入れてしまいます。一度食べ物を口にして美味しい!と思ってしまうと、食べ物欲しさに台所へ来るようになってしまいます。
また、拾い食い以外にも揚げ物をしていて油が飛び跳ね、愛犬にかかって火傷をしてしまうケースもあります。
犬のゲートがなく台所に自由に出入りできる状況だと、飼い主さんが料理に集中し、犬が台所にいることを知らずに、尻尾を踏んでしまうというアクシデントも考えられます。
このように拾い食いや火傷などの怪我をさせないためにも、犬のゲートを設置するのがおすすめです。犬のゲートを設置し、犬を台所に入れないようにすることで、拾い食いや火傷などの怪我を未然に回避していきましょう。
◆犬のゲートの必要性④来客時の対策
お客様が来られた時に、犬にもお客様にも嫌な思いをさせないようにするために、犬用ゲートが活躍します。
お客様が家に来ると、警戒心が強かったり人見知りの愛犬は、自分の家に知らない人が入ってきた!と、わんわんと吠えて飼い主さんに知らせようとします。
また、お客様の周りにまとわりついたり、攻撃性のある犬の場合は、お客さんに咬みつこうとしたりして、最悪お客様に怪我をさせてしまうということもあります。
そんな悲しいことにならないために、お客様と一定の距離をとれるようにしてあげましょう。犬用ゲートを設置することで未然に防ぐことができることは、積極的に取り入れたいものです。
◆犬のゲートの必要性⑤赤ちゃんなどから隔離
もともと暮らしている犬との生活に赤ちゃんが加わることで、犬の生活は大きく変わってしまいます。赤ちゃんが大切だからと、生まれてから数ヶ月犬を他の家に預けるという選択もありますが、愛犬も大切な家族なので、赤ちゃんが加わってもうまく生活できるようにしてあげたいものです。
愛犬のことを考えると、赤ちゃんと犬を数ヶ月離して暮らして我が家に戻ると、家の主役が犬から赤ちゃんになってしまっていて、愛犬が混乱したり拗ねてしまう可能性があります。
犬から赤ちゃんを守りながら犬の生活環境を大きく変えないためには、犬用のゲートを使って赤ちゃんと犬を別の部屋で生活をし、少しずつ顔を合わせる時間を増やしていくようにするという方法があります。
この方法で時間をかけて距離を少しずつ縮めていくと、赤ちゃんが飼い主さんにとって大切な存在であることを理解していきます。すると犬も赤ちゃんを受け入れるようになってきます。
飼い主さんが一緒にいる時には、犬のゲートを使うことで、赤ちゃんのいるスペースと犬のスペースを分けることができます。また、赤ちゃんの睡眠中や飼い主さんが赤ちゃんのいる場所から離れる時にも、犬を犬のスペースに移動させ、赤ちゃんと犬をきちんと離すことができ、飼い主さんも安心して、赤ちゃんから目を離すことができます。
最初は落ち着かない様子を見せる愛犬も、徐々に理解し落ち着いて、状況を把握していきます。
おすすめ犬用ゲート3選
犬用のゲートの必要性をお伝えしてきましたが、これからはおすすめのゲートについて紹介していきます。
犬用のゲートといっても、いろいろな種類やデザインのゲートが販売されています。タイプ別に見ていきましょう。
◆おすすめ犬用ゲート3選①置くだけタイプ

場所に合わせて簡単幅調節!側面パネルが可動するので、しっかり間仕切りできます。ゴム脚付きなので、ズレにくく床をキズつけません。

自立する置くだけタイプのゲートです。使いやすくどこにでも間仕切りができます。
また、この商品はドア付きなので、通るたびに犬用のゲートを移動させる必要がありません。設置したい場所に合わせやすく設計されていて、側面のパネルで幅の調整ができます。
両サイドが折れて角度調整ができるので、犬が通り抜けをしようとしても通り抜けができないように工夫されています。
◆おすすめ犬用ゲート3選②つっぱり棒タイプ

ックなカラーとデザインがスタイリッシュな空間を演出。サイズ調節可能。おくだけタイプと固定タイプの2WAY。またげる高さのロータイプ。

柱や壁を傷つけることなく設置ができ、取り付けも簡単なつっぱり棒タイプのゲートです。
キッチンの入り口や他の部屋との間仕切りに使ったり、階段の登り口に設置できたりと、汎用性の高いゲートです。また玄関に続く廊下に設置すると脱走防止になります。
収納スペースを取らないので、一つ家にあるとお客様が来られた時や飼い主さんが家を開ける時だけ使用するという使い方もできます。
◆おすすめ犬用ゲート3選③ドア付きタイプ

足でペダルを踏むだけで開けられます。(前後どちらでも可)

ゲートの中でも人気のドア付きタイプのゲートです。
今回紹介する商品は、足でも手でも簡単にオープンができるドアが特徴です。また前後どちらからも開けられ、開け閉めが楽にできストレスフリーです。
台所前に設置するのがおすすめで、お鍋や配膳の時に、手がふさがっている時でもスムーズにゲートを通ることができます。
さらに開放キープもできるので、キッチンで作業をしていない時には、開放した状態にもできます。この商品は高さがあるので、小型犬だけでなく中型犬にも使え、脱走防止にもなります。
犬のゲートに関するまとめ
大切な家族である犬が、怪我をすることなく安全暮らすためには、犬用のゲートは大切なアイテムの一つです。
犬のために安全な環境を整えて、その中でルールを決めて暮らすことで、犬は成長していきます。これから犬を飼おうと思っている方や、すでに犬を飼っている方も、犬用のゲートを使って、家の中の環境を整えてあげてくださいね。
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