1.犬のうんちの捨て方
1-1.犬のうんちの捨て方①トイレに流す
1-2.犬のうんちの捨て方②燃えるゴミで捨てる
1-3.犬のうんちの捨て方③土に埋める
1-4.犬のうんちの捨て方④燃やす
2.犬のうんちを捨てるまでどうする?
2-1.犬のうんちを捨てるまで①専用ごみ箱を使う
2-2.犬のうんちを捨てるまで②うんちのにおいを抑えるゴミ袋を使う
【掲載:2019.09.29 更新:2020.09.21】
犬のうんちの捨て方
とりあえずトイレに流したり、燃えるごみに出したりしているけれど、においや雑菌などが気になる、でも他の人に聞くものではないし…とモヤモヤしている愛犬家は意外と多いもの。
犬のうんちの捨て方には、どのようなものがあるのでしょうか。
まず、お住まいの自治体や集合住宅などによって、ペットのフンの処理の仕方が違いますので、調べてみることをお勧めします。
多くの自治体が大きく分けて「トイレに流す」か「燃えるゴミで捨てる」になるかと思います。
◆犬のうんちの捨て方①トイレに流す
愛犬が散歩中にうんちをしたらきちんと持ち帰り、トイレに流して処理してしまうのが、においも気にならずお手軽です。
ただ、トイレに流す捨て方には、様々な注意が必要です。
例えば、東京都世田谷区のホームページでは、「散歩には必ずフン処理の道具を携行し、フンは必ず持ち帰り、小石等を取り除いてトイレに流してください。」と明記しています。
参考:https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kurashi/006/001/001/d00021388.html
散歩中などに犬が外でしたうんちには、トイレに流すはずのないものが付いてしまう場合があるのです。
また、ドライフードを食べる犬のうんちは、人間のものより固くなりますし、多頭飼いや大型犬のうんちなどは、一度のトイレで流す想定量を超えてしまうことがあります。
犬のうんちでトイレを詰まらせたり傷つけたりして思わぬ出費という話を聞いたことはあるでしょうか。集合住宅では下の階への漏水や弁償などということも起こるのです。
お住まいの自治体などの指示に従い、ペットシーツの上でしたうんちをだけを少量ずつ流すのであれば大きな問題はありませんが、注意が必要ということになります。
◆犬のうんちの捨て方②燃えるゴミで捨てる
うんちは袋に入れて、燃えるゴミの日に捨ててしまえば大丈夫。と言いたいところですが、これも、先ほど「トイレに流す」の項目でお話ししたように、自治体によって対応が異なるため、絶対に正しいとは言えません。
例えば宮城県仙台市では「紙で包むか、ビニール袋に入れてから、家庭ごみ指定袋に入れてください。」と書かれていますので、正しい捨て方であると言えます。
参考:http://www.city.sendai.jp/haiki-shido/kurashi/machi/genryo/gomi/wakekata/kategomi.html
もちろん、外に生ごみや犬のうんちなどを置けるお宅ばかりではないし、犬のうんちは毎日出るけれど、ゴミ収集は毎日ではありませんよね。
多くの飼い主さんが、犬のうんちを家の中で保管しなければならないことになります。
においや雑菌が気になるところですが、消臭剤をたくさん使うのは愛犬の健康が心配ですし、カラスなどがつつくことを考えると、ごみ袋を外に放置しておくわけにもいきません。
捨てることが可能であっても、飛び散らないように厳重に袋に入れたり紙で包んだり、うんちの捨て方は、意外と面倒なことが多いですよね。
◆犬のうんちの捨て方③土に埋める
自然のものだから、土に還るだろうし、肥料になるかもしれない、と犬のうんちを自宅の庭先の土に埋めるのはどうでしょう。とてもエコに見えますが、実はこの捨て方にも注意が必要です。
犬は毎日うんちをしますので、庭のすみに少し穴を掘って土をかけたくらいでは、決して埋めきれません。さらに、腐敗もしますので、においやハエなどの発生は避けられない問題です。
もし、犬が寄生虫などを持っていた場合、他の犬や人間に感染ということも起こりますので、きちんと検査を受けることが絶対です。
これらをクリアし、においを気にせず使える大きなコンポスターがあったり、広いお庭に深い穴を掘ることができたりするご家庭であれば、犬のうんちを土に埋め、分解して処理することもできます。
ただし、犬の散歩中に道路や花壇などに埋めてしまうのは絶対にやめてください!
例えば、大阪府枚方市では「飼い主等は、犬のふんを放置してはならない」と条例で定めていますし、所有地以外で違反した場合「2万円以下の罰金」としています。
参考:https://www.city.hirakata.osaka.jp/0000004053.html
もちろん、犬のうんちは「廃棄物」ですので、お散歩中に埋めてしまうのはゴミのポイ捨てと同じですので、必ず持ち帰りましょう。
◆犬のうんちの捨て方④燃やす
昔は、自宅で出たごみを、小さな焼却炉や野焼きなどで燃やして処理するのは珍しくありませんでした。
広い敷地や畑があるお家では、現在も犬のうんちをちょっとしたごみと一緒に自宅で燃やしてしまうことがあるかもしれません。
しかし、現在では環境や安全性への配慮から、キャンプファイヤーやたき火などを除き、自宅で物を燃やすこと自体が、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」で厳しく規制され、一般的に難しくなっています。
参考:https://www.env.go.jp/recycle/waste/laws.html
法律の範囲で燃やすことは不可能ではありませんが、この捨て方は原則として避けるべきだと言えるでしょう。
犬のうんちを捨てるまでどうする?
さて、犬のうんちや汚れたペットシーツを捨てようと思っても、大抵は室内で、燃えるゴミの日まで保管しなければなりません。においや雑菌の対策はどうしよう、という方も多いはずです。
そんな時は、専用の商品に頼ってしまうのもお手軽です。
◆犬のうんちを捨てるまで①専用ごみ箱を使う
しっかり袋にいれて、包んで捨てたはずなのに、ごみ箱の蓋を開けるたびに嫌なにおいが…という経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
ペット専用の排泄物のごみ箱は、うんちのにおいや雑菌をしっかりシャットアウトしてくれます。
●パッドロッカー
手を汚さずにその場でポイッ「臭い」「雑菌」を強力シャットアウト
ふたを開けて、使用済みのペットシーツをそのまま捨てるだけでOK。ペットシーツを一つずつ袋に包む必要はありません。
トイレバケツ内には最大12枚のシーツを捨てることができ、最長2週間溜めておくことができます。大容量なので、多頭飼いをしている方や忙しい方に嬉しいですね。
●デオポット
消臭・抗菌・防臭までできるペットシーツ処理器。お部屋に置いてもにおわない。雑菌の繁殖を抑え、とても清潔です。
消臭だけでなく、抗菌・防臭の優れものです。雑菌の繁殖を抑えてくれるので、室内に置いてもにおいがせず、衛生的で安心です。
専用のカセットがついていて、処理できるのは1つのカセットでペットシーツ180枚分というから驚きです!カセットには、お得な詰め替えパックもあります。
毎日使うものですから、長く使えて安心なのは魅力的ですね。
◆犬のうんちを捨てるまで②うんちのにおいを抑えるゴミ袋を使う
5層構造の特殊フィルムでニオイ・雑菌を強力ブロック!外出先でもニオイを気にする心配はないので、お散歩やドライブに安心。生活ゴミにも使えます。
とてもコンパクトな箱型!(特許出願済)
お散歩に行くときはもちろん、お出かけをするときも、犬を連れているときにはうんちを入れる袋を持っているのが常識ですね。
スーパーの袋や新聞紙を持ち歩き、においが漏れたり、最悪の場合は破れてしまったり、といったことは長年犬を飼ったことのある人なら一度は経験しているのではないでしょうか。
そんな時の救世主になる、うんち処理専用のバックがあります。におい・雑菌を防ぐ5重構造で安心ですので、犬のうんち以外にも、赤ちゃんのおしめやお弁当の生ごみなど、お出かけに重宝しそうです。
犬のうんちを入れるごみ箱が臭うときの掃除方法
ごみ箱を長く使っていると、どうしてもにおいがついてしまうもの。次にご紹介するのは、ごみ箱の掃除方法と、注意が必要なものです。
◆アルコールスプレーは厳禁
掃除方法をお伝えする前に、犬を飼っているご家庭では使用の際に注意が必要なものがあります。それは、人間にとって除菌に便利で安全な「アルコールスプレー」です。
実は、アルコールスプレーの使用には思わぬ落とし穴があります。
人間は多くの場合肝臓でアルコールを処理できますが、犬はアルコールを処理できる酵素を持っていないといわれているのです。特に小型犬の場合は少量を舐めても命にかかわります。
また、直接触れなくても、強烈なアルコール臭は、鼻の良い犬にダメージを与えます。
酔っぱらって帰ってきただけでも、愛犬の対応が冷たいという経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
◆ごみ箱の掃除方法
重曹やクエン酸を使ってお掃除をすれば、犬にも人間にも安全です。重曹はうんちのにおいに、クエン酸はおしっこのにおいを落としてくれるので、どちらもあると便利です。
もちろん、「食品」表示のものを使うのが安心ですね。
●重曹
様々なお掃除に活躍する重曹スプレーは、ぬるま湯500mlに重曹を大さじ1でよく混ぜ合わせれば完成です。
これをごみ箱の内側に吹き付け、その後固くしぼった布などでよく拭くと、うんちのにおいだけでなく、毛や皮脂のにおいまで落とすことができます。
においが強い時は、トイレの内側にペースト状にした重曹を塗って30分ほど放置、その後こすって洗い流すのが効果的です。
●クエン酸
こちらはおしっこのアンモニア臭に抜群によく効きます。重曹で掃除した後、水200mlにクエン酸を5gほど溶かしたクエン酸スプレーをまくと、中和してざらつきもなくなりますよ。
このスプレーは犬が粗相をしてしまった時のにおい取りにも使えます。
ごみ箱からおしっこのにおいがする場合は、クエン酸スプレーをいらなくなった布などにしみこませて、まんべんなく拭きましょう。
においが強い時は、水洗いしてから先ほどの倍量のクエン酸を溶かしたぬるま湯でこすり洗いして、さらに水で流せばすっきりします。
犬のうんち処理に関するまとめ
以上、犬のうんちの捨て方と、捨てるまでの保管方法と便利グッズ、そして困ってしまううんちを捨てたごみ箱のにおい対策について解説してきました。
まとめると、
・犬のうんちの捨て方は自治体によって異なるので、まずはホームページなどで確認。
・トイレに流す時は量や異物、燃えるごみで捨てる時にも保管や出し方に注意が必要。
・うんちを家の中などで保管する際ににおいが気になる場合は、専用のごみ箱やごみ袋に頼るのもおすすめ。
・うんちのにおいが気になるごみ箱を掃除するときはアルコール除菌グッズを使わず犬に優しい重曹やクエン酸を使って。
となります。
皆さんと大切な愛犬との生活が、より快適なものになれば幸いです!
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