ゴールデンレトリバーは性格までかわいい?

2019.12.12

ゴールデンレトリバーは性格までかわいい?

ゴールデンレトリバーと言えば大型犬を代表するほどの大人気の犬種。 見た目が優しいのはもちろん、内面もかわいいワンちゃんです。 ゴールデンレトリバーの性格と大型犬の魅力に迫っていきます!

大人気の大型犬種「ゴールデンレトリバー」ってどんな犬?

ゴールデンレトリバーの子犬

出典:ペットの専門店コジマ

「大型犬と言えば…?」と聞くと、ゴールデンレトリバーの名前をあげる人は多いのではないでしょうか。
日本では小型犬人気が強く、人気犬種ランキングの多くは小型犬ばかりかもしれません。
でも、そんななかでも大型犬のゴールデンレトリバーの名前が登場することもあり、大型犬種のなかでは、もっとも知名度があって、人気も高いワンちゃんと言えるでしょう。

まずは、ゴールデンレトリバーをパッと見たときに感じる魅力ポイントを紹介していきます。

◆包容力たっぷりの大きな体

大型犬のゴールデンレトリバーは、小型犬と比べると何倍もの大きな体が特徴的です。
成犬になった時の標準が25~35キロほどと、ズッシリと重みがあります。
人間の子供と同じくらいの大きさです。
そんなゴールデンレトリバーの大きな体に触れているだけで、包み込まれるような感覚になりそうです。
存在感のある体つきで、近くで一緒にいるとホッとした気持ちになることでしょう。

寄り添っているとゴールデンレトリバーの体全体から伝わってくる体温で、心まで温まりそうですね。
テレビを見ているとき、本を読んでいるとき、家族で団らんをしているとき…、いつでもゴールデンレトリバーの存在感に癒されるかと思います。

◆温かな色合いのサラサラの毛

日本のなかでよく見かけるゴールデンレトリバーは、まさに“ゴールド”色。
とても美しい被毛ですよね。
金色のゴールデンレトリバーが日本には多いので、「ゴールデンレトリバー=金色」というイメージがあるのかもしれません。

実は、ゴールデンレトリバーには、金茶系の毛色を持つ「アメリカンゴールデン」、白系の毛色を持つ「イングリッシュゴールデン」と2つの系統があります。
アメリカンゴールデンの毛色は、「明るい金色」「茶色に近い金色」とさまざまですが、パッと見たときに光り輝くサラサラした被毛が特徴的です。
イングリッシュゴールデンの方は、白色やクリーム色の被毛で、少しウェービーな印象。
どちらのタイプにしても、温かな色合いの長毛が魅力的です。

◆つぶらな目元にキュンとくる

ゴールデンレトリバーのつぶらな瞳は、微笑んでいるような優しい印象です。
体が大きい割に瞳は小さく感じますが、親しみのある雰囲気です。
話かけると「な~に~?」と言いたげな丸い目元でこちらを見つめてきます。
その表情がとてもかわいらしく、キュンとする人が多いのではないでしょうか。

◆垂れた耳で優しい印象

体が大きい大型犬のなかには、立ち耳で凛々しくワイルドな風貌をしている犬種もいます。
ゴールデンレトリバーは、体は大きいけれども見た目はソフトな感じ。
垂れた耳のおかげか顔全体が丸くなり、優しい印象です。
口をあけたときには、まるで微笑んでいるかのようにも見え、それがとってもかわいいですね。


内面まで超かわいい!ゴールデンレトリバーの性格

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大型犬と言えば、「頼りがいがありそう!」「運動量が多そう!」と、体の大きさから少しアクティブなイメージを持たれやすいかもしれません。
ゴールデンレトリバーには、見ただけでは分からない「内面」の魅力がたくさんあります。
良い意味でのギャップもあって、その性格に惹かれる人も多いでしょう。
ゴールデンレトリバーの「かわいい♪」と思える性格に迫ってみましょう。

◆その1:社交性が高くフレンドリーな大型犬

ゴールデンレトリバーの成犬になったときの体重を考えると、人間の子供並みの大きさです。
その大きな体が第一印象となって、小型犬と比較されて「怖いのでは?」「近寄りがたい…」と思うかもしれません。

しかし、ゴールデンレトリバーは人間に対してとても友好的。
見知らぬ人に対しても、「自分に危害を加える人ではない」と分かれば、「ガゥ~ガゥ~!」と唸ることも、あまりないでしょう。
体は大きいですが、人に対しての警戒心は少なめで、番犬的な活躍はあまり期待できないかもしれませんね。
むしろ、自分から仲良くなろうと頑張ってくれます。
その姿がとてもかわいいですね。

◆その2:賢い知能でしつけも難なくクリアできる

ゴールデンレトリバーは、頭が良く、人間の言うことを理解してくれる頭脳を持っています。
社会性も高いので、飼い主さん以外の人とも上手にコミュニケーションを取ることができます。
そんな頭脳派のゴールデンレトリバーは、警察犬や盲導犬、介助犬として活躍しています。
ゴールデンレトリバーが働く姿を見ていると、誰かのために動くことに喜びを見出している気持ちが伝わってきます。

持ち前の知能とサービス精神の高さで、飼い主さんからのしつけも頑張って覚えてくれる姿が健気でホッコリしますね。

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◆その3:我慢強いお利口さん

家庭で暮らすワンちゃん達は、我慢しなければならないシーンがたくさんあります。
特に、「人間の子供と過ごす」「ほかの犬たちと遊ぶ」など、子供達との関係や多頭飼いで問題行動を起こすワンちゃんも多いものです。
「自分の方が強いんだぞ!」と優位に立ちたがり、ついつい“我”を見せてワイルドに変貌するワンちゃんもいますよね。
犬の本能的な部分なので仕方がないのかもしれません。

でも、基本的にゴールデンレトリバーは温和で、自分からケンカをしかけることはあまりないでしょう。
体は大きいけれど優しいため、人間の子供たちの良き遊び相手になってくれたり、他の犬との暮らしでも仲間意識を持ってフレンドリーな対応をしてくれるようです。
人間目線で見ると「我慢強いワンちゃんだな~」と見えるかもしれません。
それは、ゴールデンレトリバーが賢く、「自分から事を荒立てたくない」とう平和主義な犬だからなのでしょう。
温和で平和的なゴールデンレトリバーを見ていると、本当にかわいらしいですね。

◆その4:天真爛漫で明るい

使役犬として活躍しているゴールデンレトリバーが多いため、「ゴールデンレトリバーは大型犬なのにおとなしい」とイメージすることでしょう。
確かに、ゴールデンレトリバーは穏やかな性格をしています。

しかし、実は、本来のゴールデンレトリバーは、とても天真爛漫で無邪気系の性格をしています。
そもそも子犬の頃には分からないことだらけで、はしゃいでしまうゴールデンレトリバーも多いかもしれません。
まだ体が小さいので、「無邪気でかわいいな」と天真爛漫をプラスに考えてしまいそうです。
大人になるにつれて、飼い主さんとの関係性や教わったことを習得し、家庭のなかでもペットとして扱いやすい性格へと定着してくれるようです。

体が大きくて運動量が多い犬種のため、日常的な散歩が欠かせません。
もともと鳥猟犬だったことから、 獲物を捕まえることに見立てた「ボール遊び」「フライングディスク」などの自由に動き回れる遊びも大喜びです。
ボールを遠くに投げると、回収しようとダッシュする無邪気なゴールデンレトリバー。
一緒に遊ぶと喜ぶと、ハイテンションになったゴールデンレトリバーの様子が見られます。
大人になっても、運動や遊びに対する天真爛漫度は健在です。
「飼い主さんと一緒に楽しんでいる!」を実感しているゴールデンレトリバーの表情を見ていると、こちらまで温かな気持ちになってくることでしょう。

◆その5:「尽くす」タイプでとても健気…

お伝えしたように、ゴールデンレトリバーは社交的で賢いワンちゃんです。
ゴールデンレトリバーにとって、大好きな家族のために尽くすのは「喜び」。
むやみに敵対心を見せて空気が悪くなるようなことは好みません。
「自分が友好的に振る舞うと家族も喜んでくれる、そんな雰囲気は居心地が良い」…と、そこまで洞察できるような賢い犬なのかもしれませんね。
飼い主さんと一緒の遊びやトレーニングもこなします。

課題をクリアして褒められたときのゴールデンレトリバーの喜び方は、無邪気でとてもかわいらしいです。
飼い主さんからの「愛」を実感すると、一緒に過ごすうちに飼い主さんへの気持ちがしっかりした愛情になります。
献身的に振る舞う健気な様子は、本当にかわいいものです。


大型犬ならではの魅力がたっぷり!

さきほども触れましたが、大型犬のゴールデンレトリバーは、小型犬にはない魅力があります。
小型犬の場合、抱っこもしやすく、「守ってあげたい」という気持ちで飼う人が多いかもしれません。
ゴールデンレトリバーのような大型犬は、大きな体で頼りたくなるような佇まい。
逆に「守ってほしい」と思えるような存在感が魅力ではないでしょうか。

小型犬のように簡単に抱っこできるほど軽くないですが、腕を大きく回せば「ギュッ」と抱きしめて温かさを感じることもできます。
大型犬の方が温和だという声もよく耳にします。
実際、ゴールデンレトリバーは人間のために働くことが好きなサービスドッグとして、さまざまな分野で人と上手くコミュニケーションを取っています。
健気にかわいらしく働くゴールデンレトリバーの様子を見て、元気をもらったり、癒されたりと、たくさんの人々の心に溶け込んでいる素敵なワンちゃんと言えるでしょう。
ペットとして一緒に暮らせば、大型犬ならではの生活が楽しめそうですね。

ペットの専門店コジマでの参考価格は、15万円~20万円程度となっているようです(2019年12月現在)。


ゴールデンレトリバーの子犬と出会うには…

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ラブラドールレトリバーとは違う犬種

ゴールデンレトリバーと同じくらい人気の大型犬として、ラブラドールレトリバーがいます。
名前が似ているのはもちろん、見たときの印象もだいぶソックリ!!
違いについてハッキリと分からないという人もいるかもしれません。

ゴールデンレトリバーとラブラドールレトリバーを見分けるときには、「長毛か?短毛か?」を主に見るといいでしょう。

ゴールデンレトリバーは、長毛種なので、「ふさふさ」「サラサラ」「モフモフ」といった毛並みが特徴的です。
一方のラブラドールレトリバーは、スッキリと細長に見える短毛種。
体型や大きさは両者ともそれほど違いがないのですが、毛の生え方で見た目が少しばかり違って見えるかもしれませんね。

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しっかりと愛を注ごう!

基本的に、ゴールデンレトリバーは温和でかわいらしい性格をしています。
しかし、必ずしもそうではないケースも。
人間に対して警戒心を持ってしまう小心者タイプ、ほかのワンちゃんと上手く関われない一匹狼タイプ、飼い主さんよりも強がってしまう狂犬タイプ…など、攻撃的な性格のゴールデンレトリバーもいるようです。

「留守番が多くて寂しい」「外で飼われて散歩以外の時間が退屈」「運動不足でストレスが溜まっている」という理由があるかもしれません。
または、可愛がり過ぎてしつけを少しサボってしまったことが原因のこともあるでしょう。
飼い主さんが愛情を与えているつもりでも、それが伝わっていないかもしれません。

本来、頭が良く賢いワンちゃんなので、じっくりと向き合うことで、飼い主さんからの愛を真っ直ぐに受け止め、家族に対して寄り添ってくれる素敵なパートナーになるかと思います。

しつけるときに、「強くしつけるとかわいそう」と思うことがあるかもしれませんが、しつけも愛情のうちです。
ゴールデンレトリバーが持っている良い部分を上手く引き出してあげたいものですね。


まとめ

ゴールデンレトリバーは、外見だけはなく、性格までかわいいことが分かりましたね。
優しい顔立ちで、見ているだけでも心が和むような、そんな不思議な魅力を持っているワンちゃんです。

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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!


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