1.シーズーは1色?2色?
2.パーティー・カラーのシーズー
2-1.ゴールド&ホワイト
2-2.ブラック&ホワイト
2-3.グレー&ホワイト
3.単色(ソリッド・カラー)のシーズー
3-1.ブラック
3-2.ゴールド
3-3.グレー
3-4.ホワイト
3-5.ブラウン
シーズーは1色?2色?
日本でよく見るシーズーは、パーティー・カラーという柄をしています。パーティー・カラーは、白黒など2色の毛色のことを指します。アメリカから日本へやってきたためアメリカ系と呼ばれることがあり、小柄でかわいらしい見た目をしていることも特徴です。
反対にヨーロッパでは、黒・白・茶色などの1色(ソリッド・カラー)のシーズーが主流です。骨太で筋肉質、がっしりとした見た目が特徴です。アメリカ系よりヨーロッパ系の方が身体も少し大きいので、毛色以外にもからだの特徴で選ぶこともできますよ。
パーティー・カラーのシーズー
パーティー・カラーは、ブラックやゴールドなどの差し色が目・耳のまわりや背中・しっぽに入っています。その他の部分はベースカラーであるホワイトです。
毛柄は、おでこから鼻にかけてV字を描くようにホワイトが入っている場合が多いですが、額と鼻のまわりだけに丸くホワイトが入っていることもあります。班の大きさや色の濃さもさまざまなので、毛柄・毛色の多さがシーズーの個性と言えますね。
◆ゴールド&ホワイト
日本で1番人気のある毛色です。ゴールドが想像しづらい場合は、ブラウンを想像するとわかりやすいでしょう。シーズーの可愛らしさが全面に出る、やわらかく可愛らしい雰囲気の組み合わせです。
ゴールドといっても濃淡によって色が異なり、それぞれ呼び方も付いています。最近は淡い毛色のシーズーが人気のようです。
・レッドゴールド
赤褐色がつよいゴールドです。色が濃く、ゴールドの中ではホワイトとのコントラストが目立つ毛色です。
・オレンジゴールド
その名のとおりオレンジ寄りのゴールドです。レッドゴールドと並ぶと黄色に近いゴールドのようにも見える綺麗な毛色です。
・ハニーゴールド
オレンジゴールドをさらに淡くしたような毛色です。パステルカラーのような白に近いゴールドで柔らかな印象が特徴です。
・マホガニーゴールド
白色がかったブラウンのようなゴールドです。ホワイトと相まってシックな雰囲気が素敵な毛色です。
毛色は親犬から遺伝するものですので、親犬も見せてもらえると良いですね。
◆ブラック&ホワイト
差し色のブラックがはっきりとしたタイプです。ホワイトとのコントラストが美しく、シーズーの可愛らしい顔立ちがよりハッキリとします。また、快活な性格にも良く似合う毛色です。
ブラックとホワイトの割合や色が出る場所には個体差があります。背中がほとんどブラックのシーズーもいれば、丸くブラックの班が浮かんでいるシーズーもいます。個性豊かなシーズーの魅力の1つですね。
◆グレー&ホワイト
ブラック&ホワイトの派生で、黒の色素が薄まった毛色です。黒に近いグレーから白に近いグレーまで濃淡は個体によってさまざまです。白に近いグレーを持つシーズーは、他のパーティー・カラーのようにホワイトとの境目はハッキリしていませんが、優雅な雰囲気がとても素敵ですよ。可愛らしさより洗練された雰囲気が好みの方は要チェックです。
ただし、グレー&ホワイトのシーズーの頭数はあまり多くありません。扱っているブリーダーさんの数が少ないためです。タイミングよく出会えたら運が良い、くらいに思っておきましょう。
単色(ソリッド・カラー)のシーズー
冒頭でもご説明したように、ソリッド・カラーのシーズーは日本ではとても珍しいです。しかし顔立ちはシーズーそのもの。単色のシーズーもいるんだ!と驚かれることもありますが、ソリッド・カラーならではの
◆ブラック
シーズーは目も黒いため、毛色がブラックだと本当に真っ黒です。そこからチラっと見えるピンクの舌がとても可愛らしいですよ。
口周りを伸ばしても前髪をちょんまげのように結んでも、ブラックだと少しスタイリッシュに見えるから不思議です。毛並みを整えておけばツヤが出やすいため、顔に光が反射しておでこがキラっと光るのもブラックの特徴でしょう。
◆ゴールド
ゴールドなので優しい雰囲気もありつつ、ソリッド・カラーならではの優雅さも持ち合わせています。
ゴールド&ホワイトでご紹介したように、ゴールドには様々な色合いがあります。サラサラなゴールドの被毛と言えばゴールデンレトリバーが有名ですが、シーズーも毛を伸ばせば似たような毛並みになりますよ。
◆グレー
からだ全体がグレーの被毛でおおわれているシーズーはミステリアスな雰囲気です。
グレーで口ひげのある犬種と言えばミニチュアシュナウザーです。色の雰囲気はミニチュアシュナウザーと考えるとイメージしやすいのではないでしょうか。シーズーは顔ペチャで目がクリクリとしているため、可愛らしさは残したまま少しスタイリッシュな見た目になります。
◆ホワイト
ホワイトのシーズーは純白で活発な印象になります。まっしろなモコモコの毛から黒くてパッチリした目がのぞいていて、とても愛らしいですよ。
成長とともに他の色が出てくることもあります。成犬になっても他の色が混ざってほしくない場合はまず親犬を確認しましょう。また血統書を持っているわんちゃんを探すことがポイントとなります。
◆ブラウン
ブラウンは親しみやすく優しげな雰囲気です。ブラウンもゴールドと同じく濃淡によってさまざまな色合いがあります。雰囲気がかなり変わるため、探す際は「明るめのブラウン」や「チョコレート色のブラウン」など具体的に伝えた方がよいでしょう。
近年人気上昇中!ブリンドルってどんな色?
ブリンドルは、ブラックベースにレッドゴールドのようなブラウンが混ざっている毛色です。元々はフレンチブルドッグによく見られますが、近年シーズーでもブリンドルの人気が高まってきています。
眉毛や耳先、しっぽ、足先など身体の中でもブラウンが多い場所と少ない場所があります。ブラックとブラウンの割合や出現する場所は、他のシーズーと同じように個体によって異なります。中にはブリンドル&ホワイトになるシーズーもいます。
不思議な毛色と可愛らしいまなざしに心を射止められる飼い主さんが多いようですね。ショップではあまり見かけないので、気になる方はブリーダーさんを探してみると良いでしょう。
他にはどんな毛色がある?
パーティー・カラー(2色)やソリッド・カラー(1色)以外にも、3色やそれ以上の色が混ざっているシーズーもいます。顔周りはグレー、耳はゴールドとブラウン、足先はホワイトなど場所によって出現する色が違うのです。すべての色が映えるようなトリミングは難しいですが、それも楽しみの1つになりますね。
また、パーティー・カラーでも斑が小さくて数の多いシーズーもいます。まるでチョコチップアイスクリームのような可愛らしい柄です。短くトリミングした方が柄も映えますし、お手入れも楽になるので一石二鳥ですね。
成長とともに色が変わる?
シーズーの毛色は成長とともに変化します。これは成長による変化の1つです。シーズーの他にもチワワやパピヨンも毛色が変化しやすい犬種として知られています。
濃いブラウンが特徴だったシーズーの子犬がクリーム色になったり、逆に色素の薄い子犬がハッキリとした色になることもあります。濃淡の変化はどちらもありえますが、シーズーは「大人になると毛色が濃くなる」場合が多いようです。
シーズーは毛色の変化も楽しめる犬種です。変化を心配せず、ちゃんと大きく成長していると思ってやさしい目で見守ってあげてくださいね。
どのシーズーでも日本で出会える?
パーティー・カラーのシーズーはペットショップやブリーダーさんから購入することができます。しかし、ソリッド・カラーのシーズーがほしい!という方はヨーロッパから取り寄せる必要があります。国内にいるシーズーのブリーダーさんが育てているのが、ほとんどパーティー・カラーのシーズーだからです。
どうしてもソリッド・カラーのシーズーがほしい方は、ヨーロッパにいる知り合いにペットショップを見てもらったり、旅行をかねてシーズー探しにいってみましょう。
シーズーを日本で入手するとしたらどこ?
日本国内でシーズーを入手するには3つの方法があります。ペットショップ、ブリーダー、保護犬です。保護犬から探すとなかなか好みの毛色のシーズーには出会えないかもしれませんが命を1つ救えることになります。ペットショップ、ブリーダーにもそれぞれメリットがありますよ。
◆ペットショップ
ペットショップではワクチン接種やペット保険など子犬を安心して迎えるためのオプションサービスが幅広く揃っています。これらを利用すると値段が高くなることがありますが、安心を買うと思えば良いでしょう。
また、シーズーを飼うと決めた際に必要なものを一通り揃えられるのもメリットでしょう。シーズーならではの注意点を聞きながらグッズを揃えられると安心ですよね。
全てのショップにシーズーがいるわけではいため、あらかじめネットで店舗を調べておくと便利です。
◆ブリーダー
ブリーダーさんの元へ行くにはまず予約をとる必要があります。しかし、少人数で迎え入れてくれる分丁寧にシーズーのことを教えてくれるでしょう。産まれ育った生活環境を知れるので、社会性のあるシーズーになりそうかどうかも判断できますよ。
また、シーズーの親犬も見せてもらえれば子犬が将来どのような毛色になるのかイメージしやすいというメリットがあります。
ブリーダーさんの中にはペットショップと同じように予防接種やペット保険をかけている方がいらっしゃいます。引受元によって値段は異なるため、確認しておきましょう。
◆保護犬
さまざまな理由で保護されている犬がたくさんいます。中にはもちろんシーズーもいます。保護されてから時間がたつと殺処分の対象となってしまいます。保護犬を引き受けることで命を1つ救うことができますよ。
保護犬はほとんどが成犬のため、性格がすでに形成されています。多くの保護犬の中からシーズーを見つけたうえで性格が合うか確認する必要があります。さらに毛色にこだわるとなると、飼いたいと思うシーズーと出会うのは難しいでしょう。
毛色にこだわりがある方はペットショップで数を見ることをオススメします。
まとめ
シーズーの毛色は全種が認められています。日本やアメリカで多く見られる2色のパーティー・カラー、ヨーロッパで主流な1色のソリッド・カラー、最近人気に火が付き始めているブリンドル。さまざまな毛色がいるため、あなたが気に入るシーズーもきっといるでしょう。また、シーズーは成長と共に色が変化することもご紹介しました。子犬の頃からの変化を一緒に楽しめるというメリットもシーズーにはあります。ぜひ、一生を共にするお気に入りのシーズーを見つけてくださいね。
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