パピヨンとポメラニアンのMIX!?ポメヨンでどんな犬?

2020.06.12

パピヨンとポメラニアンのMIX!?ポメヨンでどんな犬?

近年メジャーになってきたミックス犬。中でもパピヨンとポメラニアンのミックスである「ポメヨン」が可愛らしいと人気です。この記事ではポメヨンの魅力や特徴、飼い方、しつけ、お手入れについてご紹介します。

【目次】
1.ポメヨンの魅力

2.ポメヨンの性格は?
 2-1.◆パピヨンの性格
 2-2.◆ポメラニアンの性格は?
 2-3.◆◆気になるポメヨンの性格は?

3.ポメヨンの特徴や寿命は?
 3-1.◆ポメヨンの大きさ・特徴
 3-2.◆ポメヨンの毛色
 3-3.◆ポメヨンの寿命

4.ポメヨンに適した環境とは?

5.ポメヨンの散歩量は?

6.ポメヨンの散歩量は?

7.ポメヨンは、どんなお手入れが必要?

8.ポメヨンの被毛のお手入れ
 8-1.◆ポメヨンのトリミング
 8-2.◆シャンプー&リンス
 8-3.◆ブラッシング

9.ポメヨンは飼いやすい?

10.ポメヨンのしつけ、どうする?
 10-1.◆信頼関係を築こう
 10-2.◆飼い主がリーダーであると教えよう
 10-3.◆社交性を身につけよう
 10-4.◆無駄吠え対策

11.まとめ

ポメヨンの魅力

ポメヨンは、ポメラニアンとパピヨンのミックス犬です。親犬種は愛玩犬として活躍してきた歴史があるため、ポメヨンも上品な佇まいと愛嬌のある性格が魅力です。

外見も親犬の良い特徴を合わせもっています。パピヨンからは蝶々のように立った大きな耳を、ポメラニアンからはエレガントな飾り毛を受け継いでいるため「パピヨンとポメラニアンの良いとこ取り」とミックス犬の中でも人気が高いですよ。

ポメヨンの他にも「パピポメ」と呼ばれることもあります。


ポメヨンの性格は?

ミックス犬の場合、どちらの親犬の特徴が濃く出るかで性格は大きく変わります。きょうだいでも顔や毛色が違ったり、正確に大きな差があることがあります。

ポメヨンの性格の元になるパピヨンとポメラニアンの性格と合わせてご紹介します。

◆パピヨンの性格

パピヨンはとても聡明で賢い犬種です。素早く判断もでき、飼い主の指示も的確に聞くことができるのでしつけが簡単と言われています。

また、パピヨンは陽気で人懐っこく散歩や運動が大好きです。飼い主以外の人や犬にも警戒心を抱くことなく仲良くすることができます。小さなお子さんがいるご家庭でも問題なく飼えますよ。

その反面、賢さからワガママな面も見せることもあります。子犬の頃からしつけを行い、飼い主がリーダーであることをわからせることが重要となります。

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◆ポメラニアンの性格は?

ポメラニアンは友好的で活発、遊びが大好きです。好奇心が旺盛で、ポメラニアンがいるだけで場が明るくなるような性格です。

飼い主への忠誠心も高く、家族と一緒に過ごすことに喜びを感じます。甘えたがりの一面をたくさん見せてくれますが、自立心もあるため留守番もできる犬種です。

その一方、注意深い面があるので初めてみる人や物、大きな音に対して吠えることがあります。これは、ポメラニアンの起源が牧羊犬であることが関係しています。無駄吠えが習慣にならないよう子犬の頃にしつけておきましょう。

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◆気になるポメヨンの性格は?

ポメヨンも陽気で甘え上手、遊びが大好きです。これは親犬であるパピヨンとポメラニアンの両親から受け継いでいるところでしょう。走り回ったり甘えたりと可愛らしい性格をしていますよ。

また、ポメヨンにはパピヨンの賢さも見受けられます。物覚えが良いのでしつけは比較的楽に行うことができます。可愛らしいからと言って甘やかしすぎず、子犬の頃から適度にしつけを行って主従関係を築いておきましょう。


ポメヨンの特徴や寿命は?

◆ポメヨンの大きさ・特徴

ポメヨンは体高が25cm前後、体重が3kg前後で小型犬に分類されます。パピヨンもポメラニアンも小型犬のため、大きさにはあまり個体差がないようです。

被毛はポメラニアンに似ることが多いようですが、中にはパピヨン寄りなることもあります。どちらの特徴が濃く出るかは、その時にならないとわかりません。

成長が楽しみであることがミックス犬の特徴ですが、個体差が出やすいことを理解した上で受け入れるようにしたいですね。

◆ポメヨンの毛色

毛質はポメラニアン似ですが、毛色はパピヨンの特徴を受け継ぐことが多いです。ホワイト&ブラウンや、ホワイト&ブラックなどバイカラーになる確率が高いです。

◆ポメヨンの寿命

平均寿命は12~15年と、一般的な小型犬と大差ありません。パピヨンもポメラニアンも小型犬の中では長寿な犬種なので、ケガや病気に気をつけながら暮らせばポメヨンも長生きすることができるでしょう。


ポメヨンに適した環境とは?

ポメヨンは骨が細く、骨折や脱臼をしやすい犬種です。

フローリングには滑り止め防止のマットやワックスをかけましょう。大きな段差ができないよう家具を上手く組み合わせて配置することも大切です。日常生活の中でポメヨンがケガをしない環境を作ってあげてくださいね。


ポメヨンの散歩量は?

ポメヨンの散歩は1日2回30分程度です。室内でボール遊びができれば走り回ることになるので運動量としては十分ですが、外に出ることで気分転換になってストレスが解消されます。

また、関節炎を起こさないよう、なるべく段差のないコースを選んでください。たまにコースを変えることで好奇心も満たされますよ。


ポメヨンは、どんなお手入れが必要?

ポメヨンに限らず犬のお手入れはブラッシング、爪切り、歯磨き、耳掃除が基本となります。いきなり完璧にしようとすると嫌がられるので、少しずつ慣らしましょう。

爪切りや歯磨きは獣医さんに相談しながらケア用品を選ぶと良いですよ。なかなか上手くいかない場合は、講習を受けたり動物病院やトリマーに任せるのも手です。

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ポメヨンの被毛のお手入れ

ポメヨンは、ポメラニアンのふわふわの毛を受け継ぎやすいですが、ポメラニアンの特徴であるストレートの毛になることもあります。

どちらにせよ、美しい被毛と健康を保つためにはケアが必要となります。

◆ポメヨンのトリミング

ポメヨンは基本的にトリミングが必要でありません。しかし、汚れやすいところや毛玉になりやすいところは短くカットしてもらっても良いでしょう。肛門周りや肉球の間、耳の内側のムダ毛が当てはまります。

また、中にはサマーカットを楽しむ飼い主さんもいらっしゃいますよ。ただし、トリミングをするとなかなか毛が伸びないことがあります。ポメヨンの胸の飾り毛や顔周りなど残しておきたいところはトリマーにちゃんと伝えましょう。

◆シャンプー&リンス

ポメヨンがパピヨンに似ると、皮膚が弱くなります。健康的な皮膚と被毛を保つためには、2週間~1ヶ月に1回はシャンプーが必要です。

犬用シャンプーの中でも肌にやさしいタイプのシャンプーを選びましょう。毛を絡みにくくするには保湿力の高いシャンプーが良いですよ。

また、シャンプーを嫌がる犬は少なくありません。嫌な思い出にしないためにも、まずは知識を付けておきましょう。手早くささっと終わらせることがコツですよ。

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◆ブラッシング

ポメヨンの肌を傷つけないよう、先のとがったスリッカーブラシの使用は避けましょう。毛の流れを整えるコームと、先にピンボールがついたピンブラシがメインになります。

まずは毛の流れをコームで整えます。毛玉がある場合は手でやさしくほぐしましょう。絡まりがなくなったらマッサージを兼ねてピンブラシでやさしくブラッシングします。

ブラッシングはできるだけ毎日しましょう。気持ちいいと思ってもらえれば、喜んでブラッシングさせてくれますよ。

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ポメヨンは飼いやすい?

明るく家族に懐きやすい性格であること、賢くしつけがしやすいことを踏まえるとポメヨンは飼いやすい犬種であると言えます。遺伝的な病気もないので段差や肥満など基本的なことに気をつけていれば問題ありません。

噛み癖や吠え癖があってもしつけで直すことができます。基本の「待て」や「お座り」、トイレの位置もすぐに覚えられるため、迎え入れたらすぐにトレーニングを開始できます。

ただし、子犬のうちにしつけをしないと困った性格になることがあります。


ポメヨンのしつけ、どうする?

ポメヨンは賢いがゆえに、しつけをすれば従順になりますが、甘やかしてしつけをしないと飼い主より自分が上であると判断してしまいます。

◆信頼関係を築こう

まずは、信頼関係を築きましょう。ポメヨンが飼い主の元で安心して暮らせると理解することが何よりも大切です。名前を呼ぶ、なでる、アイコンタクトを取る、普段から話しかけるなど、ポメヨンが喜ぶことをしましょう。

家族のことが大好きなので、かまってもらえないとストレスになることがあります。散歩や遊び、ブラッシングなどのケアを通して愛情をかけてコミュニケーションをとってあげてください。

また、手をあげたり大声を出して叱らないようにしましょう。恐怖心が根付いて飼い主のことを警戒する原因となります。ポメヨンは褒めて伸ばしてくださいね。

◆飼い主がリーダーであると教えよう

しつけの前提として、飼い主のことをリーダーであると認識していないとポメヨンは指示を聞きません。子犬の頃から飼い主がリーダーだとしっかり教えましょう。

家に入るときや人間のイスに座るときは、必ず飼い主が先です。遊びや散歩もポメヨンの要求吠えがある時は無視し、飼い主のタイミングで誘います。ここで可哀想に思って構ってしまうと、吠えれば言うことを聞くと勘違いされてしまいます。

また、叱るポイントや褒めるポイントは家族間であらかじめ決めておきましょう。こうすることでポメヨンが悩むことなく、素直にしつけることができますよ。

◆社交性を身につけよう

人懐こいポメヨンですが、子犬の頃に家族以外と関わりがないと警戒心がとても強い性格になってしまいます。チャイムの音で吠えたり、来客時にうなったりするようになりますので、社交性はポメヨンにとって非常に重要です。

誰にでも愛嬌よく接することができるよう、子犬の頃から散歩やドッグランに連れて行きましょう。他の犬と触れ合うことで、犬間でのマナーを学ぶこともできますよ。また、様々な環境に慣れることで順応性も高めることができます。

◆無駄吠え対策

要求吠えには無視が効果的です。かまって欲しくて10分くらい吠えることがあっても、無視して飼い主の用事を済ませましょう。すると、ポメヨンは吠えても無駄であることを理解して吠えなくなります。要求吠えがなくなったら、ちゃんと待てたことをたくさん褒めてあげてくださいね。

興奮吠えには「お座り」や「伏せ」を低い声で指示しましょう。無理に落ち着かせようと声を荒げてしまったり、抱っこをすると、吠えていることを応援された!と勘違いすることになります。まずは飼い主が冷静に対処することで、ポメヨンも落ち着きを取り戻します。こちらも吠えなくなったら褒めてあげましょう。

ポメヨンは小型犬なので、子犬の頃は噛まれても痛くありません。しかし、噛み癖を直さないと成犬になってからも飼い主の手や家具を噛む癖が抜けなくなってしまいます。

「ダメ」や「NO」など怒るときに使うワードを決めておき、手や家具を噛んだタイミングで言います。これを繰り返すことで噛んだら怒られることを覚えます。

また、何かをくわえたまま離さないときは「離せ」の指示を使いましょう。同時に好きなおやつやお気に入りのおもちゃで気をそらすと効果的です。ポメヨンがくわえていたものを離した時点で褒めてあげると学習してくれますよ。

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まとめ

ポメヨンはパピヨンとポメラニアンのミックス犬で、親犬の明るく人懐こい性格を受け継いでいます。見た目もパピヨンからは蝶々のように立った大きな耳、ポメラニアンからはエレガントな飾り毛と良いとこ取りをしています。骨や皮膚は弱いですが、生活環境を整えて普段のケアを怠らなければ、病気やケガが少なく飼いやすい犬種です。遊びが大好きなので、おもちゃを使ってたくさん遊んであげましょう。

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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!


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