1.小型犬用ドッグフードを選ぶときのポイント
1.◆価格帯
1.◆原材料
1.◆ウェットタイプとドライタイプ
1.◆粒のサイズ
2.年齢別によるおすすめ小型犬用ドッグフード
2.◆パピー
2.◆アダルト
2.◆シニア
4.ドッグフードを与える際に注意すること
4.◆注意するべきアレルギー
4.◆ドッグフードを食べない時
5.小型犬の症状別ドッグフードの選び方
5.◆涙焼けが多い小型犬
5.◆アレルギーがある小型犬
5.◆肢や関節ケアに配慮したドッグフード
小型犬用ドッグフードを選ぶときのポイント
◆価格帯
ドッグフードは毎日消費するものですので、継続して与えるために選ぶときに価格帯を配慮することも大切です。
最近ではプレミアムドッグフードのように高価なドッグフードも数多く、このようなドッグフードはドライタイプで2,000円前後~(/1kg)、ウェットタイプで2,200円~(/1kg)の商品もあります。
小型犬の場合は多少価格が高くても食事量が少ないため、高価なドッグフードも継続しやすいのがメリットですが、価格が高いからといって全ての商品の品質が良いというわけではないので、ラベルの原材料などをしっかり確認して価格に見合った商品を選ぶのが大切です。
◆原材料
ドッグフードを選ぶときは、しっかりと原材料を確認しましょう。
原材料に関しては参考にするポイントが非常に多くありますが、全ての材料を確認して評価するのが難しい場合は、最低限でも動物性たんぱく質の割合と添加物の内容は確認しておきましょう。
ドッグフードの栄養基準などを定めているAAFCO(全米飼料検査官協会)では、ドッグフードの粗タンパク質を22.5%以上(幼犬)、18.0%以上(成犬)と定めていますが、ドッグフードを選ぶときは米、小麦、大豆などの植物性タンパク質ではなく、犬の消化吸収能力に見合った動物性たんぱく質を主原料にしているものがおすすめです。
最近では、主原料の80%以上が肉を使用しているようなプレミアムドッグフードもありますが、犬の体に適した良質な肉類が主原料のドッグフードを選ぶと良いでしょう。
また、合成添加物は長期継続摂取すると犬の健康に害を及ぼす危険性が高いので、可能であれば無添加、そうでなくとも天然添加物のみ使用したドッグフードがおすすめです。
◆ウェットタイプとドライタイプ
ドライフードには様々なタイプがありますが、一般的に多いのがウェットタイプとドライタイプです。
これらにはそれぞれ違ったメリットがあるので、愛犬に合わせて選んであげることが大切です。
ウェットタイプのドッグフードは水分量75%前後のフードで、自らあまり水分摂取をしない犬や歯が弱った老犬、食欲が低下傾向にある犬におすすめですが、価格がドライフードと比較すると高額になりやすく、水分が多いので給与量が多い、歯に汚れが付きやすいのがデメリットです。
ドライフードは水分量10%前後のフードで、食欲旺盛な犬であれば価格もウェットタイプより安く、歯に汚れが付着しにくいのでにはおすすめです。
◆粒のサイズ
小型犬の場合は口や顎が小さくて気管も狭い犬が多いので、食べやすい小粒タイプのドッグフードがおすすめです。
一概に小型犬といってもサイズは様々ですが、基本的に粒サイズが5mm~10mm未満のものが理想です。
犬によってサイズが小さすぎると逆にむせることもあるので、犬が食べているときに様子をしっかりと見て、気管に詰まったりむせたりしないサイズを選んであげましょう。
食べるスピードや食べ方によっても食べやすい粒サイズは異なるので、はじめは小袋のドッグフードを購入して様子を見ると良いですね。
年齢別によるおすすめ小型犬用ドッグフード
◆パピー
生後10ヶ月までの小型犬用ドッグフードで、体重管理に適しており消化吸収しやすいのが特徴です。
ロイヤルカナン サイズ ヘルス ニュートリション ミニ インドア パピー 800g
◆アダルト
成犬の小型犬におすすめのプレミアムドッグフードで、犬の体が本来求める良質な動物性タンパク質が豊富です。
オリジン オリジナル 2kg
◆シニア
13歳以上の高齢犬用ドッグフードで、EPAを配合。小型犬の肢や股関節トラブルにも有効な成分が入っています。
サイエンス・ダイエット シニアアドバンスド 13歳以上 高齢犬用 小粒 チキン 3.3kg
小型犬のドッグフードの給与量の目安
一概に小型犬といっても、体重や運動量、生活環境、ドッグフードの種類など様々な要因によって給与量は異なります。
一般的な目安としては、5kg~10kg程度の小型犬で1日75g~150g程度(体重x 0.015)ですが、ドッグフードのラベルに体重別給与量が記載されているので、まずはラベルを確認して量を決めましょう。
先述でお話した通り、適切な給与量はそれぞれの犬ごと異なりますので、ドッグフードのラベルに表示された量はあくまで目安とし、愛犬の体重を定期的に確認することで愛犬に適した量を定める必要があります。
給与量が多すぎると下痢を引き起こしやすいので、便の状態も確認すると良いですね。
ドッグフードを与える際に注意すること
◆注意するべきアレルギー
近年、愛犬のアレルギーに悩む飼い主さんが増加傾向にありますが、ドッグフードを変更した際はこまめに愛犬の様子を見て、アレルギー症状が起こっていないか確認しましょう。
一般的に犬の場合、鶏や豚、牛などの肉類・米、トウモロコシのような穀物のタンパク質に対してアレルギー症状が引き起こされやすいといわれてますが、どのような食材であってもアレルゲンになる可能性があります。
食後に体を痒がる、嘔吐や下痢をするなど何かしらの異変がある場合はすぐに与えるのをやめ、動物病院でアレルギー検査を行いましょう。
炭水化物や蛋白質が過剰に多い食事に対してアレルギー反応を示す犬もいるようです。
◆ドッグフードを食べない時
小型犬の場合は好き嫌いする犬も多く、ドッグフードを変えたら食べない、今まで食べていのに急に食べなくなったというような話はよく耳にします。
しかしながら、食欲低下が数日間続くような場合は獣医師に相談して、適切な検査を受けさせましょう。
好き嫌いが激しい犬の場合は、ドライフードをぬるま湯で柔らかくして嗜好性を高めるのも1つの方法ですが、おやつの与えすぎでドライフードを食べなくなることもあるので、十分注意しましょう。
参考までに、おやつの量は1日の食事の1割、多くても2割が理想的です。
小型犬の症状別ドッグフードの選び方
◆涙焼けが多い小型犬
小型犬に関しては涙焼けに悩む飼い主さんが非常に多くいますが、そのような場合は体内に無駄な老廃物を貯めないよう、消化吸収性に優れたドッグフードを選ぶのがポイントです。
良質な動物肉が主原料のドッグフードで、老廃物の原因になりやすい合成添加物は避けるようにしましょう。
また、免疫力を維持して涙焼けを予防するためには、腸内環境の健康維持に配慮されたドッグフードがおすすめです。
・良質で消化しやすい動物性たんぱく質が豊富!免疫力応援ができるドッグフード
◆アレルギーがある小型犬
アレルギーがある場合は、低アレルゲンフードを試して様子をみると良いでしょう。
犬によってアレルゲンとなる食材が異なるので、必ずアレルギー反応がでないというわけではありませんが、検査でも細かなアレルゲンが特定されていない場合は、まずはアレルギーを引き起こしにくい原料を使用したフードを試すことが大切です。
・小型犬が食べやすい円盤状の粒に仕上げた低アレルゲンフード
◆肢や関節ケアに配慮したドッグフード
小型犬は膝蓋骨脱臼を中心に四肢の病気が多いので、骨の健康維持に配慮されたドッグフードがおすすめです。
飼い主さんの膝から飛び降りただけで脱臼した、なんていう話も頻繁に耳にするので、肢や関節などのケアができるドッグフードがおすすめです。
小型犬の場合は、肥満によって肢や関節に負担がかかることも多いので、体重管理にも気をつけましょう。
・軟骨の健康維持に役立つ成分が豊富なドッグフード
グルコサミンやコンドロイチン、コラーゲンなど数多くの成分が配合されており、肥満による足腰への負担軽減にも配慮した体重管理がしやすいドッグフードです。
まとめ
小型犬のドッグフードについて幅広くご紹介致しましたが、犬もサイズ別で適したドッグフードが異なります。
さらに、ドッグフード選びで一番大切なことは、愛犬に合ったものかどうかの見極めですので、食べやすさや嗜好性、アレルギー、与えた後の便の状態など様々な観点から考慮すると良いでしょう。
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