【新型コロナ】犬の体をアルコール消毒するのはNG!エタノール中毒の可能性も。おすすめの除菌方法は?

2020.06.21

【新型コロナ】犬の体をアルコール消毒するのはNG!エタノール中毒の可能性も。おすすめの除菌方法は?

世界規模で脅威をもたらしている新型コロナウィルス。人間に限らず犬や猫からも感染が確認され、更なる心配を抱えている方も多いでしょう。人間の予防策として、手洗い・うがい・マスク・アルコール消毒などが推奨されていますが、犬の場合はどうしたらよいのでしょうか。今回は、対策法の一つである「消毒」に着目します。人間同様にアルコール消毒を行うのは大きな間違いです。適切な消毒・除菌方法を覚えておきましょう。

【目次】
1.犬の体をアルコール除菌・消毒するのははOK?
 1-1.危険でしかない!犬にアルコールはNG!

2.エタノール(アルコール)中毒とは?
 2-1.エタノール(アルコール)中毒の原因は?
 2-2.エタノール(アルコール)中毒の症状は?

3.犬のいる家でできる除菌方法
 3-1.消毒液の扱い方に注意しよう!

4.犬の体についたウイルスを除去するためのお手入れ方法
 4-1.ただいまシュシュ 300ml
 4-2.リバイバルウォーター シャンプーのいらない洗浄・除菌のアルカリイオン水
 4-3.デオクリーン ノンアルコール除菌ウェットティッシュ
 4-4.ペットキレイ お散歩あとの手足用シャンプー 犬用

5.犬の体の除菌方法に関するまとめ

犬の体をアルコール除菌・消毒するのははOK?

犬の体をアルコール消毒

◆危険でしかない!犬にアルコールはNG!

国内では新型コロナウィルスの感染拡大と共に、マスクやアルコール消毒液などの需要が増え、中々手に入らない状況に陥っています。しかし、大切な自分の命・家族の命は守らなければいけません。外出自粛・マスク着用・手洗いうがいに消毒などは積極的に行うべきです。
コロナウイルスに限らず、他のウイルスによる病気や、鳥・ネズミ・蝙蝠など野生動物や虫が原因となる感染症は、日常にも身を潜めている珍しくないもの。日頃から、飼い主さん自身はもちろん、愛犬の予防や害虫駆除にはしっかり取り組んでおくことが必要だといえるでしょう。

コロナウイルスの爆発的な感染拡大で、予防策の一つであるアルコール消毒が改めて注目されました。
ウイルス感染の予防として、生活環境の除菌目的としてなど、元々日常的に使用していた方も多いでしょう。
しかしこのアルコール消毒、愛犬のいる家庭では使用する上での注意が必要だといえます。人間が使用できるからといって、愛犬の消毒にもアルコールを使用することは大変危険です。
犬や猫は人間と違い、アルコールを分解する酵素を持っていません。このため、アルコールの誤飲はもちろん、アルコール消毒液の使用は避けなくてはいけないのです。
中毒量・致死量には個体によって差があります。体重差も関係しますが、いずれにせよ、ほんの少し舐めただけで重症化するケースもあるのです。
アルコール成分は飲料に限らず、消毒剤やマウスウォッシュ、香水や化粧品などに幅広く使用されています。
愛犬に健康被害をもたらす前に、しっかりと管理をしておく必要があるでしょう。


エタノール(アルコール)中毒とは?

エタノールは、アルコールと総称される種類の一つでエチルアルコールとも呼ばれています。呼び方は違いますが、一般的にはアルコールと呼ばれていることが多いでしょう。このエタノール中毒が、犬にとって大変危険な状態を招く可能性をもっているのです。

◆エタノール(アルコール)中毒の原因は?

犬のエタノール中毒の原因として最も多いのが、アルコール飲料の誤飲だといわれています。飼い主さん自身が晩酌の際にふざけて与えたり、こぼしたお酒を愛犬が舐めた、などのケースが実際に起こっています。
その他にも、未加熱のパン・ピザ生地、腐ったリンゴの大量摂取などによって、中毒を起こした例も報告されているそうです。
パン・ピザ生地ときくと意外だと思われる方もいるかもしれませんが、生地はアルコール発酵によって膨らむため、エタノール中毒の原因となり得るのです。
脳や中枢神経には、侵入物質を制限するバリア機能があります。しかし、犬がエタノールを摂取した場合、胃腸で速やかに吸収され、そのバリアを超えて、脳・中枢神経の細胞に影響を与えてしまいます。ただ、エタノール中毒が起こる仕組みは明確とはされていないのです。
不明瞭な部分があることは大きな脅威だと感じるでしょう。だからこそ、大量でなくとも犬はアルコールを摂取することで死亡する可能性がある、という意識をしっかり持っておいてください。アルコールの管理を徹底し、誤飲・誤食を防止しなければいけないのです。

◆エタノール(アルコール)中毒の症状は?

エタノール中毒の症状は、摂取後1時間以内に現れることが多いといわれています。中枢神経に作用するため、元気がなくなったり、ぐったりするといった神経症状がみられます。
他にも、食欲不振・嘔吐・ぼんやりする・体温が低い・呼吸回数が減る、といった症状が主なものとして挙げられます。発酵生地を食べた場合は、ガスでお腹が膨れるために腹痛を起こすこともあるようです。
初めは症状がみられなくても、時間経過と共に状態が悪化するケースもあるそうです。
愛犬がアルコールを摂取した場合は、しっかりと様子を観察しましょう。異常がみられた場合はすぐに獣医さんに相談することをおすすめします。


犬のいる家でできる除菌方法

◆消毒液の扱い方に注意しよう!

アルコール消毒は人間にとって、当たり前に使用されているものです。病院で注射する際や、最近では自宅でも手指の消毒として頻繁に利用されているでしょう。
しかし前述した通り、消毒液にはエタノールが含まれています。家庭で常備されている方は、成分表記を確認してみてください。エタノールの濃度が記載されているはずです。
これを愛犬が舐めた場合、エタノール中毒となる可能性が大いにあるのです。
ペットを飼っている家庭においては、日常的に使用するアルコール消毒の使い方に注意する必要があります。
徹底するべきことは、愛犬が消毒剤を舐めるのを防ぐことです。手指のアルコール消毒後は、乾くまで舐めさせないように十分気を付けましょう。

愛犬にとって安心して気軽に使用できるものとしては、やはりペット専用アイテムとして市販されているものがすすめられます。
もちろん例外もありますが、不安を解消するためにも「ペットが舐めても安心!」などのコピーが表記されているものを選ぶのが一番ですね。

おすすめの除菌グッズについては後に紹介しますので、参考にしてみてください。


犬の体についたウイルスを除去するためのお手入れ方法

紹介してきた通り、愛犬にアルコール消毒、エタノールを使用することは避けなくてはなりません。
とはいえ、様々なウイルスから愛犬を守るためにも、外出後や散歩から帰ったあとはしっかり除菌したいと考える方も多いでしょう。
屋外から帰宅した際には、暖かいタオルで拭いてあげる、手足をシャンプーする、ペット用の除菌アイテムを利用するなどして、愛犬の清潔を保つことができます。これを行うだけでも、かなりの違いが出ますよ。
シャンプーは頻度が高すぎると、逆に皮膚や被毛を傷める結果となりますし、愛犬にもストレスがかかります。頻繁にシャンプーをする場合は、低刺激のものを利用したり、愛犬の様子をみながら行うようにしましょう。
現代では手軽に愛犬の身体を除菌できるアイテムが沢山ありますので、ぴったりのものを探してみてください。
通販で商品を手に入れる場合は、成分チェックや商品画像など写真を確認することを徹底しましょう。アイテム紹介の記事などで口コミを参考にするのもおすすめです。

◆ただいまシュシュ 300ml

ただいまシュシュ 300ml

足洗いの手間を少なくし、清潔さプラス!
☆グレープフルーツシード配合のアルカリ電解水(特許配合) 汚れの成分(タンパク質や油脂)を分解 除菌効果 洗浄後の水洗いは不要です。

購入



除菌・消臭・洗浄ができるスプレーです。洗浄後の水洗いが不要なので、足洗いの手間を軽減できます。しかし手間いらずとはいえ、効果は抜群。グレープフルーツシード配合のアルカリ電解水が、たんぱく質や油脂などの汚れ成分を分解してくれます。
保存料・アルコール成分・界面活性剤を一切使用していないので、安心して愛犬に使用することができますよ。

◆リバイバルウォーター シャンプーのいらない洗浄・除菌のアルカリイオン水 からだ用 500ml

リバイバルウォーター シャンプーのいらない洗浄・除菌のアルカリイオン水 からだ用 500ml

特許医療水「orpウォーター」のアルカリイオン水のチカラで、シャンプーしたかのように毛や肌についた汚れを落としやすくします。
シャンプーをしない期間のお手入れや、お散歩のあとの体の洗浄にお使いください。
さらにノロウィルスなどの食中毒菌を99.9%除菌します。
洗浄成分や除菌成分や防腐剤など化学薬品がすべて無添加なので、なめてしまっても、人に触れても大丈夫です。

購入



シャンプー不可の期間や、散歩など外出後の身体の洗浄にもってこいのおすすめ商品です。アルカリイオン水の力で、被毛や肌についた汚れを落としやすくしてくれます。さらに、食中毒菌を99.9%除菌できるという、心強い特徴も!そして嬉しい無添加製品ということで、愛犬が舐めたり、人が触れても大丈夫。安心して使用することができますよ。

◆デオクリーン ノンアルコール除菌ウェットティッシュ 本体60枚

デオクリーン ノンアルコール除菌ウェットティッシュ 本体 60枚

ワンタッチオープン!片手でらくらく。ペットがなめても安心。ノンアルコール除菌水分たっぷりのペット用ウェットティッシュ。
無添加(ノンアルコール、無香料、パラベン無配合)。厚手普通サイズ。

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ノンアルコール除菌水分がたっぷりの、ペット用ウェットティッシュです。本体には、ワンタッチオープンで片手でも楽々扱えるという嬉しい機能付き。ノンアルコール・無香料・パラベン無配合の無添加商品なので、愛犬が舐めても大丈夫です。厚手の普通サイズで使いやすさ抜群のうえ、詰め替え用も販売されているのでコスパの面でも満足できます!

◆ペットキレイ お散歩あとの手足用シャンプー 犬用 270ml

ペットキレイお散歩あとの手足用シャンプー 犬用 270ml

お散歩後の手足に片手でシュッとスプレー。手軽に使えるワンちゃん用ハンドソープ。
毎日手軽に、清潔を保てる手足用シャンプーです。泡スプレータイプなので、洗浄成分が肉球のすき間にも入り込み、お散歩汚れをやさしくしっかり洗い流します。
リンスインタイプで被毛をふんわりなめらかに仕上げます。肌にやさしい”刺激性なし判定”処方。
洗浄成分の100%が植物生まれ。やさしいマイルドフローラルの香り(微香性)。

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散歩後の愛犬の手足に!手軽に使える犬用ハンドソープです。泡スプレータイプのため、洗浄成分が肉球の隙間にもしっかり入り込んで、汚れを優しく洗い流します。さらにリンスインタイプということで、被毛をふんわり滑かに仕上げることも可能です。洗浄成分の100%が植物生まれで、刺激性なし判定処方なので肌にも優しいですよ。加えて飼い主さんにも嬉しいマイルドフローラルの香り(微香性)付きです。


犬の体の除菌方法に関するまとめ

飼い主の皆さんも、マスクやアルコール消毒が手放せない日々が続いているでしょう。強い感染力や命に関わる病気として、日常に大打撃を受けた方も多いですよね。自身はもちろん、愛犬の身をも案じる生活に疲弊している方もいるでしょう。更に花粉症でくしゃみに悩まされる時期でもありますので、体調管理には十分注意が必要です。
屋外から帰宅した際には、手指などの除菌が大切です。しかし、アルコール消毒が犬にとって危険であることを忘れないようにしてください。
消毒の仕方には十分注意しつつ、家族全員で予防対策に取り組むことで、苦しい時期を乗り越えましょう!

※本記事で紹介した商品は新型コロナウイルスへの有用性が明らかになっているものではなく、あくまで一般的な犬用除菌グッズとなっております。



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壱子

壱子

子供の頃から犬が大好きです。現在はキャバリア4匹と賑やかな生活をしています。愛犬家の皆さんに役立つ情報を紹介しつつ、私自身も更に知識を深めていけたら思っています。よろしくお願いいたします!


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