1.犬が飼い主の帰宅を喜ぶ理由
1-1.安心する
1-2.留守番が寂しかった
1-3.お腹が減っている
1-4.お散歩に行きたい
3.犬が飼い主の帰宅を喜ぶ行動
3-1.尻尾を高く上げて左右に激しく振る
3-2.飼い主さんに駆け寄る、とびつく
3-3.ぐるぐる回る、吠える
犬が飼い主の帰宅を喜ぶ理由
愛犬が飼い主の帰宅を喜ぶ姿は可愛らしく、飼い主冥利につきますがどんな理由で喜んでいるのか詳細を知ることができれば、すぐに愛犬の喜びに応えることができます。
愛犬が飼い主の帰宅を喜ぶ理由について紹介します。
◆安心する
犬は頼れるリーダーに従い、生活することにより安心感を得ています。
飼い主さんは、愛犬にとって頼れるリーダーであり最愛の人です。
そんな飼い主さんが帰宅したことにより、安心感から喜ぶ仕草を見せます。
群れで生活している犬は、飼い主さんがいないお留守番は多少なりとも寂しさを感じています。
徐々にお留守番に慣らすことにより、長時間お留守番することも可能ですが、やはり愛犬が1番安心して過ごせる場所は飼い主さんの側です。
寂しい時間を過ごしていたところに待望の飼い主さんが帰宅してきたことを、安心して喜んでいるというわけです。
◆留守番が寂しかった
上記で少し触れましたが、飼い主さんがいない時間は多少なりとも寂しさを感じます。
特に帰りの時間が遅くなり、夜になってくると暗い部屋の中で飼い主さんの帰りを待つ愛犬は寂しさをつのらせています。
飼い主さんの帰宅は犬にとっては、待ちに待った瞬間であり、寂しい時間の終わりを意味します。
飼い主さんの帰宅に喜び、寂しかったよー!とアピールしています。
◆お腹が減っている
お留守番が長時間になると、ご飯の時間も遅くなり、前のごはんから時間が空いていると空腹を感じます。
お腹すいたよー!ご飯ちょうだい!とアピールして喜んでいる場合もあります。
特に飼い主さんが帰宅してすぐにご飯の時間というスケジュールが日常化している場合には、条件反射としてご飯が食べられることに喜びを感じて、反応しています。
愛犬のご飯の時間は飼い主さんの生活リズムによって決めることになりますが、なるべく決まった時間に愛犬の空腹の時間が長くならないように調節しましょう。
空腹は犬にとっても辛い時間であり、無駄吠えや破壊行動などの問題行動が発生する可能性もあるため、計画的にご飯のタイムスケジュールを決めるのが、ポイントです。
◆お散歩に行きたい
こちらもごはんの時間同様、帰宅後に散歩がルーティーンになっていると飼い主さんの帰宅=散歩に結びつき喜んでいる可能性があります。
散歩は犬の運動不足解消やストレス発散、飼い主さんとのコミュニケーションのためにも大切な時間です。
楽しいひとときである散歩に行ける嬉しさから、飼い主さんの帰宅を喜ぶ仕草を見せているのかもしれません。
飼い主がお出かけしてしまうときの犬の気持ち
お留守番は犬にとって多少のストレスや不安を感じるということを配慮しなくてはなりません。
犬も一人でゆっくり過ごす時間は必要ですが、群れで生活している犬にとって飼い主さんがお出かけしてしまうことは、寂しさや不安を感じやすい状況になります。
お留守番の練習は、最初は短時間で行い、徐々に時間を伸ばして慣らしていくことが必要です。
また、飼い主さんが必ず帰ってくるという点を愛犬が理解すれば安心してお留守番をすることができます。
多くの犬は飼い主さんがお出かけしている時は、寝て過ごしています。
お留守番の様子は性格により異なりますが、イタズラ好きの子はゴミ箱やおやつがないか家の中を探索したりします。
しかし、イタズラの裏には寂しい気持ちを紛らわすためというケースが多いです。
仕事などでどうしても外出しなくてはいけない瞬間もありますが、なるべく早く帰ってあげると愛犬は喜びますよ。
犬が飼い主の帰宅を喜ぶ行動
犬が飼い主さんの帰宅を喜んでいる時にする行動について紹介します。
うちの子はどうかな?と帰宅時の愛犬の反応が気になっている方は参考にしてくださいね。
◆尻尾を高く上げて左右に激しく振る
尻尾は犬にとって感情のバロメーターと言われています。
尻尾を高くあげて左右にブンブン激しく振る動きは、最上級の喜びを感じている証拠です。
特にお尻ごとブンブンと激しく振っている時は嬉しさが頂点に達しており、心の底から喜んでいます。
◆飼い主さんに駆け寄る、とびつく
帰宅時に飼い主さんのそばに一目散に駆け寄り、飛びついてきた時は心待ちにしていた嬉しさから飛びつくことがあります。
ぴょんぴょん飛びついてくると、飼い主さんは少し疲れてしまうかもしれませんが愛犬が寂しかった気持ちを表現しているのかもしれません。
可能な限り、寛大な心で受け止めて優しく抱っこしたり撫でてあげましょう。
また、上手にお留守番できたことをたくさん褒めてあげます。
◆ぐるぐる回る、吠える
飼い主さんが帰宅した嬉しさから、興奮状態になりその場でぐるぐる回ったり激しく吠える様子も見られます。
深夜などに激しく吠えられると飼い主さんは近所迷惑など心配になりますが、待っていてくれた愛犬を褒めて落ち着かせましょう。
飼い主さんがゆったりとした動作で静かに接することにより、愛犬も徐々に冷静さを取り戻してくれるはずです。
家に入る前に犬が帰宅に気がつくのはなぜか
よくペット番組などでは、飼い主さんの帰宅前に愛犬が玄関先で待機しており、ドアを開けた瞬間にお出迎えをしてくれるという場面を見かけます。
どうして犬は飼い主さんの帰宅に事前に気づくのか、疑問に感じる方もいるでしょう。
犬の感覚は人よりも遥かに優れており、あらゆる物事にも敏感に対応します。
特に嗅覚は人の何倍も優れているため、飼い主さんが近づくと臭いで感じとることができます。
さらには、犬は人が聞き取れない周波数の音を聞くことができます。
犬は飼い主さんの帰宅時の車の音や、歩行音で飼い主さんの帰宅をいち早く察知してドアの前で待機することができるのです。
愛犬によっては、体内時計が正確であり飼い主さんの帰宅時間を本能的に察知してお出迎えしてくれる子もいます。
寂しがり屋の子は飼い主さんが帰宅するまでドア付近で過ごすようにして、いつでも飼い主さんの帰宅に備えているという健気な姿を見せる子もいます。
しかし、あまりにもお留守番の間中緊張状態が続いてしまい、外出から帰宅まで一歩も動かずに水も飲まないというようなしぐさがある場合には、体調不良やストレスから問題行動につながる可能性があるため、お留守番の練習や対策が必要になります。
初めは部屋を出て、ドア越しに愛犬の様子を観察するようにして徐々にお留守番の時間を長くします。
お留守番前の練習は必須であり、愛犬の行動パターンや性格を把握するためにも最初はたくさんコミュニケーションを取り、無理のない範囲でお留守番の練習をします。
帰宅直後の犬との接し方
帰宅直後に愛犬は身体いっぱいで嬉しい気持ちを表現して飼い主さんに接してくれます。
そんな愛犬の健気な姿に飼い主さんも嬉しくてたくさん撫でで、抱きしめてあげたくなりますよね?
しかし、ここは一旦冷静になり興奮した愛犬を落ち着かせるように飼い主さんは穏やかに接することが大切です。
仕事などでお留守番が日常化することも多いですが、そのたびに愛犬が興奮状態になり飼い主さんも激しく接することでさらにボルテージが上がってしまうと、体の負担にもなります。
また、興奮状態は一種のストレスにもなり体調不良や情緒不安定の要因にもなります。
帰宅直後はお留守番していた愛犬に感謝しつつ、穏やかに接しましょう。
飼い主さんの優しい穏やかな声を聞くことにより、愛犬も安心して穏やかな気持ちを持つことができますよ。
まとめ
飼い主の帰宅時に犬が喜ぶ理由としぐさについて紹介しました。
愛犬をお留守番させて帰宅した時に喜んでお出迎えしてくれるというシチュエーションはよくありますよね。
お留守番は多少なりとも寂しさを感じることですので、飼い主さんはお留守番中に愛犬が穏やかに過ごせるように飼育環境を整えてあげましょう。
さらには、帰宅時にはたくさん激しく愛犬を褒めてあげたくなりますが、愛犬の興奮状態がながく続かないように飼い主さんは穏やかに接することが大切です。
また、お留守番は必ず練習するようにして、徐々に時間を伸ばしましょう。
飼い主さんか必ず帰ってくると理解することができれば、愛犬も安心してお留守番することができますよ。
帰宅時の接し方や愛犬のキモチを知る参考になれば、幸いです。
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