1.犬が枕を使いたがる理由
1-1.飼い主のにおいがするから
1-2.まくらの寝心地がいい
2.犬に枕は必要なのか
2-1.基本的には必要ではない
2-2.寝たきりや、術後の犬には◎
3.犬に枕を選ぶ時のポイント
3-1.愛犬が好きな素材
3-2.季節に合っているもの
4.犬に枕を与える際の注意点
4-1.アレルギーのある素材は避ける
4-2.こまめに洗う
4-3.大きさや高さ
5.枕好きの犬におすすめのベッドとクッション
5-1.パピーベッド オールシーズン ブラウン
5-2.Cuna スプレッドベッド
5-3.ピロークッション
5-4.ひんやりぴろー
6.犬が腕枕を好むのはなぜか
6-1.飼い主のことを信頼しているから
6-2.集団生活をしていたときのなごり
6-3.腕枕をするときの注意点
犬が枕を使いたがる理由
◆飼い主のにおいがするから
外出から帰ってみると、愛犬が飼い主の枕を使って寝ていた、なんて経験はありませんか。
飼い主さんが使っている枕は飼い主のにおいが強く感じられるので、
飼い主のそばにいたい犬がたまたま頭をのせて、そのまま寝てしまったと考えられます。
また寂しがり屋の犬の場合は留守番中に飼い主が恋しくて、
大好きな飼い主のにおいがする枕を使って安心感を得ようとしている可能性もあります。
◆まくらの寝心地がいい
飼い主がいてもいなくても犬が枕を使って寝ている場合、
枕そのものの感触や寝心地が気に入っている可能性があります。
犬にも好きな寝心地や寝相があるので「たまたま使ってみたら寝心地がよくて気に入った」
ということは十分ありえるでしょう。
犬に枕は必要なのか
◆基本的には必要ではない
犬は人間のように枕を使って寝る習慣はないので、基本的に必要ありません。
頭やあごをのせるのにちょうどよい高さの枕やクッションがあったので、
枕のようにして使っていると考えられます。
◆寝たきりや、術後の犬には◎
もし家に寝たきりの犬や術後の犬がいる場合は、枕を用意してあげるといいでしょう。
枕を使うことで床ずれを防いだり、傷あとを保護することができます。
犬用まくらを用意する場合は、使用する犬の体格や状況にあわせて大きさや幅、
高さなどをよく考えてから購入するといいでしょう。
犬に枕を選ぶ時のポイント
◆愛犬が好きな素材
愛犬に枕を選んであげる場合は、愛犬が好きな素材を使ったものを選んであげましょう。
例えばタオルをまくらにして寝るのが好きな犬にはタオル地のもの、
もこもこしたクッションで寝るのが好きな犬にはもこもこ生地のものを選ぶといいでしょう。
◆季節に合っているもの
愛犬が使用する枕の素材は夏はひんやり冷たく感じる素材、冬はもこもこした暖かい素材など、
季節に合わせてかえてあげると良いでしょう。
もし何種類も枕を用意するのが難しい場合は、カバーの素材をかえてみるのもいいと思います。
犬に枕を与える際の注意点
◆アレルギーのある素材は避ける
犬も人間と同様、アレルギーによってさまざまな症状を引き起こすことがあります。
アレルギーの症状には「口周りや手足などの皮膚のかゆみ」「脱毛や薄毛、フケが出る」などがあります
犬に枕を与えた際、「やたら身体をかく」「手足をしつこく舐める」「フケが出たり抜け毛が多くなった」などの
症状が出た場合は、アレルギーの疑いがあります。
もし可能であれば枕を購入する前に愛犬にアレルギー検査を行い、
アレルギーの原因物質を含む素材を使っていない商品を購入した方がよいでしょう。
◆こまめに洗う
犬が使っている枕やベッドはこまめに洗いましょう。
犬が長時間つかう枕やベッドにはダニが好むエサが豊富にあるので、ダニが繁殖しやすいです。
犬のアトピー性皮膚炎はダニのフンや死骸が原因で発症することもあるので、枕やベッドをこまめに洗って
ダニのエサを取り除くことが重要です。
ダニの繁殖を防ぐことで、愛犬が皮膚炎にかかるリスクを減らすことができます。
◆大きさや高さ
犬が使うまくらは、使用する犬の体格にあっている大きさや幅、高さのものを選びましょう。
どんなものがいいかわからないときは、犬が寝ているときに使っているものを
参考にするといいかもしれません。
また、寝たきりの犬には床ずれを防ぐために、まくら以外に大きめのクッションなどを用意するとよいでしょう。
次に、枕が好きな犬におすすめのベッドとクッションを紹介します。
枕好きの犬におすすめのベッドとクッション
◆パピーベッド オールシーズン ブラウン
オールシーズン使える犬用ベッド。もこもこした枕やクッションが好きな犬におすすめです。
サイズが幅44×奥行34×高さ11cmと小さめなので、どちらかといえば小型犬向きです。
◆Cuna スプレッドベッド
包まれ感のあるベッド形状と広々マット形状を自在に変更できる。
片側だけ形状を変えて枕付きマットにも。
◆ピロークッション
インテリアにもなじみやすいデニム素材のピロークッション。
カバーは洗濯可能なので、クッションを清潔に保ちたい飼い主さんも安心ですね。
直径45cm、高さが8cmあるので飼い主さんのお昼寝用まくらにもおすすめです。
◆ひんやりぴろー
ひんやりする場所に置けば、そのまま「あごのせベッド」になるピロークッション。
裏側に凍らせた500mlペットボトルが入るポケットがあるので、愛犬の熱中症対策にいかがでしょう。
あごをのせるだけなので、小型犬から大型犬まで使用できそうなのがいいですね。
犬が腕枕を好むのはなぜか
犬の中には寝るときに飼い主の腕枕で寝たがる犬がいます。
愛犬と添い寝するのは飼い主にとって至福の時間ですが、なぜ犬は飼い主の腕枕で寝たがるのでしょうか?
◆飼い主のことを信頼しているから
犬は信頼していない人のそばで寝ようとはしません。
腕枕で寝たがるのは飼い主さんの事が大好きで信頼しきっている証です。
また、寂しがり屋の犬などは飼い主のそばで寝ることで安心感を得ている場合もあります。
◆集団生活をしていたときのなごり
犬は本来、群れを作って集団生活をする生き物です。
そして夜寝るときには敵から身を守ったり寒さをしのいだりするために、
群れの仲間同士でくっついて寝るという習性がありました。
犬は飼い主さんを仲間と認識していて、集団生活をしていたときの習性から、
飼い主さんの腕枕で添い寝することで安心感を得ているのかもしれません。
◆腕枕をするときの注意点
愛犬に腕枕をしながら添い寝すると、とても幸せな気分に浸れますよね。
しかし腕枕を長時間していると、腕がしびれてしまいます。
せっかく気持ち良さそうに寝ている愛犬を起こすのはかわいそうだと思い、
『朝まで我慢してしまう』と言う経験はありませんか?
しかし毎日我慢していると腕が血行不良になって日常の生活に支障を来す恐れがあるので注意が必要です。
腕枕を長時間していて腕がしびれてきたときは、愛犬にどいてもらいましょう。
そのとき、いきなり腕を引き抜くと愛犬をビックリさせてしまうので、
「ごめんね」など愛犬に声をかけながら腕を引き抜くといいでしょう。
まとめ
犬が枕を使ったり飼い主の腕枕で寝るのは、さまざまな理由があることがわかりました。
基本的に犬に枕は不要ですが、犬の年齢や状況によっては枕が必要な場合もあります。
そのときはこの記事を参考にして、犬にとって最適な枕を選んであげてくださいね。
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