犬の祖先って一体何??
犬の歴史は意外と深い?
なんと6,500万年前までさかのぼります。
この時代を生きていた「ミアキス」という動物が、犬の祖先と言われています。
形状は今の犬とは違い、猫のような生物であり、木の上で生活していたそうです。今の生態から考えると意外ですね。
このミアキスが徐々に進化し、その結果生まれたのが「トマークタス」という動物。
これが今から2,600万年前。気の遠くなるような昔の話。
でも、トマークタスがオオカミの祖先であると呼ばれ、実質的には犬の祖先とも言えるでしょう。
犬の祖先はオオカミとも呼ばれ、遺伝子情報は99%一致しています。
祖先というよりも、親戚に近いかもしれませんね
オオカミと犬。その関係は?
犬の祖先=オオカミ!
これが正しければ、いつからオオカミは犬になったのでしょうか??
気になりますね。
たくさんの説がありますが、もっとも可能性として大きいのは、15,000年前に東アジアで生息していた「タイリクオオカミ」が犬の祖先であると呼ばれています!!
DNAを用いた分析により、この時代に犬が家畜化された可能性が高いのだそうです。
とはいっても、それ以外にもたくさんの説があり、どれが正しいのか決めることは困難。
現時点ではこれが100%正しい!という説はなく、すべて臆測の域を出ないのです。
犬と人間。その出会いはいつ?
人間と犬が今のような関係になったのはいつなのでしょうか?
およそ3万5,000年前の遺跡で、人間と共に生活していた犬の骨が発見されています。
これにより、この時代から犬が人間と暮らしていた可能性が高いことがわかりましたが、
1番有力なのは、1万5,000年前から一緒に暮らし始めたという説です。
人間の狩猟の際に、犬が家畜として利用され、一緒に暮らし始めました。
犬を家畜化させ、手なずけるために、かなり早い段階で人間の生活に溶け込ませたと言います。
今の時代でも、幼獣の頃に人間の生活に浸透させると、オオカミであってもかなり従順になるそうです。
このことを私たちの祖先は知っていて、共に暮らすための基準としていたのでしょう。
また、よりよく生活していくために、人に慣れやすい固体だけを選び、
パートナーにしたという見解も生まれています。
爆発的な犬種の増加
犬と私たちが今のような関係になったのは18世紀から19世紀。
産業革命により、これまで上流家庭のみ入手が可能であった犬が一般家庭にも浸透。
この頃から犬種が爆発的な増加を始めます。
その結果、増えすぎた犬を整理するため、犬種のスタンダードが作られ、現代の指標になりました。
現在、国際畜犬連盟(FCI)は約330種類の犬種を公認しています。
そのほとんどが18世紀以降、人為的に作られた犬種です。
まとめ
意外と深い犬の歴史、そして祖先。多くの驚きがありました!!
それでも、まだまだ判明していない箇所が多くあり、謎に包まれていることも多くあります。
1つ確かなのは、長い歴史の中、私たちと犬たちは共に生きてきたと言うことでしょう。
この関係性を大切にしたいですね