1.トイプードルってどんなワンちゃん?
1-1.トイプードルの特徴①賢い頭脳で判断能力がすごい
1-2.トイプードルの特徴①遊びが大好き!元気印のワンちゃん
1-3.トイプードルの特徴①愛情表現が豊か
2.ペキニーズってどんなワンちゃん?
2-1.ペキニーズの特徴①自立心強めでマイペース
2-2.ペキニーズの特徴②人見知りだけど、飼い主さんへの忠誠心が高め
2-3.ペキニーズの特徴①③ちょっと頑固
3.トイプードル&ペキニーズのミックス「ペキプー」
3-1.ペキプーの特徴
3-2.ペキプーの性格
4.ペキプーの飼育方法について
4-1.室内で飼う
4-2.被毛のお手入れをしてあげる
4-3.太らせないように体重管理をしよう
4-4.しつけにじっくりと向きあう
4-5.部屋でのケガに気をつけよう
【掲載:2021.09.14 更新:2022.11.14】
トイプードルってどんなワンちゃん?
まずは、トイプードルという犬についてお伝えしていきます。
トイプードルは、くるくるした巻き毛がチャームポイント。
ぬいぐるみっぽい雰囲気がとにかく可愛らしいと大人気のワンちゃんです。
「プードル」という犬種は、
- スタンダードプードル
- ミディアムプードル
- ミニチュアプードル
- トイプードル
と4つのタイプの大きさがあります。
もともとはスタンダードサイズが一般的だったプードルは、フランスでは猟犬として飼われていました。
次第に、愛玩犬として可愛がるためにどんどん小型化が進み、体重がわずか3キロ前後の小さなトイプードルが誕生したのです。
そのため、同じプードルでも、16~25キロ前後のスタンダードプードル、3キロほどのトイプードルと言うように、体の大きさが異なっています。
それでは、トイプードルの性格について見てみましょう。
◆トイプードルの特徴①賢い頭脳で判断能力がすごい
小型でかわいい見た目をしているトイプードルは、実はとても優秀な頭脳の持ち主です。
数ある犬種のなかでもトップクラスの賢さで、ボーダーコリーの次とも言われています。
人間の子どもの2~3歳前後ほどの知能があるため、飼い主さんの指示もしっかりと理解してくれます。
学習能力が高く、瞬間的な判断能力もあることから、しつけはもちろん、芸を覚えるのも得意です。
小柄ながらにも警察犬として活躍しているトイプードルもいます。
◆トイプードルの特徴①遊びが大好き!元気印のワンちゃん
体力に満ち溢れているトイプードル。
明るい性格で、ちょこちょこと動き回り遊ぶのが大好きです。
散歩では、あたりの景色や人々を観察しながら、大好きな飼い主さんと一緒に歩くことも喜びます。
小型犬の割にはアクティブ系です。
また、おうちのなかでもたくさん遊びたがります。
頭がいいのでゲーム感覚でコミュニケーションを取るととても喜ぶでしょう。
◆トイプードルの特徴①愛情表現が豊か
社交性が高いため、人間と距離を縮めるのにそれほど時間はかからないでしょう。
飼い主さんが自分に愛情を注いでくれていることを理解できれば、「僕も(私も)大好き」というトイプードルからのサインが分かるようになるかと思います。
甘えん坊なトイプードルにメロメロとなりそうですね。
明るく甘えてくるトイプードルは、一緒に暮らせば家族の中心的存在となることでしょう。
ペキニーズってどんなワンちゃん?
次に、ペキニーズについてです。
中国出身のペキニーズは、全身を覆う被毛が大きな特徴です。
鼻がつぶれたような顔立ちも愛嬌があると親しまれています。
そんなペキニーズは、宮廷に贈られる神聖な犬として大事に扱われていた歴史があります。
ボリュームのある被毛の隙間からのぞく綺麗な瞳は神秘的で、高貴な人々の間で愛されていたことが頷けますね。
また、ペキニーズは、「オスは5キロ以下・メスは5.4キロ以下」が犬種の標準のため、小型犬の分類です。
小さい体をしていますががっしり体型で、抱っこするとずっしりした感じを受けるでしょう。
そんなペキニーズの性格を見ていきましょう。
◆ペキニーズの特徴①自立心強めでマイペース
ペキニーズは、自分から心を開いて周囲に愛嬌をふりまくことはあまりしません。
抱っこをしたり、撫でたり…と、ついつい構いたくなる可愛らしい外見をしているペキニーズ。
でも、ペキニーズ自信がその気になっていないのに、人間側がちょっかいをかけると「やめて!」と言わんばかりに逃げ出すこともあるでしょう。
犬種としてのくくりは「愛玩犬」なのですが、自立心が高めで飼い主さんにあまり執着しません。
しかし、甘えたい気分になったら自分から近づいてきます。
「人間と距離を取りたいとき」と「甘えたいとき」がはっきりしていて、気まぐれなところは猫っぽいと言われています。
ツンデレでマイペースなところが、愛おしく感じそうですね。
気分次第とは言え、飼い主さんに近寄ってくるときは、ペキニーズの愛情表現。
大きく包み込んであげたいものです。
◆ペキニーズの特徴②人見知りだけど、飼い主さんへの忠誠心が高め
ペキニーズは忠誠心が高めで、飼い主さんとの絆が深まると主従関係も良好に築けるでしょう。
プライドが高いところがあり、しつけは一筋縄ではいかないかもしれません。
それでも、たっぷり時間をかければペキニーズの忠誠心を引き出すことができます。
ペキニーズが「この人は味方だ」「この人は愛してくれている」と理解できれば、飼い主さんへの甘える頻度も高くなりそうですね。
◆ペキニーズの特徴③ちょっと頑固
鼻ぺちゃでチャーミングな顔立ちをしているペキニーズ。
愛嬌があってお茶目なイメージも感じられますよね。
でも、実際はプライドが高く頑固な一面も持っています。
頭の良いワンちゃんなので自分の意思を貫くこともあるでしょう。
もともと周囲に合わせるタイプではなく、自分の考えに基づいて行動をします。
そのため、飼い主さんから何かを指示されても「自分はこうしたいのだから」と自分の主張を通すこともあるでしょう。
そこが“頑固”と言われる理由なのかもしれませんね。
トイプードル&ペキニーズのミックス「ペキプー」
トイプードルもペキニーズも、どちらも魅力的なワンちゃんです。
そんな2種類の犬を親に持つだけあって、ペキプーももちろん人気があります。
どんな犬なのでしょうか。
◆ペキプーの特徴
ミックス犬なので両者の特徴を受け継いでいますが、外見はどちらかと言えばペキニーズに似ています。
大きな瞳と鼻ぺちゃで愛嬌ある見た目はペキニーズ寄りと言えるでしょう。
体重は4~7キロ程度になるケースが多く、トイプードルよりは大きめ、ペキニーズと同程度、あるいは少し大きめになりそうですね。
また、「毛」の特徴に関してはトイプードルを受け継ぐ傾向にあります。
トイプードルと言えば、“モコモコ”の被毛が印象的ですが、実は抜け毛が少ないワンちゃん。
ペキプーもふっくらした毛に覆われているものの、あまり抜け毛がないのが特徴です。
◆ペキプーの性格
明るくフレンドリーで甘えん坊の「トイプードル」、そしてマイペースで自立心の高い「ペキニーズ」。
どちらかと言えば、違った系統の性格をしているワンちゃんたちですよね。
ペキプーはミックス犬なので、両方の性格がどう表れるかは育ってみないと分からないところがあります。
トイプードルの性格を強く受け継いだ場合、「甘えん坊」「フレンドリー」「元気で明るい」性格になるでしょう。
人間以外への社交性もあり、多頭飼いでも上手く関係性を築いてくれるでしょう。
また、ペキニーズの性格を強く受け継いた場合には、「自由奔放でマイペース」な性格となるでしょう。
それぞれの特徴が融合されているミックス犬なので、信頼できる飼い主さんには忠実な愛情を見せてくれるワンちゃんです。
癒し要素がもりだくさんで、ペキプーがそばにいてくれることが飼い主さんの元気の源になりそうですね。
ペキプーの飼育方法について
次に、ペキプーを飼育するときの方法で知っておきたいポイントをいくつか紹介していきます。
◆室内で飼う
ペキプーは、「つぶれた鼻」と「ボリュームのある被毛」で暑さには強くありません。
温度管理ができる室内で飼うようにしましょう。
また、室内だからと言って油断はできません。
熱がこもりやすいですから、ペキプーを中心に考えて温度管理をすることをおすすめします。
温度計をペキプーの近くに置き、暑過ぎることのないように注意してくださいね。
◆被毛のお手入れをしてあげる
抜け毛が多い「ペキニーズ」、抜け毛が少ない「トイプードル」という真逆の特徴を持つ犬たちのミックス犬です。
でも、抜け毛に関してはトイプードル寄りで、あまり抜けない方かもしれません。
ただ、どのワンちゃんにも言えることですが「抜け毛が少ない」のは「ケアがいらない」ということではありません。
ペキプーは、見た目のふわふわした被毛が可愛らしい特徴です。
長い毛が絡まってゴワゴワにならないように、丁寧にケアしてあげてくださいね。
毛玉防止のブラッシングは、長毛用のブラシを用意しましょう。
短毛種と違い、被毛が成長して伸びていきます。
ペットサロンでトリミングも定期的に必要です。
アレンジはいろいろとできますから、「どんなスタイルにするか」と考えるだけでも楽しくなりそうですね。
◆太らせないように体重管理をしよう
ペキプーはトイプードルのようにエネルギッシュに動かないかもしれません。
でも、決して運動が嫌いなわけではないので、適度な運動で健康を保ってあげましょう。
ただ、注意したいのがペキプーの「鼻」。
鼻が短めなので、興奮させ過ぎるとぜいぜいと呼吸が苦しくなってしまいます。
しかし、運動しないと「太る」「ストレスが溜まる」など、身体的にも精神的にもデメリットです。
肥満防止はもちろんですが、心の健康のためにも一緒に遊ぶなどしてコミュニケーションをとってあげましょう。
◆しつけにじっくりと向きあう
ペキプーは、ペキニーズの「頑固さ」を受け継ぐこともあります。
高いプライドのまま成長すると、飼い主さんの指示を軽んじることもあるでしょう。
自分の意思を曲げないプライドの高さは、幼少時の向き合い方によっておさえることもできます。
早い段階からしつけをしていきたいところですが、しつけのカギは「ペキプーとの絆の深さ」です。
プライドの高いペキプーも「この人になら自分の心をオープンにできる」と感じた相手には、従おうとするでしょう。
「指示に従っても自分の損にならない」、むしろ「プラスになりそう」「嬉しい」という気持ちを覚えさせることが大事です。
しつけは簡単ではありませんが、ペキプーの気持ちに寄り添いながら「褒める」ことで喜びの感情を引き出してあげましょう。
やってはいけないのが体罰や大声で叱りつけることなどです。
イライラしながらしつけをすると、ペキプーにもそれが伝わって心を閉ざしてしまうかもしれません。
ペキプーの良いところを引き出せるように、根気よく向き合ってみてくださいね。
◆部屋でのケガに気をつけよう
飼い主さんを追いかけようと階段をダッシュ、遊ぼうとしてソファーからジャンプなど、転倒してケガをするリスクも考えられます。
人間にとってちょっとした段差でも、小型犬のペキプーにとっては高さがあって危険です。
ケガのリスクを少なくするためには、できるだけ安全な環境を整えてあげましょう。
たとえば、ペキプーの活動範囲をリビングだけに限定。
リビングから出られないようにすれば、階段で落ちるというリスクは減ります。
また、ソファーの昇り降りは、室内犬がついついやってしまう行動です。
ソファーの前に2~3段のペット用の階段をつけるだけでも対策になるでしょう。
フローリングを滑らない素材に変えるのもおすすめです。
まとめ
ペキプーは、トイプードルとペキニーズの可愛らしいところをミックスした素敵なワンちゃんです。
ペキニーズのような外見をしている子も多いですが、どちらに似るかは個体差があります。
「どんな風になるのかな」とワクワクしながら成長を見守るのも楽しみのひとつですよね。
また、性格についてもトイプードルやペキニーズのさまざまなところを受け継ぐため、一概に言えません。
性格は持っている遺伝的なものもあれば、飼い主さんがどう向き合うかなど「育っていく環境」も影響するものです。
個性を大事にしながら、家族となったペキプーを大切に育ててあげてくださいね。
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