日常的に犬を見る機会はとても多いです。
家族として一緒に暮らしている人もいれば、犬を連れて外で散歩をしていたりする人の姿を見かけることも多々あります。
そんな犬を見て「かわいいな」と思ったり、癒やされたりする人も多いでしょう。
特に犬好きな人にとっては見ているだけで「幸せ」と感じることのできる存在。
そしてそんな犬好きな人に見てもらいたい犬映画を3本をご紹介したいと思います。
犬と一緒にいることに慣れ「初めて自分が犬と出会った時のことを忘れていた」「愛情の形が変わってしまった」というペットオーナー様もいるかもしれません。
そんな時にこれから紹介する映画を見ることによって、犬はかわいい生き物だと再確認してもらったり、感動したり、とにかく犬をさらに大事な存在だと思ってもらえたら、それはとても幸せなことです。
『犬と私の10の約束』日本/2008年
これは、私が犬と一緒に暮らしはじめて、最初に見た犬映画ですので、とても印象に残っています。
そして、犬好きの皆さんにもどうか観ていただきたい映画のひとつなのです。
「10の約束」の内容は実際に観て確認していただきたいものですが、どれも納得できるものばかりです。
また、主人公と犬の関わり方に自分を照らし合わせて、犬との関わり方をもう一度見直してみたり、今まで以上に大事にしたいと思ったり、自分と犬の関係性も見つめなおせる作品です。
映画の中では余命少ない主人公の母が犬を飼いたいという主人公に10の約束をするべきだとを言います。
そのひとつに「あなたには学校もあるし友達もいます。でも、私にはあなたしかいません。」というものがあります。
これは当然なのですが、多くの人が忘れてしまっていることではないでしょうか。
犬と一緒に暮らし始めた時の気持ちも思い出させてくれる、また涙なくしては見ることのできない素晴らしい映画なので、犬好きの方すべてにおすすめしたい作品です。
そして10の約束を大事にしてくれる人が一人でも増えてくれれば犬たちも幸せになれるでしょう。
『南極物語』日本/1983年
犬が出る映画としては、とても有名な映画のひとつですね。
南極にある昭和基地で置き去りにされた犬たちが生き抜くその後を描いています。
ひとつ目におすすめした「犬と私の10の約束」とは少し違った毛色の作品ですが、犬好きなら観てほしい一作です。
もともと昔の映画なのですが、それをブルーレイでリメイクしたものが発売されています。
この作品の中で一番表現されているのは、生きることの厳しさだとです。
そして、人間だけが生への執着があるわけではないということだということ。
生きることの厳しさや、生きることへの執着を、人間以外の動物で表現することで、違った角度から再確認させてくれます。
犬好きな人たちには心が痛み涙が流れるシーンもありますが、とても感動のできる作品となっています!!
この映画と同様の体験は実際にはなかなかできないですが、状況が違ったとしても、犬を大事にしようと思える作品です。
『ハチ公物語』日本/1987年
犬の映画を語るにおいて、絶対外せない一作でしょう!
多くの人が知っている話ですが、それも当然と言えるほどの作品です。
本や漫画にもありますが、映画を観てみるのが一番分かりやすいし共感もできるかと思います。
犬を大事にしている人にとっては、犬を大事にしない登場人物に怒りを覚えることもあるかと思いますが、それを補ってあまりある感動があります。
犬が賢く飼い主に忠実であるということが見事に描かれています。
また、時代背景も今とは違うため、今のように犬が家族として当たり前とは言えなかった時代です。
その中で、家族としての犬を大事にする姿にも、共感を覚えます。
そして、ハチ公物語といえば、ハチが教授を待ち続けることを思い浮かべる人がとても多いと思います。
やはりそのシーンが印象に残り、人間が犬へ愛情を注ぐと同時に、犬も人間に同じように愛情を注いでくれているということを実感して、切なさと同時にあたたかさを思い出させてくれます。
そして、ハチが人間に冷たくされながらも人間に愛されたことを忘れずにいたことを思えば、犬をさらに大事にしたくなる映画のひとつでしょう。