トリマーになりたい!どうすればなれる?仕事内容や資格について紹介

2024.05.11

トリマーになりたい!どうすればなれる?仕事内容や資格について紹介

ペット業界において代表的な職業の一つであるトリマー。愛犬がお世話になっている!という家庭も多いでしょう。今回はそんなトリマーのお仕事について注目していきます。仕事内容やどうすればなれるのか、また資格が必要なのか、どういった就職先があるのか、など詳しく紹介していきますので、トリマーになりたい!と考えている方はぜひチェックしてみてください。

トリマーとは?

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トリマーとは、ペットサロン・ペットショップなどで活躍する、正にペットの美容師のようなお仕事です。犬や猫の被毛・爪をカットしたり、マッサージやブラッシングなどを行います。飼い主さんの要望によって、カラーリングやユニークなスタイルにするなど、可愛らしくアレンジすることもあるでしょう。もちろん飼い主さんやその愛犬とコミュニケーションを取ることも大切で、動物好きの方にはやりがいを感じられる職業だといえます。
ちなみに、トリマーの語源は「整える」という意味をもつ「トリミング(trimming)」からきており、体全体の手入れをする「グルーミング(grooming)」の中の技法の一つをトリミングといいます。そのため、トリマーをグルーマーと呼ぶこともあるようです。


トリマーの仕事内容

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トリマーの主な仕事内容を紹介していきましょう。イメージ通りの業務もあれば、そうでないものもあるかもしれません。トリマーを目指している方は特にイメージだけを先行させると後に困惑する事態に陥る可能性もありますので、事前にしっかりチェックしておくことが大切です。

◆トリミングをする

トリマーの主なお仕事は、やはりペットのトリミングです。飼い主さんの要望をヒアリングした上で、以下の業務を担当していきます。

●ブラッシング
●シャンプーやリンス
●ブロー
●カット
●爪切り

ペットの被毛をカットして整えることに加え、シャンプー・爪切りなどの付随するグルーミング作業も業務範囲内となります。ペットを美しく見せるために必要なことを、全体的に担当する職業だと考えておきましょう。

◆健康を管理する

トリマーは、ペットの健康管理においても重要な役割をもつ職業です。
トリミングなどの作業中にペットの状態・行動を注意深く観察して、異常があった場合には素早く対応しなくてはいけません。健康管理面においては、一般的に以下の項目をチェックします。

✅爪切りの際、感染症の兆候や異常がないか確認する。
✅シャンプー・カットの時に皮膚の状態を確認する。
✅耳掃除の際に内部の様子を確認する。
✅歯茎・歯など口腔内の様子を確認する。

何らかの異常を発見した場合は、飼い主さんに知らせて動物病院を受診することをすすめます。飼い主さんが病気やケガに気付いていないケースも少なくありません。
この分野でも、トリマーは重要な役割を果たすといえるのです。

◆ハンドラーとしての役割

トリマーの経験を積むと、ハンドラーとしての仕事を依頼される場合があります。ハンドラーとは、ドッグショーに出場する犬の魅力を高めることを目的として、トリミング・トレーニングを担当するお仕事です。主に以下のような業務があります。

◎犬種の特徴を引き立てるトリミング・グルーミングをする。
◎ドッグショーに向けてトレーニングする。
◎ドッグショーでリードを操作する。

これらの業務を担当するためには、犬種ごとの特徴をしっかり押さえておくことが重要です。体格や毛質などを把握し、どのようにトリミングすれば魅力的に見えるのかきちんと理解しておかなくてはいけません。
さらにドッグショーでは、動作の美しさも評価されます。本番に向けてのトレーニングや、リード操作での正確な制御もハンドラーに求められるスキルだといえるでしょう。


トリマーになるにはどうしたらいいの?

トリマーになる方法はいくつかあります。それぞれ解説していきますので、トリマーを目指している方は参考にしてみてください。

◆専門学校に通う

最も一般的な方法が、専門学校に通うことです。
トリマーにはペットの毛をカットしたり、マッサージをするなどのスキルが必要不可欠。書籍やインターネット上の情報だけで目指すとなると、非常に難易度が高まります。
その点、専門学校であれば授業・実習を通じて先生やプロの講師から必要なスキルを学べるため、早く上達できる可能性が高まるのです。
また、過去にトリマーを多く輩出している専門学校であれば、就職サポートを受けられたり、就職に関するアドバイスをもらうこともできます。同じ職業を目指す友達・仲間と知り合えるというのも専門学校に通うことの大きな魅力の一つですね。
さらに学校によっては、トリミング技術以外にも動物看護、ペットビジネスマナーや販売業、ペットシッターなど、トリマーに付随して他の知識を学べる特徴をもつ所もあります。
一定期間通学する必要があるため時間やコスト的な負担は大きいのがデメリットとはなりますが、しっかり学習して実習経験を積みたい方にはおすすめの方法です。

◆その他

働きながらトリマーを目指したい方も中にはいるでしょう。
そんな、まとまった時間を確保して専門学校やトリミングスクールに通うのが難しいという方には、通信講座がおすすめです。
通信講座には、必要なスキルを空いた時間で学ぶことができるため、時間の融通がきくという特徴があります。取得できる資格や受講内容は講座によって異なりますので、はじめにしっかり内容を確認することが重要でしょう。多くの通信講座では、テキストや動画から学んだり、ぬいぐるみを使用してカット練習をすることが多いようです。中には実習のみを通学して行う講座もありますので、資料請求や問い合わせなどをして確認しておきましょう。不安な部分や不明点がある場合も事前に要確認です。
専門学校などと比較して、短時間でカリキュラムを修了できるというのが通信講座でのメリットとなります。1日でも早く技術者としての資格をとりたい!という方にはおすすめなのですが、しかしやはり、実践経験を積みにくいという点は大きなデメリットとなるでしょう。自分の状況に応じて、適した方法を選ぶことが大切です。

ちなみに、海外留学をしてトリマー資格を短期間で取得するという方法もあります。数ヶ月〜半年ほどで独り立ちできる技術を身に付けられるような、集中して勉強ができる環境が整えられているそうです。
一般的な留学先としては、オーストラリアやアメリカが挙げられます。学校によっては、留学先のトリマーライセンスを取得することもできるのです。ただし、専門用語を理解するための語学力が必須ですし、学費・生活費などのさまざまな費用の工面が必要となります。


資格を取らないとなれない?

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トリマーは資格が必須な職業ではありません。
しかし就職・転職の際に、有資格者や資格に匹敵する専門知識・技術をもっている方が有利だといえるでしょう。
資格が必須ではないにしろ、トリマーとして活躍するためにはやはり専門的な知識と技術が必要であることにかわりはありませんので、即戦力となるためには、資格に見合う専門知識・トリミング技術の習得が必要だということを覚えておいてください。
参考までに、トリマーの資格の種類をいくつか紹介していきます。

◎ジャパンケネルクラブ…JKC公認トリマー
◎全国動物専門学校協会…AAV認定トリマー検定
◎全日本愛犬技術者指導協会…JDA公認トリマー
◎全日本動物専門教育協会…公認トリマー
◎日本ペット技能検定協会…JPLA認定トリマーライセンス
◎日本キャリア教育技能検定協会…JCSA認定ドッグトリマー

ちなみに、トリマーの資格は民間の協会が認定しているもののみで、厚生労働省が認可している資格はありますが国家資格はありません。


どんな所で働けるの?

トリマーの就職先として、主に以下の3つが挙げられます。それぞれの特徴をしっかり理解し、自分にとってぴったりな就職先を探してみましょう。

◆ペットサロン

トリマーの就職先として最も多いのが、ペットサロン(トリミングサロン)です。
犬や猫などペットのトリミング・グルーミングサービスを専門に提供している店舗で、トリマーにとってメインの就職先といえるでしょう。ペット専門の美容室というわけですね。
ちなみに、ペットサロンにはチェーン店と独立店があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
一般的にチェーン店は、勤務体制・報酬(給料)が適正化されているというメリットがある一方、メニュー(コース)が細かく決まっているためオリジナリティを出しにくいのです。
反対に独立店は、オリジナリティを追求できて思い通りに働きやすい半面、労働環境の整備が不十分な傾向にあることが多いようです。月収・年収も店舗によって大きく差がでるでしょう。
どう働きたいのか、どんなトリマーになりたいのか、まずは自分の気持ち改めて確認してみてください。そして、将来性やトリマーとしてのキャリアパス、目指す目標を明確にし、希望を実現できそうな職場を選べるとよいですね。

◆ペットホテル

ペットホテルの中にはトリミングサービスを提供している所も多く、そういった店舗も就職先の候補の一つとなります。トリマーとしてのスキルを十分に発揮するためには、トリミングサービスに力を注いでいる店舗を選ぶのがおすすめです。
なお、ペットを預かるのがメインのペットホテルの場合、トリミングはそれに付随する業務となります。
トリミング経験を積んでスキルアップを図りたい方や、独立開業を目指す方の場合は、ペットホテルよりもペットサロンを選んだほうが安心だといえるでしょう。

◆動物病院

動物病院の中には、トリマーが在籍しているところもあります。トリミングサロンを併設しているケースもあるので、就職先の候補の一つとなるでしょう。
ただし動物病院で働く場合、愛玩動物看護師との兼任や事務作業など、トリミング以外の業務も担当することとなるかもしれません。
動物病院のトリマーを目指すのであれば、契約条件の確認をしっかりしておきましょう。
一方、獣医師と連携して働くこととなるため、健康管理に関する知識を学べるという大きなメリットが得られます。その知識を生かして、キャリアアップや独立開業を目指すことに繋げることもできるかもしれませんね。


まとめ

トリマーとは、ペットの美容やケア、健康に携わるお仕事です。現代では、さまざまな場所で活躍しているトリマーさんがたくさんいます。
動物のお世話が好きで、ペットと関わる仕事をしたいと考えている方はぜひ将来の夢の候補に入れてみてはいかがでしょうか。
紹介してきた通り、トリマーになるための方法はいくつかあります。通学や資格取得など、その中で自分にできそうな方法、目的に合った方法を検討してみましょう。



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壱子

壱子

子供の頃から犬が大好きです。現在はキャバリア4匹と賑やかな生活をしています。愛犬家の皆さんに役立つ情報を紹介しつつ、私自身も更に知識を深めていけたら思っています。よろしくお願いいたします!


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