1.犬のリボンについて
2.犬用リボンを装着するメリット
2-1.目の周りの衛生を保つ
2-2.食事の際の衛生を保つ
3.犬用リボンの種類
3-1.ゴムで括るタイプ
3-2.ピン(クリップ)タイプ
5.犬にリボンをつける際の注意点
5-1.長時間付けっぱなしにしない
5-2.耳を引っ張りすぎない
5-3.頭皮そのものを挟まない
5-4.リボンの誤食に注意!
【掲載:2022.03.29 更新:2023.01.05】
犬のリボンについて
犬用のちいさなリボン。
愛犬がトリミングから帰ってきたら、頭につけてもらっていた!なんてことはありませんか?
春にはサクラ、夏にはヒマワリ、秋にはハロウィーン、冬にはクリスマスなど…
季節感のある犬用リボンが大人気です。
現在は犬用リボン専門のハンドメイド作家さんもいるほど、市場は拡大しています。
今回はこの“犬用のリボン”にフィーチャーし、深掘りしていきたいと思います。
犬用リボンを装着するメリット
◆目の周りの衛生を保つ
目の周りの毛をリボンで束ねることもあり、愛犬の目に毛が入りにくくなります。
毛が目に入ると、目ヤニが出やすくなり、目を擦る原因に繋がります。
目を擦る際に爪で目を傷つけてしまう可能性もありますので、愛犬の目周りはスッキリしておくのが良いでしょう。この様な際のリボンの使い方は効果的です。
眉間に伸びた毛を正面から括ってあげましょう。
目ヤニの多い子にもリボンはおススメですよ。
◆食事の際の衛生を保つ
食事の際、犬はお皿に対して前のめりになりますよね。
長毛犬の場合、エサにおでこの辺りが触れてしまうこともあるそうです。
毎日、食事後に愛犬の頭を洗う飼い主は少ないでしょう。
このような場合に、ペット用リボンが効果的です。
オシャレのためだけではなく、衛生面を保つ目的も兼ねています。
おしゃれ目的の用途だけではなく、衛生面での用途もあることを知っていただければ幸いです。
犬用リボンの種類
◆犬用リボンの種②ゴムで括るタイプ
皆さまがご存じのこちらのリボン。
ゴムになっており、括り付けるタイプです。多くのトリミングサロンでも使用されているタイプです。
昨今ではシリコン製のゴムも使用され、より毛が絡まりにくくなっています。
現在まで、一番オーソドックスな犬用リボンです。
ハンドメイド作家が集まるフリマアプリなどでも、たくさんの方が出品されています。
Instagramで#ペットリボンと検索すると3400件以上の投稿が確認できました。
シンプルなものからゴージャスなものまで、見ているだけでも楽しい!
◆犬用リボンの種②ピン(クリップ)タイプ
何度も手軽に“付け直し”が可能なピン(クリップ)タイプ。
ゴムとの大きな違いは取り外しが簡単だということです!
- お出掛けの時だけ
- 食事の時だけ
などと、使う時間の調整も可能です。
愛犬への負担も軽減されるため、ピン(クリップ)タイプの需要も増えてきています。
お顔だけではなく、アクセントとしてリードにつけて楽しんでいる方もいるのだとか!
楽しみ方は無限大ですね。
番外編
オシャレ目的だけでいうと、最近ではリボンに代わってバンダナやシュシュが主流になっています。
シュシュは緩い首飾りとして首元につけるもの。バンダナは三角巾のような形になっており、リボン同様、季節の柄を手軽に楽しむことができます!
リボンやお洋服が苦手な子におすすめのアイテムです。
犬のリボンの付け方
犬にリボンを付ける際に忘れてはいけないのが『セットペーパー』です。
犬の毛は柔らかくとっても繊細です。
そのまま束ねて括ってしまうと、愛犬の毛が傷む原因にもなります。
そこで必須になるのが『セットペーパー』です。
ちいさな薄紙で、犬の毛を包むためにあります。セットペーパーはカラー展開もされているため、実際に付けるリボンの色味と併せてチョイスしても良いでしょう。
では犬用リボンの付け方について
簡単スリーステップのご紹介です!
- 愛犬の毛を1束取る
- セットペーパーで毛束を包む
- ゴム製のリボンを括りつけて完成!
毛束が少なすぎるとリボンをつけた際に根本が不安定になり、取れやすくなったりするため要注意。
毛束が少ないと皮膚が引っ張られて痒みを引き起こす原因にもなります。
ある程度の毛量は取ってあげてください。
縦長のセットペーパーで毛束を包んでいきます。
毛束に沿って縦長に包んだ後は三つ折りなどにして、リボンを付けやすいように調整してみてください。
あっという間に愛犬をドレスアップできるのが、犬用リボンの良いところですよね!
犬にリボンをつける際の注意点
愛犬にリボンを付ける際のメリットについてお話しましたが、飼い主として気になるのが“リボンをつける際の注意点”。
快適なリボンライフを送るために、こちらについても掘り下げていきます!
◆長時間付けっぱなしにしない
リボンをつけた愛犬は可愛い….
だからといって長時間つけっぱなしにするのはNGです。
根本から新しい毛が伸びてくるにつれ、固定されたリボンはブラブラと不安定になっていきます。そうなる前が外し時です。
日数にして3日〜7日程で外してあげましょう。
その前に犬自身で取ってしまうパターンもあると思いますが、是非飼い主さんが優しく取ってあげてください。
次のトリミングまで…と考える方もいるようですが、リボン周りのブラッシングは出来ませんので毛玉発生の原因にもなります。また、ある程度引っ張られているため、痒みが出てくる子もいるそうです。
頃合いを見て、飼い主が外してあげることが必須になります。
◆耳を引っ張りすぎない
トイプードルなどの垂れ耳の犬種は、耳の辺りにリボンをつけることになります。
その場合、耳は引っ張りすぎないように、ほんの少し根本をゆったりさせてあげてください。
あくまでも、犬用リボンはアクセサリーの一種です。
愛犬の日常の負担になるような付け方は避けるようにしましょう。
◆頭皮そのものを挟まない
ピン(クリップ)タイプに多くみられるのが、頭皮そのものを挟んでしまうこと。
ピンタイプを使用する際もゴムタイプ同様、毛束を取り、根元の確認をし、やさしく付けてあげましょう。
◆リボンの誤食に注意!
パピーや誤食癖のある子には、小さいパーツが詰まったリボンは大変危険です。
お留守番中にリボンが取れて誤食をしてしまったという事例も多いそうです。
愛犬がリボンをつけさせてくれない時
オシャレの一環として、また衛生面を鑑みてリボンをつける事例を紹介してきました。
でも愛犬がリボンをつけさせてくれない場合はどうしたらいいの..?という素朴な疑問についてお答えします。
◆そもそも無理やりつけない
犬用リボンは犬にとって必ず必要なものではありません。喜んでつける子もいれば、嫌がる子もいて当たり前です。
その場合は無理やりつけるようなことはせず、様子をみてください。
コンディションやシチュエーションにもより、受け入れてくれる場合もあります。
あくまでも『愛犬の無理ない範囲で』が鉄則です!
◆ご褒美を与える
『リボンをつけたらいいことがあるよ』と提示するために、ご褒美制にするのも良いでしょう。特に涙やけが酷い仔や、目の周りを清潔に保ちたい場合のリボン着用には有効な手段だと思います。
- リボンをつけたら飼い主さんに喜んでもらえた!
- リボンをつけたらオヤツがもらえた!
このように“嬉しい記憶”を覚えさせることは、愛犬の日々のメリハリにも繋がることになります。
前述で申し上げましたが、無理ない範囲で、愛犬にストレスを与えない範囲でチャレンジしてみましょう!
犬用のリボンの作り方
まず、愛犬の頭のサイズに合った太さのリボンを用意します。
リボンは2㎝~2.5㎝のものを使っている作家さんが多いようです。
小さい輪ゴム(シリコンゴムでも可)のご用意もお忘れなく!
セットペーパーはインターネットショップで気軽に購入できます。
9㎝ほどにカットしたリボンが、可愛らしいリボンに変身していきます!
カットした断面はほつれやすいので、ライターなどで焼くと良いそうです。
中央に向かって両端を折り、アイロンで折り癖をつけます。
中央部分を糸でキツく押さえていきます。
二重に括りしっかりと結んでください。
ビーズやパーツなどの装飾も縫い付けていきます。
裏面にゴムを縫い付けたら出来上がり!
動画を見ると意外と簡単かも?!
器用な飼い主さんは是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は『犬用リボン』について掘り下げてみました。いかがでしたでしょうか?
オシャレとしても、衛生観点からみても有効な犬用リボン。
四季やイベントに合わせて衣替えしていくのも楽しそうですね。
つけ方に不安がある場合は、お世話になっているトリマーさんに相談してみるのもいいかもしれません。
あくまでも無理のない範囲で、愛犬と一緒に、素敵なリボンライフをお過ごしください!
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