仔犬を迎える時
可愛いばかりの仔犬は、触れたくて仕方がありませんが、仔犬側からすれば初めての環境で緊張しています。慣れるまで、ゆったりと待ってあげることは大切です。
ゲージ等を用意されると思いますが、犬にとってゲージ、小屋は自分のテリトリー…安心出来る場所なのです。その場所にいるのであれば、待っててあげて下さい。
また、犬は元々穴ぐらで暮らしていた生き物ですから、ゲージ等はなるべくダンボールで囲ってあげたり、光を遮断出来るような布を被せてあげて下さい。
夜泣きすることもあるはずですが、いくら泣いてもトイレ以外は、知らないふりをしてください。ここが寝る場所なんだと認識してくれます。…我慢も大切です。
仔犬の食事
何を食べさせるのかも大事ですが、どう与えるかも大事です。
最初は人の手から、与えてください。そうすることで人の手に慣れ、人の手はいい物なんだと認識してくれます。特に小さい時は手に慣れておくと、恐怖心なく人の手を受け入れるようになります。
また、食器で食べる時も、時々手を入れて食べさせたりしていると、慣れていきます。
食事の時間ですが、人が食べた後に食べさせるようにします。犬は、順位を付けるので、先に食べさせると自分が優位だと勘違いしてしまいます。時間も、決めてしまうと、その時間に要求するようになりますから、最初はバラバラの時間で与えたほうが良いです。
仔犬への対応
スキンシップは大切で、小さな頃から体のあらゆる所を触れてあげて下さい。例えば、小さなお子様がいらっしゃる、お宅の場合、スキンシップの時に尻尾を引っ張ったりしてあげると、お子様が、いきなり尻尾を触ったり、引っ張ったりしても平気になります。
口を開けて、手を入れたりするのも慣れさせておくと良いです。
仔犬の社会性
仔犬の頃に性格が形成されますので、沢山の人、動物……あらゆるものに触れている犬は、社会性が豊かで、穏やかに育ちます。
また、叱る時は、名前を呼んで叱ってはいけません。名前は飼い主から呼ばれる嬉しい物と認識していれば、何かあった時も名前を呼ぶことで反応してくれます。
叱るタイミングは、その場限りで、後で叱っても犬は覚えていないので、何を叱られているのか理解できません。イタズラをした瞬間に、短く叱るのが大事です。
叱られたらゲージへ逃げ込んだりしますが、前述の通り安心出来る場所なので、ゲージまで追って叱ることは、決してやってはいけません。
仔犬の散歩
予防接種等が終われば、散歩へのステップですが、仔犬の頃は決して好きなように進ませてはいけません。横に並ぶように歩き、時々立ち止まり名前を呼んであげます。名前で反応したら、ご褒美をあげたりすると良いです。成犬になっても名前への反応が良くなります。
仔犬の可愛い時期、この時期を大切に過ごすことで、きっと楽しい犬ライフを過ごすことが出来ます。赤ちゃんと同じで言葉もわかるはずもなく、どうしていいのかも分からないでいます。不安でいっぱいの心を満たしてあげることで、愛情深い成犬になります。
言葉は分からずとも沢山話しかけてあげて下さい。沢山触れてあげて下さい。
その分、きっと応えてくれます。与えた以上の物を返してくれます。愛情深い成犬となる為に仔犬の時期を、大切にしてあげて下さい。
ワンちゃんとスキンシップを取る方法
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