1.犬のふりかけはどんな時に役立つ？
1-1.食欲改善
1-2.栄養補給
3.犬用のふりかけの選び方
3-1.原材料を見る
3-2.無添加で作られたもの
3-3.原産国
3-4.犬の好み
4.おすすめの犬用のふりかけ
4-1.特選逸品 ささみふりかけ 50g
4-2.特選逸品 鶏ささみ＆チーズふりかけ 45g
4-3.カミフェ NMN入り ラクダのミルク 犬猫用 40g
4-4.チーズふりかけ 180g
4-5.Q-pet ふりかけ
4-6.プラクト 健康ケア ふりかけ ササミ 50g
5.手作りのふりかけのレシピ
5-1.豚肉と卵のふりかけ
5-2.サーモンふりかけ
犬のふりかけはどんな時に役立つ？
◆食欲改善
愛犬がドライフードをあまり食べてくれないという悩みのある飼い主さんも、少なくないでしょう。食べムラがあったり、フードを残したりするワンちゃんもいます。また、ちょっとした体調不良や加齢から、食欲不振になることもあります。
犬用ふりかけには、チキンエキスやビール酵母が使われていることが多いです。これらの成分の香りは、犬の嗜好性を高めると言われています。
穀物が多く使われているフードや、オイルでコーティングされていないフードなどは、嗜好性が弱くなる傾向があるので、食欲増進効果が期待されます。
◆栄養補給
総合栄養食のドッグフードと新鮮な水を与えていれば、犬にとって必要な栄養をバランスよく摂ることができます。
しかし、総合栄養食だけでは補いきれない、健康維持のための栄養成分が含まれている商品も増えているので、栄養補給の側面から活用するのもおすすめです。
歯磨き効果や、目のケア、関節ケア、水分補給などが期待できるふりかけもあります。ドッグフードだけでは摂りにくい栄養成分の補給に活用するとよいでしょう。
摂取しにくい栄養成分としては、整腸作用のある乳酸菌やフラクトオリゴ糖、関節に効果が期待されるグルコサミンやコラーゲン、抗酸化作用のあるポリフェノール、疲労回復効果が期待できるイミダペプチドなどがあります。
どんな成分を摂った方がよいのかは、愛犬の体質や年齢によって異なります。一度、獣医師さんに相談してみてくださいね。
何歳からふりかけを与えていいの？
基本的には、生後6ヶ月齢以降であれば与えてもよいでしょう。6ヶ月未満の幼犬は、消化器官が未発達で食べられるものが限られます。
また、幼いうちにふりかけを与えすぎると、後々、ふりかけしないと食べない癖がつく可能性もあります。
商品によっては対象年齢を記載している場合もあるので、必ずパッケージを確認するようにしましょう。
犬用のふりかけの選び方
◆原材料を見る
原材料は、通常、パッケージの裏面に記載されています。多く含まれる原材料から順に書かれているので、主原料だけではなく、細かくチェックすることをおすすめします。
犬用ふりかけの素材として多いのは、ささみなどの高タンパク質かつヘルシーな食材です。
こういった食材を好む犬は多いですが、一方で、これらの食材は食物アレルギーの原因となることも多いので、注意が必要です。
愛犬に食物アレルギーがある場合には、アレルゲンとなる食材を与えることがないよう、原材料をよく確認しましょう。
他に、犬用ふりかけに使われる食材で多いものには、下記のものが挙げられます。
●牛肉
●豚肉
●鹿肉
●馬肉
●チーズ
●野菜
●豆類
●豆製品（納豆、おからなど）
●さつまいも
●魚（鮭、カツオなど）
また、栄養補給を目的とする場合、補給したい栄養成分が含まれているかもチェックしたいポイントです。
さらに、愛犬の年齢や体調にあった原材料のふりかけを選んであげるのも重要です。
消化器系が弱っているシニア犬であれば、野菜が使われているものがおすすめです。若くて基礎体力があるワンちゃんには、肉類が使われているものがよいでしょう。
◆無添加で作られたもの
原材料をチェックするときには、ぜひ、食品添加物についても確認しましょう。
食品添加物は厚生労働省の認可が下りているものなので、通常与える分には危険性はほぼ無いと考えられます。しかし、長期的に与える場合には、使用量が少ないものを選びたいですね。
パッケージの表面に「無添加」と書かれていても、「何が」無添加なのかは分かりません。ぜひ、裏面の原材料表記を確認して、気になる成分が無添加のものを選んでくださいね。
◆原産国
国産の方が安心できるという飼い主さんは多いでしょう。
犬用ふりかけには原産国の記載が義務づけられていないため、明記されていない商品もあります。しかし、原産国が明記されている方が安心ですし、国産であれば、なお安心して与えられるでしょう。
ただし、原産国とは、最後の加工を行った国を示しています。このため、原産国以外を産地とする原材料が使われている場合があり、注意が必要です。気になる場合には、原材料の産地もチェックするといいでしょう。
また、「○○産」と表記されている場合も、全ての原材料がその産地のものであるとは限りません。主要な原料の産地も確認すると、さらに安心ですよ。
◆犬の好み
食欲増進のためにふりかけを使っても、愛犬の好みに合っていなければ、食べてくれませんよね。
しっかり食べてもらうには、愛犬の好きな食材を使っているふりかけを選びましょう。主原料が愛犬の好みに合っているものを選ぶと、食べてくれやすいですよ。
また、形状によって舌触りも変わるため、犬によっては好みがあるかもしれません。
犬用のふりかけの形状としては、パウダー、そぼろ、チップ、削り、ジャーキーなどがあります。日頃の愛犬の好みに合わせたタイプを選ぶと、食いつきがよくなるでしょう。
おすすめの犬用のふりかけ
◆特選逸品 ささみふりかけ 50g
低カロリー高タンパク質の鶏ささみを主原料とする愛犬用ふりかけです。
鶏ささみは低脂肪で、良質なタンパク質が含まれています。また、疲労回復に効果があるとされるイミダペプチドも豊富です。
高タンパク質の鶏ささみを丁寧に仕上げた至高の逸品。おやつやドライフードのトッピングに。
◆特選逸品 鶏ささみ＆チーズふりかけ 45g
チーズの匂いを好む犬は、多いですよね。チーズには、タンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれていて、栄養価も高いです。
栄養バランスのすぐれた鶏ささみとチーズの組み合わせは、栄養補給と食欲改善の両方の効果が期待できます。
原材料に深いコクのナチュラルチーズと鶏ささみを使用して粉末状に仕上げた至高の逸品。幼犬からシニア犬まで毎日の食事を美味しく演出するふりかけタイプ。
◆カミフェ NMN入り ラクダのミルク 犬猫用 40g
ラクダミルクには、抗菌たんぱく質「ラクトフェリン」、不飽和脂肪酸を多く含んでいます。また、低脂肪・低糖質、乳糖含有量も少ないので、下痢を起こしにくくワンちゃんに安心してご利用いただけます。ふりかけに含まれるNMN（ニコチンアミドモノヌクレオチド）は、若返り成分として人用のケア製品でも話題を集めています。ペおいしくペットの健康面をサポートします。
ラクダミルクには「良質なタンパク質」「低アレルゲン」「少ない乳糖含有量」「おなかを壊しにくい」「低脂質」「低カロリー」といったワンちゃんにとって嬉しい機能が詰まった栄養満点なスーパーフードです。いつものドライフードに混ぜるだけのふりかけタイプで毎日のケアに！
◆チーズふりかけ 180g
チーズにこだわったふりかけで、味わい、風味の異なるチェダー、ゴーダ、カマンベールのオリジナルブレンドを採用している点が特徴です。整腸作用が期待できる乳酸菌も配合されています。
また、合成着色料、発色剤、酸化防止剤が使用されていないので、食品添加物が気になる飼い主さんも安心して与えることができますね。
生後２ヶ月以上のワンちゃんから与えられるので、迎えたばかりで環境の変化から食欲不振になった子犬の食欲改善にもおすすめです。
素材の旨みがよくなじむ。オリジナルブレンドのふりかけ。
・味わい、風味が異なるチェダー、ゴーダ、カマンベールチーズを合わせた、オリジナルの3種ブレンド製法をつくりました。
・愛犬の健康に配慮して、合成着色料、発色剤、酸化防止剤不使用。
・からだの健康維持をサポートする乳酸菌配合。
・生後2ヶ月以上の愛犬に。
◆Q-pet ふりかけ
Q-petのふりかけシリーズは、着色料と発色剤を使用していません。また、皮膚や被毛の健康維持にプラスとなるオメガ３、オメガ６脂肪酸を含むエゴマ油が配合されています。
スタンダード、ライフステージ別、プレミアムのラインナップがあり、７歳以上、１０歳以上、１３歳以上と年齢に合わせた商品があるのも嬉しいですね。
また、主原料も鶏ささみのほか、馬肉や焼き魚があり、鶏肉にアレルギーのある子にも与えられます。
皮膚や被毛の健康維持にオメガ3＆6脂肪酸が含まれる【えごま油】を配合しました。
着色料、発色剤無添加で仕上げました。
愛犬の食欲がそそられるように、風味豊かに仕上げました。
◆プラクト 健康ケア ふりかけ ササミ 50g
「プラクト」シリーズには、キリンの３５年の研究から生まれた独自の健康素材「プラズマ乳酸菌」が配合されています。
着色料、発色剤、香料無添加の安心なふりかけです。DHA、EPAを含む魚油や、オボプロンを含む卵黄粉末なども配合されているので、健康を考えたフードを与えたい飼い主さんにぴったりですね。
Plactはペットの健康を考えて乳酸菌をプラスしたブランドです。フードのトッピングに便利なふりかけタイプ！毎日のフードと一緒に手軽にプラズマ乳酸菌を摂取できます。獣医師推奨オボプロン配合。着色料・発色剤・香料無添加。
手作りのふりかけのレシピ
たくさんの商品が市販されていますが、手軽に手作りすることもできますよ。
◆豚肉と卵のふりかけ
ペットの専門店コジマのオリジナル商品「特選逸品 豚肉ふりかけ」に、卵や野菜をミックスするだけの簡単レシピです。お手軽なのに保存もきくので、作り置きもOKですよ。
◆サーモンふりかけ
サーモンと鰹節、ゴマ、乾燥大根の葉でつくる、栄養も嗜好性もアップするふりかけです。保存もできるので、毎日作る手間もありません。
ふりかけを使う際の注意点
最後に、ふりかけを与える際に注意したいポイントをまとめます。
◆食物アレルギー
食物アレルギーのないワンちゃんでも、新しい食材を与えるときには注意が必要です。
初めて与える際には少量にして、食後に皮膚の痒みや赤み、下痢や嘔吐などのアレルギー症状が出ないか見守りましょう。
◆保管の仕方
パッケージの記載を参考にして、保管しましょう。開封後は要冷蔵の商品もあります。
基本的には、直射日光を避けて涼しいところで保管し、湿気を避けるとよいでしょう。
◆与え過ぎない
ふりかけには、塩分が含まれていることがあります。塩分の摂りすぎは、病気の原因になる可能性があります。
また、チーズなど高カロリーな食材が含まれている商品もあり、与え過ぎが肥満につながることにも留意しましょう。
基本的に、総合栄養食以外のフードは１日の必要カロリーの10～20％までにとどめるようにしてくださいね。ふりかけは、あくまでトッピングとして用いましょう。
◆よく混ぜる
粉末状や削りの場合、犬がむせてしまうことがあります。ふりかけだけを食べてしまうことを避けるためにも、ドライフードとよく混ぜて与えましょう。
まとめ
ふりかけは、食欲改善、栄養補給の効果が期待できます。上手に取り入れると、愛犬の食生活を豊かにしてくれるでしょう。
ただし、食欲不振には、運動不足やストレス、病気などの原因も考えられるため、長く続くようなら、動物病院を受診してみてください。
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