エリザベスカラー
膀胱結石の手術の為1週間入院していた愛犬。帰ってきてもまだ抜糸が済んでいないので、傷口を舐めないようにする為にエリザベスカラーを付けての生活になります。
傷口は何も貼ったりせずにそのまま帰って来るので、しっかりくっつく前に舐めたりして、開いてしまった!なんて事があればもう一度麻酔をして縫合しなければいけなくなってしまうので寝る時もカラーを付けたままの生活になります。
寝不足
私はいつも愛犬と一緒に寝ていたので退院して来てからももちろん一緒に寝ていたのですが、カラーをしている愛犬は上手く布団の中に潜れずに出たり入ったり。そのたびに私にガツガツカラーが当たります。夜中も思い通りに布団に入れずにウロウロしたり、時には横で寝ている息子にカラーが当たり起こしてしまったりと、帰って来てから抜糸までの2週間は私も寝不足になりました。
問題点
カラーをしたままご飯を食べたり、家の中を歩いたりする事にはすぐに慣れたのですが、いくつか問題も出てきました。
耳を痒がるようになり、独特な臭いがするようになったので耳の中を見てみると赤くなり、とても脂っぽくなっていました。
カラーで耳が押される事で通気性が悪くなり、耳の中が蒸れてしまっていたようで外耳炎になっていました。
耳の中を綺麗に掃除して、退院後1週間で病院に行った際に薬を出してもらい毎日耳の掃除をして薬を入れる事になりました。
薬を入れ始めると赤みはひいてきましたが、やはり耳の中はじめっと蒸れているような感じですぐに汚れてしまうといった感じでした。
耳の掃除をする際にカラーを外したら耳の毛のカラーに当たる部分に毛玉が!!
愛犬はトイプードルなのですが、毛の絡まりやすい犬種のワンちゃんはカラーで擦れてしまい毛玉が出来やすいようで、抜糸まで気がつかないでいたらとても大きな毛玉になってしまう所でした。
大きな毛玉が出来てしまうと取る時に痛い思いをしたり、毛が抜けて薄くなってしまったりとワンちゃんに負担がかかってしまうので、毎日耳のブラッシングが必要でした。
愛犬の場合、耳の位置が高いというのもあるとは思いますが、カラーで耳が押されてどうしても耳が目にかぶってしまっていたのです。
耳の毛が目に入ったりしてしまうようで今まであまり気にならなかった目やにがとても多くなりました。
乾燥してしまった目やにをそのまま取ってしまうと、毛が抜けたり真っ赤になってしまったりするのでガーゼを濡らしてふやかして取ります。
結局毎日カラーを外してお手入れをする事になりましたが、1度カラーを外してしまうと、もうカラーをしたくないと暴れてしまい、愛犬にはとてもストレスになっていたようです。
カラー以外の方法
カラーを付けての生活がどうしてもストレスになってしまう場合、傷口の場所にもよりますがカラーを付けずに洋服等でカバーをするという方法もあります。
洋服の上からでも気にして舐めてしまう子はカラーを使用した方がいいのですが、あまり気にしない子であれば飼い主さんが見ていられる間は洋服にする等工夫をすればワンちゃんのストレスも少しは軽減されると思います。
ワンちゃん用の洋服だとどうしてもお腹の周りをカバーするのは難しいので、人間用のタイツや、いらなくなったTシャツ等でワンちゃんに合った物を作ってあげましょう。
まとめ
愛犬の場合は手術をしてからシャンプー出来るまでに3週間かかりましたが外耳炎になってしまい顔周辺が臭くなってしまったり、お手入れはしているもののいつもより汚れている感じでボサボサになっていました。
毛が絡まりやすいワンちゃん、たれ耳のワンちゃんは手術前にトリミングで耳の毛の毛量を落としておく、目の周りや口の周りの汚れやすそうな部分は短めにカットしておく等の準備をしておくとお手入れがしやすくなると思います。
愛犬自身も生活が不便なうえに、耳が痒いのに掻けないストレス、抜糸までお散歩に行けないストレスでイライラしてしまう事もあり、カラーをしての生活は思っていた以上にワンちゃんにも飼い主にとっても大変な事なんだなと気付きました。
もしもワンちゃんがカラーをして生活しなければいけなくなった際は、愛犬の経験を少しでも参考にして頂けたらなと思います。
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