快適温度は何度?
そもそも、犬のお部屋の中での快適温度とは何度でしょうか。ずばり、18度から22度くらいだと言われています。私はこの温度を知ったとき、以外に高くていいんだと思った記憶があります。でもよくよく考えてみると、しっかりECOを心がけている人はこのくらいの温度設定で冬場をお過ごしかもしれませんが、どうしても、もう少し高めに温度設定してしまっている方も多いのではないでしょうか。最近はエアコンの性能もあがり、冬場でも薄着で快適に過ごせる環境が当たり前になってるお家もあるかもしれませんね。しかし、それは犬にとっては暑すぎること、間違いなしです。廊下や玄関に逃げてしまうことが多かったり、水をやけに飲んだりするようなら要注意です!
冬場でも熱中症に似た症状で病院にかかる犬もいるそうです。そうならない為にも再度お部屋の温度はしっかりと見直してあげましょう。
乾燥も天敵!
温度ももちろん大切ですが、室内温度だけで、解決しようとせずに、湿度に関しても少し関心を持って調整してみましょう。
乾燥すると病原菌等の発生率もぐんとあがります。その環境下で風邪を引くのは犬であろうが人間であろうが同じです。犬が風邪を引くのは心配ですが、大切な飼い主さんが風邪を引いてしまうのも愛犬にとっては悲しいことです。そうならないためにも犬も自分も合わせて風邪予防を兼ねてお部屋の加湿も気をつけられるといいですよね。
また湿度があがることで、お部屋の温度も暖かく感じる為、お部屋を暖めすぎず、快適に過ごすことが出来愛犬の為を考えられるだけでなく、ECOにもなっちゃいます。まさに一石二鳥!一挙両得!これは試さない手はないですよね。
下からの温度を気にしよう!
さて、上述したように、温度と湿度に気をつけるのはもちろんですが、暖め方にも少し注意が必要です。
それは人と犬とでは温度の感じ方に違いがあるからです。
基本的に犬は体高が低いため人よりも冷たい場所にいます。また大概の犬は背中側よりもお腹側の方が毛が少ないですよね。そうなると上から暖められるよりも下から暖められた方が暖まりやすいのです。
しかし通常の暖房器具を使用すると暖かい空気は上の方にたまりがち。つまり人がこのくらいの温度でいいかと思っていてもわんちゃんにとっては案外寒い…なんてこともあり得るのです。
そんなときに役立つのが湯たんぽ!クレートやベッドに置いておくだけでお腹側からじんわり暖まります。また暑いと感じた場合は犬自身が判断をして、離れることが出来るため、火傷や暖まりすぎも防ぐことが出来るためとても良い方法です。
しかし、中には湯たんぽをおもちゃにしてしまったり、カミカミしてなかなか思い通りに暖を取ってくれない…なんてワンちゃんもいると思います。そんなワンちゃんにはペット用のホットカーペットを用意してあげるのも良いのではないでしょうか。ペット用ホットカーペットもあまり大きくないので、暑くなったらその場からすぐにどくことが出来ますし、一部分だけ乗る事も出来ますから。
以上、今回は犬のお部屋でも快適な温度とその環境作りについて、ご紹介しました。
お部屋での環境はお宅によって様々だと思います。まずは愛犬の様子をしっかりと見てあげた上でその子にあった対処方を見つけてあげることがよいですね。またお部屋を快適にしたからといって、お外に出なくなるのは愛犬のためによくありません。あくまでもお散歩をして、運動をして健康な状態を保った上でお部屋で快適に過ごせると良いですね。