そもそもパピヨンとは?
パピヨンはフランス語で「蝶」を意味する単語です。起源は定かではありませんが、既に700年くらい前には存在していたと言われています。瞬く間にヨーロッパにおいて広まり、特にフランスにおいて持てはやされたと言われています。
その愛くるしい容姿とフサフサの耳は、かのマリーアントワネットも好んだとも言われています。ブルボン朝の時代までは垂れ耳が一般的で、また、リスのように尾が巻いていることからリス犬と呼ばれていたが、19世紀末ごろにスピッツやチワワなどと交配されて現在のような立った耳のタイプのパピヨンが誕生しました。
21世紀における日本においても大変人気のある犬種となっており、専門のブリーダーもいてペットショップなどでも売り上げは常に上位に入っています。
分類上では小型犬に含まれます。体格的には20cm前後。特に目がパッチリしているのと、立った耳が特徴的です。しかも、比較的病気に強く、白内障や心臓病など一般的にかかりやすい病気に注意をしていれば大丈夫であると言われています。
パピヨンの性格って?
そんな魅力的なパピヨン。パピヨンの性格は一言ではなかなか言い表せない多様な性格をしています。まずとにかく活発で動き回るというもの。飼い主にとって良い遊び相手になると思います。特にボール遊びなどは大変喜びます。
そしてゴールデンレトリーバーのように従順な一面も持っており、時として大胆で勇敢な面をみせる事もあります。
このように大変活発で自己主張も強く動き回りますが、反面繊細で甘え上手で飼い主思いの一面もあるのです。活発さ、従順さ、そして勇敢さいずれも兼ね備えているのがパピヨンなのです。
さらに飼い主や飼育環境への適応度も高いです。よって飼い主次第で従順な子に仕立てられる事もできれば、甘やかしすぎると、それに慣れしまいムダ吠えばかりして言う事を聞かないワガママな子になってしまうことも…。
なので、飼い主としては素敵な家族の一員にさせるために細心の注意を払いましょう。
●男の子の性格
同じパピヨンでも男の子と女の子では性格が少々異なります。男の子の場合より活発に動きまくるのですが、他の犬種に比べやや甘えん坊なところがあります。また仔犬にもよりますが6ヶ月を過ぎると発情期を向かえるので、興奮しやすくなるとも言われています。なので早いうちに去勢等をするとよいでしょう。去勢せずにそのままでいると、マーキングというおしっこを到る所に放つという困った癖を出す子もいます。
メスの性格は少し違う?
女の子は男の子に比べると、落ち着いた性格をしているとも言われています。より自立心が強く、従順な子も多いです。性格的には男の子より飼いやすいですが、発情期にはそわそわしたりする傾向が強いので、繁殖目的で飼育するのでなければ避妊するという手段をとると良いでしょう。
飼育する際に注意したい点
今まで見たとおりパピヨンは活発に動きまくる性格な上、高いところから飛び降りると言った事には注意が必要です。足がもともと細いので、骨折などの危険があります。事故がなくより健康に過ごしてもらうためには、犬舎やトイレは低いところに置き、高所には上らせないようにしつけるようにするべきです。
このように中々一言ではいい表せないパピヨンの性格。皆さんも是非パピヨンの虜になってみてください。
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