老猫が食事を食べない時にできる4つの工夫!介護の方法は?

2017.04.30

老猫が食事を食べない時にできる4つの工夫!介護の方法は?

猫の寿命は一般的に10~15年程度です。最近は飼い主さんの意識の変化や医療の進歩から、20年以上生きる猫も少なくありません。愛猫に長生きしてほしい。それは飼い主さんに共通の願いだと思います。老猫が元気でいるために、食事はとても重要です。老猫が食事を食べないようになったら、私たち飼い主はどのように介護すれば良いのでしょうか?

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年齢にあった食事を選びましょう

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老猫は咀嚼力が低下し、歯も弱ってきます。そのため硬いドライフードなどを食べることが困難になってきます。

フードは「シニア用」「老猫用」など、老猫が食べやすいように調整されたフードを選ぶようにしましょう。

また運動量が低下していますので、今まで与えていた食事量より徐々に減らしていくようにして、肥満を予防します。

◆ナトリウムやリンが調整されたフードを選ぶ

老猫の必要な栄養も若い猫と違ってきます。老猫は腎臓や心臓の機能が加齢とともに低下してきます。良質なたんぱく質を適度に摂るとともに、ナトリウムやリンを過剰に摂取しないことで、腎臓や心臓の負担を減らします。

◆消化の良いフードを選ぶ

食欲や消化吸収能力も衰えてきます。成猫の時よりもビタミン類を多めに摂取するように心掛けましょう。老猫のためのフードは消化吸収の面も配慮されているのでうまく活用しましょう。

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メディファスは猫の臨床栄養学から生まれた下部尿路の健康維持フードです。まぐろを第一原料として美味しく仕上げた総合栄養食で、18歳以上の老猫の健康に配慮し、腎臓や心臓に負担をかけない、老猫の体にやさしいフードです。

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◆いつもでも水を飲めるようにする

いつでも飲める新鮮な水を猫が好む場所に設置してあることも重要です。老猫は腎臓機能が衰えるため、水分摂取量が少ないと脱水症状を起こしやすくなり、便秘の原因にもなります。

猫が水を飲みたい時すぐに口にできるよう、水を入れた容器を部屋のあちこちに置くようにしましょう。ウェットフードを与えると水分補給にもなります。

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水道水中の有害物質のうち5物質を除去。ミネラルウォーターやウォーターサーバーと比べても経済的。

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老猫が食事を食べない時の対策は?

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老猫は食欲にムラが生じやすく、全く食べなくなってしまうこともあります。そんな時はフードを食べない原因が何であるのかを知ることが重要です。

体の衰えからなのか、食事内容が気に入らないのか、病気を発症したためか、寿命なのか・・・。食べない原因はいろいろ考えられます。場合によっては介護が必要となります。

◆柔らかいフードを与える

老猫は咀嚼力や噛む力も衰えます。老猫が食べやすいようにフードを細かく、柔らかくしたり、ペースト状のフードを利用しましょう。

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通常のちゅ~るよりもエネルギーが高い液状のおやつ。イミダゾールジペプチド(アンセリン・カルノシン)配合。

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◆温めて嗜好性を上げる

老猫は嗅覚も衰えてきます。全く食事を食べない場合、匂いを感じることができなくて目の前の食べ物が認識できていない可能性があります。

匂いは温めると強くなるので、匂いを感じることができるようにフードを少し温めて与えましょう。

◆食事の体勢を工夫する

食事をするときの体勢が、老猫にとっては辛く感じることも多いようです。足腰が弱ってきた老猫のために、食器は高めの台に置くなど、猫の方から食器に顔を近づけなくても良いような工夫をしましょう。

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◆色々なフードを試してみる

食事内容によって全く食べないことは、老猫に限らずよくあることです。

老猫は食べることが大切です。お気に入りの食事を与えてみたり、今まで食べたことのないフードを与えてみたり、とにかく食べてくれるものを探しましょう。鰹節や塩分の入っていない出汁スープで風味付けしてみるのもいいですね。


病気や老衰で食べられない時は介護が必要

病気になれば食欲が落ち、食事をするのも億劫になるのでしょう。フード皿に食事を入れても関心を示さなくなったら、食事も介護が必要となります。
まずはスプーンや手から直接口に運んであげましょう。それも咀嚼できないようであれば、獣医師と相談の上、流動食に切り替えます。

スポイトなどを使い直接口の中に入れる方法もあります。
犬歯の後ろに差し込んで、少しずつ流し込みます。一度に多く与えると胃に負担がかかるため、1日に3〜6回に分けます。

体を抱っこして起こし、顔を斜め上にした状態で与え、流動食が逆流する事を防止します。食べ終わってもしばらくそのままの状態でいましょう。

急に流し込むと流動食が気管に入ってしまう恐れがありますので、ゆっくり少しずつ入れてあげましょう。飲み込んだ事を確認して、次の分を入れてあげましょう。


まとめ

自分で多くのことを出来なくなった老猫を介護するのは飼い主さんの責任です。今まで一緒にいてくれた愛猫に感謝してお世話しましょう。少しでも長く愛猫と一緒にいられるように、愛猫に食欲が戻って食事を食べることができますように、と将来の自分に向かって書きました。

最後まで読んでくださってありがとうございました。



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そらにゃん

そらにゃん

猫が大好きなおばさんです。猫、いいですね! 我が家には「そら♂」「すず♀」「りん♀」のニャンズがいます。 ずっと犬を飼っていて猫暦はまだ二年そこそこと短いのですが、長年の願いだった猫との暮らしに今もウハウハ状態です。ニャンズのおかげで仕事や家事や寄る年波の疲れも吹っ飛びます。 病気がちな「そら」のおかげで獣医さんと懇意になり、通院の度に先生から様々な猫情報を教えていただいてます。 いかにニャンズを満足させられるか、猫じゃらしの振り方を日々研究中。 得意技は猫に錠剤を飲ませること。←ただし「そら」限定!?

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