【大型猫の種類5選】大きい猫の魅力を紹介!飼い方や注意点は?

2023.07.19

【大型猫の種類5選】大きい猫の魅力を紹介!飼い方や注意点は?

モフモフで大きい大型猫、間近で見ると一般的な猫との大きさの違いにびっくりします。食べ過ぎてデブ猫なせいで大きいのかなと思いきや、実は筋肉モリモリなたくましさを持つのがでかい猫の魅力。人間好きな子も多くて抱っこさせてくれる子も多いのです。中にはヒョウの様な見た目の種類の大型猫まで! この記事では、そんな大型猫の魅力や種類、また大型猫の飼い方と注意までをご紹介します。一度飼ったら絶対虜になる大型猫の魅力満載です。

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【目次】
1.大型猫の特徴、魅力とは?
 1-1.とにかくサイズが大きい
 1-2.がっしりした骨格
 1-3.大らかな性格
 1-4.存在感がある
 1-5.我が家の大型猫は…

2.大型猫の種類5選!
 2-1.大型猫の代表格「メインクーン」
 2-2.神話にも出て来る北欧の猫「ノルウェージャンフォレストキャット」
 2-3.ロシアからの贈りものとして話題になった「サイベリアン」
 2-4.ぬいぐるみのような大人しさから命名「ラグドール」
 2-5.野生の獣感が格好良い「サバンナキャット」

3.世界一大きい猫!

4.大型猫を飼うポイントと注意点
 4-1.一般的な猫と大型猫の成長スピードの違い
 4-2.大型猫の食事の与え方
 4-3.猫グッズのサイズに注意
 4-4.遊ぶ場所やスペースに注意

5.まとめ

【掲載:2018.12.22  更新:2023.07.19】

大型猫の特徴、魅力とは?

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猫の可愛さは猫によって違うものですが、子猫を見て「可愛い!」と思う方は多いのではないでしょうか。

しかし、その対極とも言える可愛さを持つのが「大型猫」です。実際に私も大型猫を飼っておりますので、この項目では大型猫の特徴や魅力を存分にお伝えしたいと思います。

◆とにかくサイズが大きい

大型猫を飼っていると「大きい!」と言われる事が一番多いです。

大型猫でもオスとメスで体格差はありますが、代表的な大型猫のメインクーンでは、メスでも4kg~6kg、オスだと6kg~8kg、さらに大きい子では10kg以上になる猫もいるようです。

日本猫と言われる猫でも標準的な体格の猫は、オスでも3.0kg~5.0kgと言われており、お外の日本猫と我が家の大型猫を比べると、かなり大きさの違いを感じます。

当然体重も重いので、抱っこするとずっしりとして、3時間ほど膝に乗せるとお尻が痛くなってきます。両手でしっかり抱きしめられるサイズ感なのが魅力です。

◆がっしりした骨格

大型猫好きさんが魅了されるのは何と言ってもがっしりした骨格です。

大型猫というと太り気味のデブ猫を想像されるかもしれないのですが、実は筋肉質でマッチョなところが魅力なんです。

その魅力を感じやすいのが前足です。標準的な猫のほっそりしなやかな前足に比べると、大型猫の前足は、がっしり骨太な事が見た目から伝わってきます。

のしのしと歩く姿はライオンやトラのような勇ましさがあります。

◆大らかな性格

大型猫の中でも、長毛種の種類の猫に多く見られる共通点は「大らかな性格であること」です。優しくおっとりとして、辛抱強く大人しく、人間が好きな子が多いようです。

また、大型猫の種類でも個体差はありますが、鳴き声が小さめであまり鳴かない子も多いようです。

猫と一緒にゆったりと過ごしたい方には大型猫がおすすめです。

◆存在感がある

大型猫の魅力の一つは、存在感が大きいことです。

小型~中型の猫の場合、気づいたら傍にいたり、小さな隙間に入っていたり「いつの間に!?」という忍者のようなお忍び感が魅力的だと思うのですが、大型猫は対極的に存在感がとても大きいです。

抱っこや膝に乗せるともちろん重いですが、大きい故の存在感や頼もしさを感じられるのが大型猫ならではの魅力ではないでしょうか。

◆我が家の大型猫は…

我が家では、ノルウェージャンフォレストキャットのオス猫を飼っています。体重は5.8kgで、この種類の中では標準的です。

非常に甘えん坊でリラックスタイムには必ず膝に乗ってきますが、自宅で仕事をする間は決して邪魔せず大人しく過ごしています。甘えたい時以外はほとんど鳴きません。

また、お腹が空くと、いつもフードをあげる場所でじっとご飯が出てくるのを待つような性格をしています。

友人などが自宅に来ると、逃げることも隠れることもなく、撫でられたり自分からすり寄っていくフレンドリーさがあります。


大型猫の種類5選!

大型猫は、体重が約5kg以上の猫のことを指し、色々な種類の大型猫がいます。

この項目では、定番からちょっとマニアックな種類まで、大型猫の種類をご紹介していきます。

◆大型猫の代表格「メインクーン」

メインクーン
>>メインクーンについての記事はコチラ<<

北アメリカの猫で最も古いと言われるメインクーン。オスのメインクーンは体重が6kg~8kgほどあり、世界一大きい家猫としてギネス登録された子もいるそうです。

四角い顔立ちにダブルコートの被毛で、尻尾までふわふわした見た目が特徴的。毛色や模様はとても幅広いのですが、ブラウンやシルバーのタビー(縞模様)の子が広く知られています。

飼い主についてまわるような人懐っこさがあり、来客にもフレンドリーな性格をしています。
また、ボールを投げると取って来ることを覚えられるなど知能も高く、高く可愛い鳴き声をしています。

◆神話にも出て来る北欧の猫「ノルウェージャンフォレストキャット」

ノルウェージャンフォレストキャット
>>ノルウェージャンフォレストキャットについての記事はコチラ<<

北欧の神話で女神フレイヤのソリを引いていた猫として伝説があるノルウェージャンフォレストキャット。オスの成猫は4.5kg~7.0kgと大型です。

アメリカで繁殖が盛んに行われていた経緯があり、線が細めのアメリカ系と、がっちりした体格のヨーロッパ系の2系統があります。

メインクーンと同じくダブルコートのふわふわした被毛で、毛並みや顔立ちからゴージャスという表現がぴったりな猫です。

穏やかで辛抱強く、フレンドリーな性格です。長毛種の中では活発な猫と言われています。

◆ロシアからの贈りものとして話題になった「サイベリアン」

サイベリアン
>>サイベリアンについての記事はコチラ<<

ロシア土着の猫と言われるサイベリアンですが、ルーツは謎に包まれている猫です。
日本では、秋田県知事がプーチン大統領に贈った秋田犬に対する返礼で、サイベリアンが贈られ話題となりました。

オスの成猫は4kg~9kg、時には10kgを越える個体もおり大型です。筋肉質で骨量も多く、適度な脂肪が乗った丸みのある形は「ビヤ樽形」とも呼ばれています。

基本的にはダブルコート、稀にトリプルコートの珍しい個体もおり、ふわふわの長毛種です。

従順で温和な性格で家族に寄り添ってくれますが、テリトリーの意識は強く家族以外の人には冷たいこともあるようです。

◆ぬいぐるみのような大人しさから命名「ラグドール」

ラグドール
>>ラグドールについての記事はコチラ<<

ペルシャ猫のブリーダーから生まれたと言われているラグドール。抱っこされるのが大好きで、ぬいぐるみのように大人しいことから、「ぬいぐるみ」という言葉を意味する「ラグドール」の名が付けられました。

オスの成猫の体重は6.5kg~9kgとメインクーンに並ぶ大型猫。筋肉質でずっしりとした体格に、ミディアムロングの被毛を持っています。特徴的な斑の毛色と美しいブルーの瞳が人気です。

抱っこが好きな反面、激しい遊びは好まない子が多いようです。

◆野生の獣感が格好良い「サバンナキャット」

サバンナキャット
>>サバンナキャットについての記事はコチラ<<

ベンガルのブリーダーから生まれたと言われるサバンナキャットは、まさにサバンナを疾走していそうな勇ましい見た目の猫です。

オスの成猫の体重は6.5kg~13kgで、50cm~70cmの体長にまで成長するそうです。筋肉質で細身の体格で、短毛の毛色はスポットタビーと言われるヒョウの様な斑と縞模様の個体がポピュラーな様です。

猛獣の様な見た目に反してフレンドリーな性格をしており、知能も高いので躾がしやすい猫と言われています。

持ち前の筋肉を活かし活発に遊びまわるので、十分に遊べるスペースが必要です。


世界一大きい猫!

ギネス世界記録で世界一大きい猫の基準としては、高さや長さでの認定をしています。
最も長い猫は、アメリカに住む、メインクーンのステューイーくん!
何と体長が123cmあります。

最も背の高い猫は、同じくアメリカに住む、サバンナキャットのアークトゥルスくん!
体高が48.4cmもあります。

2頭とも既に亡くなっており、現在この記録は更新されていないようです。


大型猫を飼うポイントと注意点

大型猫

魅力いっぱいの大型猫ですが、大きいがゆえに注意しなければいけない点もあります。

◆一般的な猫と大型猫の成長スピードの違い

日本猫など一般的なサイズの猫の平均寿命は、15歳ぐらいと言われています。それに対し、大型猫の平均寿命は11歳~14歳と少し短めです。
犬の場合も大型犬の方が短命と言われていますが、猫も大型の方が短命な様です。

成長のスピードも一般的なサイズの猫と比べるとゆっくりです。一般的な猫の場合は1年ほどで成猫と言われるのに対し、大型猫は2~3年ほどかけて成猫になります。

そのため、成猫になるまでの約3年間の食事は特に大切で、栄養たっぷりのフードで体づくりをサポートしてあげる必要があります。

◆大型猫の食事の与え方

成長スピードの違いでもお話した様に、大型猫は約3年かけて成猫になるため、フードの与え方も一般的な猫とは違ってきます。

成猫となるまでの間は、1日3~4回に分けてタンパク質の高いフードなど栄養価の高いものを与えましょう。食事量は大型猫の種類によって違いますが、代表的なメインクーンの場合は、成猫時の2倍近いフードを与えるそうです。

成猫になると、今度はフードの与え過ぎに注意が必要となってきます。
特に長毛種の大型猫で大人しい性格の子の場合は、自ら活発に動くことが少なく肥満になりがちです。

室内飼い用の総合栄養食やダイエットフードなどで、肥満にならない様に食事の管理をしてあげましょう。

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◆猫グッズのサイズに注意

大型猫は、一般的な猫に比べるとサイズが大きいので、一般的な猫のサイズに合わせて作られた猫用品では小さすぎることがよくあります。

例えば、一般的な猫が1匹で使うことを想定した猫用ベッドは失敗しがちです。

我が家の場合は、夏用にアルミ製の猫鍋を買ったのですが、普通のサイズではお尻がはみ出して猫がくつろげなかったので、多頭飼い用の大きいサイズを買い直しました。大型猫には、一般的な猫が2匹で入ってちょうど良いサイズの猫鍋が1匹でぴったりだったりします。

他にも、猫ハウスやトイレ、キャットタワー、爪とぎ、ブラシ、冬場には猫用の電気マットを用意することもありますよね。

猫用のグッズを買う際には、一般より大きいサイズのものを選んだり、自宅の猫のサイズを測っておくと安心です。

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◆遊ぶ場所やスペースに注意

大型猫と遊ぶには、広めのスペースが必要です。大型猫に限らず、猫との遊びは結構激しかったりします。猫じゃらしやリボンを持って一緒に遊ぶと、猫は100cm以上の大ジャンプをしたり勢い余って壁に激突しそうになったりします。

大型猫の種類にもよりますが、普段大人しく活発ではない子の場合、一般的なサイズの活発な猫に比べると少々動きが鈍い時があります。

我が家の猫の場合は大ジャンプをしたものの、くるっと着地できずに地面に胴体を打ち付けてしまうことがあり心配になります。興奮して走り出して窓に激突している時もあります。
本人はケロっとしていますが、体が大きい故に小回りが効かないことが多い様です。

大型猫と遊ぶ際は、周りにぶつかって危ないものがない十分なスペースで遊んであげることが大切です。


まとめ

いかがでしょうか。
大きい猫の魅力はなんといっても、存在感やそのサイズ感!
大きい猫との暮らしは大変なことも多いですが、その分幸せも沢山あります。

みなさんもぜひ、大きい猫と生活を想像してみてください。



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yurie

yurie

兵庫県出身。イラストレーター。猫のオリジナルキャラクター「ネコぱん」を描き、作家として活動しています。愛猫は6歳の雄猫プーアル。猫とは思えない直球な愛情表現で毎日べったり。お腹を上に向けてガニ股で寝る姿には毎度笑わされています。

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