日本猫の種類6選!日本人に馴染み深い日本猫の性格や特徴は?

2019.04.23

日本猫の種類6選!日本人に馴染み深い日本猫の性格や特徴は?

私たちが普段暮らして居る中でよく目にする猫(野良猫)は、雑種と呼ばれる日本猫がほとんどです。昨今では様々な血統種の猫が日本にも居るため、純血種という日本猫は減っているものの、「MIX(ミックス)」などの愛称でも親しまれています。 知っているようで意外と知らない、日本猫の種類や性格について触れていきたいと思います。

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日本猫とは?

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日本猫とは、日本に古くから棲む猫を指します。ただし、公式に純血種として認められている猫の種類ではありません。

◆日本猫の歴史

諸説ありますが、紀元前から日本には猫が生息していた可能性が高いとされています。

奈良時代頃には、経典などの大事な書物を害獣から守る目的で唐(中国)から輸入されたことにより、日本猫のルーツは確立されていったそうです。当時は山猫と区別するために「唐猫」という言葉も存在しており、人々に親しまれていたことが窺われます。

シルクロードを通して、アジア圏内にまで広がった猫たちが居たことによって、私たちが日常的に慣れ親しんでいる日本猫が存在しているとしたら、なんとも感慨深い話ですよね。

平安時代以降は、様々な文献にも猫が登場するようになり、愛玩化が進むにつれて、室町時代には貴重な日本猫を失わないために首輪に繋がれて飼われていることも多かったそう。

それを見て猫本来の役職に復活させるべく「猫を首輪に繋がないように」とお触れを出したのが、かの有名な豊臣秀吉だという逸話まで存在しています。

猫本来の姿を取り戻した彼らは、本能を発揮してネズミを駆除し、江戸時代になれば養蚕農家の縁起物として「招き猫」のモデルとなり、数々の浮世絵師に見初められ、絵のモデルとしても採用されるに至りました。

このように、私たち日本人の傍で暮らして居る血統を持たない猫こそが日本猫なのです。

第二次世界大戦が終結した頃からは、外来種の猫が大量に日本に持ち込まれるようになり、純血と言える日本猫は少なくなりました。ただ、日本猫は元々野良猫として日本人と密接に関わってきたので、今もその名残のまま親しまれているのでしょう。

◆日本猫の特徴

日本猫の特徴として挙げられるのは「鼻筋の通った丸い顔」「耳や全身の毛が短い」「毛色の種類が豊富」などです。

海外で日本猫は尻尾が短いとイメージされることが多いですが、もちろん尻尾の長い猫も存在しています。日本猫の尻尾にも諸説あり、東に行くほど長く、西に行くほど短いとも言われているのです。

こうも魅力や謎に包まれている日本猫なのですから、血統品種として認定してほしかった気もしますが、当時は外来種との混血に日本人が無関心であったことが窺えますよね。


日本猫の種類6選!

日本猫の特徴としても挙げられる通り、毛色の種類が豊富なところも最大の魅力ですよね。

日本猫保存会によって公認されている毛色の種類は、大まかに分けて6種類存在しています。遺伝子の組み合わせによって各種類の毛の色が決まっていくので、模様のある猫は唯一無二感を与えてくれることでしょう。

日本猫は毛色によって多少性格が異なるとも言われています。日本猫の毛色の種類によって、性格にどんな違いが見られるのでしょうか。

◆ソリッドカラー(単色)

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単色の日本猫は、白・黒・灰・茶の4種類存在します。

瞳の色はどの毛色も金色のことが多いですが、白猫に限りブルーやオッドアイが産まれることもあります。ブルーの瞳の日本猫は大半が耳に障害を持っていることも多く、そのせいか性格も慎重で神経質と言われています。

真逆の毛色の黒猫は、クールな見た目とは裏腹に甘えん坊で人懐っこい子が多いそう。日本猫の中でも平安時代には既に存在していたとされ、江戸時代には福猫として崇められてきました。

黒猫が横切ると不吉という迷信がありますが、これも元々福猫として崇められていた時代に、「福(黒猫)に素通りされたら縁が無い」と言われていたことが、形を変えて現世に伝わってしまったという説があります。

現在ではそんな迷信とは関係なく、黒猫の美しさに魅了されている猫好きの方も多いので安心出来ますね。

◆バイカラー(2色)

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バイカラーは、白い被毛と特定の色(黒・茶・灰・シマ)が合わさった日本猫です。

白い毛色が全体の四分の一以上ある状態の模様をバイカラーと呼ぶので、お腹部分が白い子がほとんどですが、模様の出方も様々です。

白と黒のコントラストが美しいハチワレ、トラ猫のバイカラーもよく見掛ける種類と言えるでしょう。

ハチワレの猫は頭がよく、協調性が高い性格だと言われています。

◆バンバイカラー(班)

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バンバイカラーは、体のほとんどが白い被毛で、耳の周辺や尻尾が色づけ(黒・茶・シマ・灰)されている特徴的な日本猫です。ブチ猫やポインテッドとも呼ばれ、班の個数は2、3個と少なめ。

白い被毛が多い分、性格は白猫寄りだと言われていますが、別の毛色が混ざることによって180度性格が違う子も居るので、面白いです。

◆キャリコ(三毛)

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日本猫と聞いて、なんとなく最初に思い浮かべる方も多いであろう三毛猫。三毛猫のほとんどがメスということや独特な毛色から、海外ではとても珍しがられている種類の日本猫です。

三毛猫も大まかに分けると3種類存在し、単色(白・茶・黒)の班が合わさった「三毛」、白い被毛が大半で黒と茶の班が部分的に表れている「トビ三毛(キジ三毛)」、白い被毛とシマの入った黒と茶の班が入った「シマ三毛」が存在します。

性格はメス猫が多いことからも、気まぐれな性格の子が多いようですよ。

◆タビー(シマ)

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タビーは、いわゆる「トラ猫」と呼ばれる日本猫です。マッカレル・タビーとも呼ばれ、魚のサバ模様に似ていることから、この名前が付きました。

グレーの被毛に黒いシマ模様の「サバトラ」、雉(キジ)に似た茶ベースの「キジトラ」、オレンジの被毛に茶色のシマ模様の「茶トラ」が一般的です。

キジトラは日本にいち早くアジアを経由して渡ってきたとも言われ、性格も猫の祖先の血を強く引き、野性味が強いです。警戒心が強い反面、心を許した相手には一気に甘えん坊になることからも、キジトラファンの方は多いようです。

茶トラは優しい毛色からも分かるように、とても甘えん坊です。

サバトラはどちらかというと、キジトラ寄りの性格と言えるようです。

◆パーティーカラー(サビ)

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サビ猫と呼ばれるのは、黒い被毛に様々な色が混じった日本猫です。「べっこう猫」や「雑巾猫」と呼ばれることもあり、万人受けしないとも言われているのですが、賢く大人しい子が多いので、非常に飼育しやすい日本猫と言えるでしょう。

模様の出方も猫それぞれなので、唯一無二感を与えてくれます。


日本猫の純血の種類「ジャパニーズボブテイル」

ジャパニーズ・ボブテイル 性格 特徴

日本猫は公式に認められていない種類だと前述しましたが、日本猫がベースとなって、1976年に血統登録団体CFAによって「ジャパニーズボブテイル」が公式な猫種として認められました。

1960年代に日本猫に魅了されたアメリカの女性により、ジャパニーズボブテイルの歴史は始まっています。

ジャパニーズボブテイルの最大の特徴と言われているのが短い尻尾ですが、繁殖の際に短尾の日本猫を集めて、本格的な繁殖へと繋がりました。

長い尻尾も魅力的ですが、おしりに丸いボンボンがくっついているようなジャパニーズボブテイルもかわいらしいですよね。

日本では非公式である日本猫が、海外では公式と認められているという事実は、多少複雑な気もしますが、全世界で日本猫が愛されていることにかわりないので、やはり嬉しいことですよね。

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昔から伝わる日本の民芸品と言えば『招き猫』。そのモデルになったのがジャパニーズ・ボブテイルと言われています。ジャパニーズ・ボブテイルは、日本発祥の猫と言われていますが、中国から渡ってきた猫です。中国の皇帝から日本の天皇への贈り物としてやって来たのが始まり。ジャパニーズ・ボブテイルの性格や特徴などをご紹介していきたいと思います。

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まとめ

私たちの暮らしに寄り添っている日本猫ですが、現在の日本では純血の種類は少ないことが分かりました。

様々な歴史と共に日本猫も進化し、人間と共存出来るようになりました。 猫が暮らす環境によって性格もまちまちですが、毛色の種類によっても多少の差が出るようです。

今後保護猫や野良猫を飼育したいと思っている方は、自分の性格や環境に合わせて上手に共存出来そうな子を選んでみてはいかがでしょうか。

あくまで模様によっての性格は目安となりますので、実際に猫と触れ合い向き合って選んであげてくださいね。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。

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