子猫の爪とぎのしつけはいつから?しつけ方とおすすめ商品について

2019.10.06

子猫の爪とぎのしつけはいつから?しつけ方とおすすめ商品について

子猫を迎え入れると、その純粋無垢な可愛さから、毎日の生活を華やかに彩ってくれることでしょう。ですが、右も左も分からない子猫には、飼い主さんが様々なしつけをしてあげなくてはいけません。「爪とぎ」もしっかりとしつけをしないと、家の中が大惨事になってしまいます。出来ることなら早目のうちからしつけておきたい子猫の爪とぎは、どのように教えて覚えてもらうのがベストなのでしょうか?

子猫が爪とぎする理由は?

爪とぎの上に乗る猫

子猫に言葉で爪とぎの仕方を教えようと思っても、現実的にうまく覚えられることはほぼないでしょう。子猫にとってすべての行動が初体験となり、その行動に正解も不正解もないからです。

そばに母猫が居れば、母猫がしっかりと教育してくれることがほとんどですが、子猫だけを迎え入れたのなら、飼い主さんが母猫の代わりを務めなければいけません。不安も多いことだとは思いますが、子猫でも飼い主さんがしっかりとしつけることによって、自ら進んで爪とぎをしてくれるようになってくれます。

猫はそもそも本能的に爪をとぐ習性があるので、子猫の場合は目的がなくても爪とぎをしてくれることがあります。

子猫はどんなときに、爪をといでくれることがあるのでしょうか?

◆子猫がつめとぎする理由①爪が引っ掛かる

子猫は生後1ヶ月ほどになると、体の仕組みが形成され、見た目もしっかりと猫と分かるようになってきます。この時期にしか見ることの出来ない大きさの子猫は、理由なんて必要がないほどに可愛らしいですよね。

体の仕組みが出来上がっていく中、子猫の爪は「しまう」という行為を知らないので、出しっぱなしになっていることがほとんどです。そのため、色々な物に爪を引っ掛けてしまう機会が多くなり、その手を外そうとしてそのまま爪とぎをする態勢になることもあるようです。

ただのきっかけにすぎませんが、子猫が爪とぎをする理由として挙げられますよね。

◆子猫がつめとぎする理由②真似をしてみる

もし子猫のみを飼育している環境ではなく、子猫の家族や先住猫がいる場合には、他の猫の行動を見て真似してみることがあります。

小さい子猫の時期は、何事も勉強!とでもいうように、何にでもチャレンジしている姿を見ることが出来ますので、子猫を育てる醍醐味と言っても過言ではないでしょう。

子猫は目で見たことをそのまま真似て、身を持ってその行動の必要性を感じることが多いです。真似することによって、なぜ爪は存在し、なんのために磨き上げるのかを、学んでいるのかもしれませんよね。

◆子猫がつめとぎする理由③本能

子猫の時期は全力で遊ぶことも、仕事のうちです。どんなものにでも興味を持ってしまうのは、好奇心の塊であるからでもあります。

思いっきり動いて、思いっきり遊んでいる途中などに、子猫が爪をとぐことがあるんですよね。これこそ、猫の本能とも言える瞬間かもしれません。

興奮状態からの爪とぎは「転位行動」とも呼ばれて、高まった気持ちを一旦落ち着かせる効果があると言われています。子猫ながらにこの行動を見せてくれるとしたら、それはもう本能であるとしか言えませんよね。


子猫の爪とぎをしつける方法は?

爪とぎサークルに入る猫

子猫が自然に爪とぎで爪をといでくれることは理想ではありますが、飼い主さんが用意した爪とぎで爪をとぐのと、子猫が爪をとぐ行動を出来るようになることは、別問題でもあります。
なぜなら、子猫は爪とぎではなく、家の中にある爪が引っ掛かる物で爪とぎをすることがほとんどだからです。

爪が引っ掛かる物であれば、飼い主さんの洋服やカーテン、そして絨毯や畳や家具など、自分の行動範囲にある物は全て、爪とぎ対象とされてしまうんですよね。

そのため、猫の爪とぎのしつけは、子猫のうちから教え込むのがポイントでもあります。さらに言えば、猫の本能に沿ったしつけが必要となってきます。

どんな方法で、子猫に爪とぎの仕方をしつければいいのでしょうか。

◆子猫への爪とぎのしつけ①見本を見せる

子猫は他の猫の行動を見て、真似をすることが多いです。ならばこの習性を利用しないわけにはいきませんよね。飼い主さんは子猫の母親同然なので、真似してくれる確率が高いと言えます。

まずは子猫の傍に爪とぎを設置し、飼い主さんの爪で音を立てて、バリバリと爪とぎをする姿を見せてあげましょう。

飼い主さんの意図をすぐ汲んでくれる子猫も居れば、全く意味が分からないといった子猫も居るはずです。そんな爪とぎを真似しない子猫には、子猫の前足を優しく持ち、その手で爪とぎをカリカリしてあげてください。子猫の手を離して、ちょっとでも自分の手で爪とぎをしてくれたのなら、たくさん褒めてあげましょう。

別の場所で爪とぎをしようとしているときも、この方法を繰り返すことによって、次第に設置した爪とぎで爪をといでくれるようになりますよ。

◆子猫への爪とぎのしつけ②好みの素材を選ぶ

爪とぎはするけれど、爪とぎでは爪をといでくれない子猫の様子を観察してみると、次第にどんな素材を好んで爪とぎしているかが、明確になってくることかと思います。もしかしたら用意している爪とぎは、子猫にとって爪をとぐのにふさわしい物ではないとして、使わないでいるのかもしれません。

子猫の爪とぎのしつけは、素材選びも肝心です。猫ならばみんな好きであろうダンボール素材の爪とぎを思いつきますが、子猫の時期はもっとも爪が引っ掛かりやすい麻やカーペットなどの素材を好む子が多いです。

ダンボール素材の爪とぎは、子猫がかじって食べる危険性もあるので、この時期には使わない方が得策でしょう。そして木を使ったDIYなどの手作りの爪とぎも、繊細な子猫の爪には不向きとなります。

◆子猫への爪とぎのしつけ③香りをつける

なかなか設置した爪とぎ自体に興味示してくれないのなら、香りを付けて爪とぎへの興味を誘ってみることも有効です。

爪とぎを購入すると、よくまたたびがおまけとしてついていますよね?またたびやキャットニップ(西洋またたび)の香りが好きな子は多く、子猫であってもその香りに反応を示すようです。

ただ、生まれてすぐの子猫に使用するというよりは、発情期を迎えるであろう生後6ヶ月以降の子猫に使用するようにしてあげてください。

健康を害するという報告はないにしろ、またたびは脳の中枢神経を刺激するので、安心して使用するためには、生後間もなくの子に使用することは控えましょう。

●おすすめ商品
またたびスプレー 30ml

またたびの実の中でも有効成分を多く含む虫えい果を使用。合成防腐剤不使用、無着色のまたたび虫えい果抽出スプレーです。

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またたびブレンドパウダー 10g

猫ちゃんの大好きなまたたびの実とキャトニップを粉末にし混ぜました。

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子猫の爪とぎをしつける時の注意点

注意する指

子猫へのしつけは、飼い主さんの根気も重要となってきます。手のかかることも多い子猫ですが、出来ないことを出来るようになるまでの道のりは、失敗の連続が当たり前です。

あくまでもしつけは現行の最中でなければ、効果を発揮しません。爪をといではいけない場所でといだ跡を見つけたからといって、時間が経ってから怒ったとしても、子猫にとっては意味が分からないので、また同じことを繰り返します。

子猫を無理やり捕まえたり、大きな声で叱ったりする行為は、不信感を抱かせてしまうだけでなく、今後の信頼関係を築く時間などにも影響しやすいです。

また、どうしても傷付けたくない家具などがある場合には、子猫を迎え入れる前に傷を付けられないような対策をしておくようにしましょう。

子猫は元気いっぱいで当たり前。傷を付けられないかヒヤヒヤしながら毎日生活するよりも、対策をしておけば気持ちにも余裕が生まれますので、子猫との時間がより楽しいものになりますよ!


子猫の爪とぎのしつけにおすすめの商品3選

子猫の爪とぎのしつけ方法を実践する際に、しつけにぴったりな商品を用意しておくこともおすすめです。

どんな商品を準備しておけば、子猫へのしつけがスムーズに行えるのでしょうか?

◆星のステップ付き爪とぎ

星のステップ付き爪とぎ

遊ぶの大好き!好奇心いっぱい!の子猫には、遊びながら爪とぎをすることの出来る、キャットタワーの設置がおすすめです!

本体を支える柱が麻で巻かれているので、爪を引っ掛けながら木登りのように遊ぶことが出来ますし、普通の爪とぎとして利用することも可能です。

小型タイプのキャットタワーなので圧迫感がなく、小柄な子猫にピッタリです!

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◆ヒッカキノン100 愛猫用 スプレータイプ

ヒッカキノン100 愛猫用 スプレータイプ

どうしても爪をとがれたくない場所や、一度爪をとがれてしまった場所にこちらのスプレーを吹き掛けておくことによって、再度爪をとがれることを防止してくれるのです。

猫が苦手とする柑橘・木酢・山葵の香りを特殊ブレンドしているので、ルームスプレーのように普段使い出来るのも嬉しいですよね。

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◆ストレスなくスパッと切れる猫用爪切り

ストレスなくスパッと切れる猫用爪切り

子猫の爪とぎのしつけをスムーズに行うためには、爪切りも一緒に準備しておくと安心です。

子猫は成長が早いので、爪とぎをするようになるとすぐに爪が伸びて、鋭利な形になっていきます。

ペット用の爪とぎを用意しておくことによって、すぐに爪切りをすることが出来ますので、おすすめですよ!

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まとめ

子猫に対してのしつけはなかなか難しく、時間がかかるものだと思われている飼い主さんも多いことかと思いますが、コツを掴めば無理なく教えることが可能です。

中でも難しいとされている爪とぎですが、子猫の習性を活かしてしつけをすすめていけば問題ありません。

いつからしつけをすべきか、爪とぎを食べることはないか、使わない場合にはどうしたらいいのかなど、悩むことが沢山あるかもしれませんが、その問題にしっかりと向き合うことによって、しつけは成功へと向かってくれることでしょう。

爪とぎはストレス発散にもつながり、子猫の健康を保つ役割を果たしてくれますので、子猫を迎え入れた際は、しっかりと爪とぎの方法を教えてあげるようにしてくださいね!



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。


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