猫は野菜を食べられる?食べてもいい野菜とあげてはいけない野菜を解説!

2020.11.15

猫は野菜を食べられる?食べてもいい野菜とあげてはいけない野菜を解説!

人間にとっての野菜は、バランスの良い食事に欠かせない食材。 では、猫ちゃんは野菜を食べられるのでしょうか? 飼い主さんがふとした瞬間に気になる「OKの野菜」と「NGの野菜」について詳しく解説していきます。

【目次】
1.猫にとっての野菜の意味とは?
 1.猫は肉食動物
 1.肉以外も食べられる現代の猫ちゃん
 1.野菜から摂取できる栄養も
 1.「食べてもOK」と「食べてはNG」を知っておく

2.猫が食べてもいい野菜
 2.レタス
 2.キャベツ
 2.トマト
 2.きゅうり
 2.白菜

3.猫にあげてはいけない野菜
 3.玉ねぎ、ねぎ
 3.ニラ
 3.にんにく
 3.らっきょう

4.野菜を食べさせるときの注意点
 4.少量ずつあたえる、必要に応じて茹でる
 4.体調を崩してないか様子を見ながら
 4.小さく食べやすいサイズにカットする
 4.野菜以外のものが混じっていないか注意
 4.闘病中の猫は獣医さんにアドバイスを受ける
 4.もしNGの野菜を食べてしまったら…!

5.まとめ


猫にとっての野菜の意味とは?

愛猫が食べ物をねだってくると、ついつい人間の食べ物をあげたくなりますよね。
加工食品を与えるのはダメだと分かっていても、「野菜くらいならヘルシーでいいのでは…?」とふと思う飼い主さんも多いのではないでしょうか。

確かに、人間にとってはヘルシーで毎日でも食べたい野菜です。

でも、猫には必要性があまりないものという考えが一般的です。
実際のところ、猫にとっての「野菜」はどんな意味があるのでしょうか。

◆猫は肉食動物

とてもかわいい表情で私たちを笑顔にしてくれる猫ちゃん達。
かわいい顔をしていても、基本的には肉食でワイルドな食事です。

動物性のたんぱく質が猫ちゃんの活力源となるため、キャットフードの原料は肉や魚が主な原材料となっています。
基本的には、猫の体に合わせて作られた“総合栄養食”であるキャットフードさえ食べていれば、健康上安心です。

◆肉以外も食べられる現代の猫ちゃん

野生時代の猫達は、毎日のように小動物の肉を主食として食べて生き延びていました。

しかし、ペットとして飼われてからは、肉以外のものも与えられるようになっています。

今でこそキャットフードが主流ですが、ひと昔前では人間の残飯を食べていた時代もありました。
人間と一緒に暮らしている猫達は、肉以外のものも食べられるので、あまり肉食というイメージはもたれないのかもしれませんね。
現代の猫ちゃん達は、肉以外のものも食べることができます。

◆野菜から摂取できる栄養も

水分が多い野菜の場合、猫が食べることで水分補給的な意味合いがあります。
また、食物繊維を多く含んでいる野菜を食べると、健康効果にもつながるとも言われています。

◆「食べてもOK」と「食べてはNG」を知っておく

ミネラルや食物繊維などが含まれている野菜はとても健康に良さそうですが、

・食べ過ぎると猫の胃腸に負担となるもの
・食べ過ぎると病気の原因になるもの
・絶対食べてはNGなもの

など、猫には注意すべき点もあります。

また、食べてもOKの野菜でも、生のまま与えられるものもあれば、消化不良を起こさないように茹でなければならないものもあり、食べさせ方の配慮も必要です。

人間にとっては、たくさんの野菜の栄養素が「体に良い」と言われていますが、猫にとっては「OK」と「NG」があるのです。

特に、与えてはダメなものは命に関わることもあるので、基礎知識として覚えておきたいところです。

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猫が食べてもいい野菜

猫が食べても大丈夫な野菜の代表的なものをいくつかピックアップしてみました。

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◆レタス

レタスは、飼い主さんの食事に見られる野菜のひとつ。
しょっちゅう食卓にあがっている家庭も多いでしょう。
猫が食べられるのだとしたら、一緒に食べたいですよね。

レタスは、野菜のなかでも猫が食べてもいいものの代表的なひとつです。

レタスの成分は、ほぼ“水”なので、水分補給にもなる野菜です。
レタスに含まれているビタミンは免疫機能にも役立ちます。
ふだん水分摂取量が少ない猫ちゃんには、レタスは魅力的な野菜かもしれませんね。

ちょっとポッチャリ系の猫ちゃんには、ふだんの食事に加えてあげれば、カロリーをおさえられ、ダイエット効果も期待できます。

気になる食べ方ですが、レタスは生のまま与えても大丈夫です。
シャキシャキした食感で、猫も喜ぶでしょう。

もちろん、サラッと茹でてから与えるのもOKです。
ただ、あまり長時間茹でるとせっかくの栄養分が水に流れてしまうかもしれません。

◆キャベツ

キャベツも猫にとって食べてもOKな野菜のひとつです。
キャベツには、猫の体に悪影響になる毒素は含まれていませんので、安心して食べさせてあげることができます。

ただ、毎日のように大量にキャベツばかりを与えてしまうと、尿をアルカリ性に変えてしまい、尿結石のリスクも出ると言われています。
量や頻度に注意しましょう。

また、硬い食感のキャベツは消化がよくありません。
茹でて与えたり、硬めの芯の部分を避けたりして、柔らかい状態であげるといいでしょう。

◆トマト

トマトを食べることは、猫にとって特に健康上の問題はありません。
抗酸化作用のある“リコピン”という成分で、免疫をアップさせる効果も期待できます。
ただ、ヘタの部分は、猫にとってよくない成分が含まれています。
トマトを与えるときには、取り除きましょう。

また、青い色で熟していないトマトにもよくない成分が含まれているので、真っ赤に熟したトマトを選んでみてくださいね。
そして、消化しづらい皮も剥いてからあげると安心です。

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◆きゅうり

きゅうりは、猫にとって害となる成分が入っていないので、食べてもOKの野菜です。

ただ、きゅうりのほとんどは「水」。
特に、魅力的な健康成分は入っていません。
つまり、猫にとって「食べてもOK」であると同時に、「特別食べさせなくてもよい」野菜と言えるでしょう。

また、夏バテ予防の野菜とも言われている「きゅうり」。
体温を下げる効果があるので、猫の体を冷やす可能性も。
冷蔵庫で冷え過ぎたものを与えるのは、避けた方がいいでしょう。

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◆白菜

白菜もほとんど水分と言われています。
少量くらいなら、食べても大丈夫な野菜です。
茹でてあげると食べやすいかと思います。


猫にあげてはいけない野菜

次は、食べてはNGの野菜をいくつかピックアップします。
猫にとって重い負担になる可能性もあるので、ぜひ覚えておきましょう。

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◆玉ねぎ、ねぎ

ねぎ類のなかに含まれている「有機チオ硫酸化合物」という成分が、猫の赤血球を壊し貧血を引き起こす恐れがあります。
下痢や嘔吐、血尿にはじまり、ひどくなるとけいれんや意識障害まで…。

食べた玉ねぎの量によっては、死を覚悟しなければならないくらい悪化することもあります。
体の大きさや年齢、持病によって症状の表れ方には個体差があるでしょう。

また、かなり微量だとしても、軽度の貧血を起こしてしまうケースも。
猫にとっての「ねぎ類」は要注意野菜と言えるでしょう。

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◆ニラ

ニラもねぎ類のため、有機チオ硫酸化合物が含まれています。
中毒症状を起こす危険があるので、食べてはいけない野菜です。

猫にとって、ニラは「猫草」のようにも見えるかもしれません。
間違って食べて危険な目にあうリスクがあるので、猫の手の届く範囲に置くことはやめましょう。

◆にんにく

実は、にんにくは「ネギ属」という分類。
そのため、玉ねぎなどのねぎ類と同じ有機チオ硫酸化合物が含まれています。
ただ、玉ねぎよりは猛毒性が低いので、重症化はしづらいと言われています。

しかし、大量に食べると「下痢をする」「吐く」「血尿」などの症状が出て元気がなくなってしまいます。

◆らっきょう

らっきょうもネギ科ネギ属で、有機チオ硫酸化合物を含んだ野菜です。
中毒を起こす可能性があるため、食べさせないようにしましょう。


野菜を食べさせるときの注意点

キャットフードで栄養が摂れますので、基本的に野菜は食べなくてもいいでしょう。
「食べてもOK」と紹介した野菜でも、食べ方を間違えると体への負担になります。
次の注意点をおさえておいてくださいね。

◆少量ずつあたえる、必要に応じて茹でる

どの野菜を食べさせるにしても、毎日の食事プラスα的に少量だけ与えるようにしましょう。

猫の毎日の食事は、基本的にキャットフードを与えてくださいね。

例えば、「ダイエットを期待して、キャットフードの代わりに大量のキャベツを食べさせる」など、野菜をふだんの食事の代用にするのはよくありません。

食べても良いとはいえ、大量に食べると胃腸に負担がかかるので注意しましょう。

また、野菜は生で食べると消化しにくいものも多いです。
消化不良を起こさないように、必要に応じて茹でてから食べさせましょう。

◆体調を崩してないか様子を見ながら

ちょっとした量だとしても、「初めて食べる」という野菜は、体に合わずに体調を崩すかもしれません。
嫌がっていれば無理に食べさせる必要はないので、猫の様子を気にかけてあげましょう。

◆小さく食べやすいサイズにカットする

猫に野菜を与えるときには、小さくカットしましょう。
「食べやすくするため」のほか、喉に詰まらせないという理由もあります。

例えば、人間にとってのミニトマトは、小さくて食べやすそうに感じるかもしれません。
でも、猫が丸ごとトマトを飲んでしまうと喉に引っかかるリスクもあります。
猫の口に合わせて、小さく切っておきましょう。

トマトのように「ヘタや皮は取る」などとそのまま与えない方がいいものもあります。
そのまま丸ごと与えずに、下処理をして食べさせましょう。

◆野菜以外のものが混じっていないか注意

人間の食卓にあがった野菜を「じゃあ、少しだけあげようか」ということもあるかもしれません。
ただ、食べさせる時には、食べてもOKな野菜以外のものが混じっていないかチェックしましょう。

例えば、飼い主さんが食べている途中のドレッシングやマヨネーズをかけてしまったサラダ。
愛猫が欲しそうだからと、「その中からレタスをちょっとだけ与える」のはよくありません。
塩分や油分が混じっている可能性もあるので、注意しましょう。

また、ドレッシングをかけていないサラダだとしても、レタス以外の野菜が入っているときは気をつける必要があります。
レタスを1枚とったときに、細くスライスされた玉ねぎがくっついていることも考えらえます。

猫ちゃんに野菜を与えるときには、食卓のうえにある人間用のサラダから与えるのではなく、「猫ちゃん用」として別に用意しておくと安心です。

◆闘病中の猫は獣医さんにアドバイスを受ける

特に有害な成分が入っていなくても、すでに体調を崩している猫が食べるといけないものもあります。

薬を飲んでいるなど闘病中なら、獣医さんに相談してからにしましょう。
なかには、治療の弊害となる成分が入っている野菜もあるかもしれません。
自己判断で与えるのは避けた方がいいでしょう。

◆もしNGの野菜を食べてしまったら…!

NGと言われている野菜のなかには「ちょっと食べても危険」「大量に食べると重い症状が出る」など、いろいろなケースがあります。

すぐに見た目で変化がなくても、体内で何らかの問題が起こっているかもしれません。
急に症状が悪化するケースもあるので、なるべく早めに動物病院で見てもらいましょう。

また、食べてもOKの野菜のなかでも、大量に食べると体調を崩すことがあります。
野菜を食べたことによって不安があるときは、獣医師に見てもらうことで安心感につながります。


まとめ

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結論として言えるのは、猫はキャットフードさえ食べていれば栄養をとることができるということです。

野菜は積極的にとる必要はないですが、水分補給や免疫を高めるというメリットもあるので、愛猫が欲しがったときには与えてもいいでしょう。

ただ、食べてもOKの野菜とNGの野菜については、しっかりと把握しておくことが大事。
危険のない野菜なら安心して食べられますが、食べ過ぎで体調を崩さないように「少量・細かくカットする」などに注意しましょう。

また、体の小さい子猫や免疫が低い老猫ほど「少しの量を食べただけ」でも危険な目にあう可能性があります。
少しでも愛猫に異変があったら、獣医師に相談してみてくださいね。



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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。

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