大型救助犬のニューファンドランドはどんな犬?特徴や飼い方

2016.05.27

大型救助犬のニューファンドランドはどんな犬?特徴や飼い方

丈夫な骨格に大きな体、優しさを感じさせる穏やかな瞳。ニューファンドランドは、水難救助犬としても活躍するほどの力強さと利口さを兼ね備えた、穏やかで優しい性格の大型犬です。 カナダの原産で、日本ではまだ頭数も多くなくペットショップで見かけることは少ないですが、しつけのしやすさと穏やかで優しい性格、抱きしめがいのある大きな体格が大変な人気を呼んでいる犬種です。  超大型犬のため飼育にはスペースが必要ですが、性格的にも飼いやすく、外出好きで泳ぎも得意な特徴があります。今回はそんなニューファンドランドについて詳しく見ていきましょう。

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ニューファンドランドの性格と体の特徴

ニューファンドランドはラブラドールレトリバーの祖先となる犬種で、体重は50~70kgにもなる超大型犬です。
 作業時や救助犬として人と共に行動できるほど、利口で聞き分けがよく優しい性格をしていて、子どものいるご家庭でも安心して共生することができます。
 骨格はがっしりとしていて筋力も強く、体力があるため外での遊びは欠かせません。ダブルコートの長い被毛は触りごたえも抜群。外にでて一緒に駆け回ったり、そばに寄り添って心を癒してくれたりと、人に楽しく優しい暮らしをもたらしてくれます。
 もともと寒い地域出身のため、寒さには強く暑さには弱い特徴があります。
 寿命は10年ほどですが、運動神経が良い分怪我はしにくく、屋外での飼育にも適しています。
 ニューファンドランドは股関節形成不全や関節炎の好発犬種ですので、老後は人による介護が必要かもしれません。
 飼育の際には、十分な飼育環境があるか、最後まで世話をしてあげられるか、将来を見越して計画を立てましょう。


大型犬ならでは。飼うときのメリットとデメリット

ニューファンドランドは運動能力が高く利口で穏やかな犬種ですから、飼いごたえがあり、外出時にも一緒に思いっきりレジャーを楽しめます。
 超大型犬のため室内での飼育は難しいですが、室内であってもスペースの確保ができれば室内飼育も可能です。しつけはしやすく利口なため、ゴミを荒らしたり乱暴なことをしたりといった問題行動はほとんどないでしょう。ただし、吠えグセや噛みグセが続いたりしつけが上手くいかない場合には、ドッグスクールなどでトレーニングをしてもらう必要があります。
 体力もあり遊び好きなので外出の際には連れて出かけることができます。しかしホテルや施設を利用する時には、大きすぎて断られてしまったり、費用が高額になることがあるでしょう。
 また、小型犬に比べると食事代や一回のトリミング費用、病院での手術代や薬代、予防接種代も高くなる傾向にあります。
 老後は足腰が弱って寝たきりになることも多いですが、大きな体のため介護の負担は大きくなってしまいます。


ニューファンドランドに適した飼い方

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飼育のスペースは十分にとり、特に室内飼育であれば犬が自分の居場所と認識できる場所(サークルなどで囲った居住スペース)と、トイレ専用のスペースを確保してあげる必要があります。
 自分の居場所を認識することで、来客時や就寝時などのトラブルも少なくなりますし、犬も安心して過ごすことができます。
 トイレは居住スペースと分けることで清潔が保て、うんちを踏んでしまったり粗相をしたりといった問題も解決できるでしょう。
 もともと動くのが大好きな性格ですから、運動不足とストレス解消のため、散歩はできれば毎日してあげましょう。体重が重く関節の病気にはかかりやすいため、散歩はコンクリートよりも土のある平原や山、森などが向いています。
 外にいることでマダニやフィラリアなどの寄生虫がつきやすいので、暑い時期には予防薬投与が欠かせません。できればウイルス対策として年に一回の予防接種も行うようにしましょう。

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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!

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