老犬との生活準備「老犬介護」「床ずれ」を今から考えてみませんか?

2017.07.20

老犬との生活準備「老犬介護」「床ずれ」を今から考えてみませんか?

犬は人間と違って、生まれてから最初の1年で大人になります。 その後は1年に4歳年をとるというように、人間の4倍ほどのスピードで年をとっていきます。 どんな犬にも必ず訪れる老犬の生活。 早く年をとってしまうなんて悲しい!と思いますが、「年をとってから考える」のでななく、「年をとったらどのように過ごせばよいか」を今から考えてみませんか? 今回は老犬の老化のサインや介護の方法、床ずれ防止ベッドなどのおすすめの介護グッズについてご紹介します。 是非参考にしてくださいね!

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何歳からが老犬?

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私たち人間は生まれてから20歳で一人前の大人の仲間入りと言われます。
では、犬は何歳から大人になって、何歳から老犬になるのかご存知でしょうか。

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●犬種によって年の取り方が違う

犬は、犬種に体の大きさによって年の取り方が違います。
チワワやミニチュア・ダックス・フンドなどの小型犬で人間の約4倍、ゴールデン・レトリバーやバーニーズ・マウンテン・ドッグなどの大型犬で人間の約7倍のスピードで年をとります。

年をとるスピードが早いという事は、寿命も早く訪れます。

ミニチュア・ダックス・フンドやチワワ、トイプードル、ヨークシャー・テリアなどの小型犬は13~14歳、柴犬やビーグルなどの中型犬は10~14歳、ラブラドール・レトリバーやゴールデン・レトリバー、秋田犬などの大型犬は8歳~10歳が寿命だと言われています。

他の原因としては、生活環境だったり、栄養状態だったり、純血種か雑種か…とその子によっても多少寿命が違いますが、一般的に小型犬の方が大型犬よりも寿命が長い傾向にあります。

中型犬は小型犬と大型犬の間ぐらいの寿命です。

他の哺乳類では、大型になればなるほど寿命が長い傾向にあるのですが、犬は例外です。
大型犬は臓器の大きさが体の大きさに比べて小さく、酸素が十分に体内に行きわたらない状態だといわれています。このため、細胞の老化が早く、寿命が短くなっているのだそうです。

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●犬は人間なら何歳?

大きさによって年の取り方が違う犬ですが、具体的にどれくらい違うのか見てみましょう。
小型犬・中型犬は最初の2年で、人間でいう24歳まで年をとります。
もう大人の仲間入りを果たすのですね。

そこから1年ごとに4歳ずつ歳をとっていきます。

大型犬は最初の1年で12年まで成長し、2年目からは1年ごとに7歳年をとっていきます。

計算式で表すと、
小型犬・中型犬・・・24+(犬の年齢-2歳)×4
大型犬…12+(犬の年齢-1歳)×7
上記で計算ができます。

あなたが飼っている愛犬は、いま人間でいう何歳ですか?
計算してみて下さいね。

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●犬は何歳からが老犬なの?

人間で老人というと、個人差がありますが、仕事が後半に差し掛かってもうすぐ定年だという65歳あたりからでしょうか。
犬の年齢から上記の計算式に当てはめると、人間の65歳は小型犬・中型犬では11歳ごろ、大型犬では8歳ごろに相当します。

一般的にわんちゃんが老犬とされる年齢は、
小型犬・中型犬→11歳~12歳
大型犬→8歳~9歳
と言われていますので、やはり人間の65歳と近いですね。

あなたが飼っているわんちゃん、若いつもりでいても、実は老犬の仲間入りをしていた!なんて事もあるかもしれません。
一度、人間に換算した年齢を確かめてみて下さいね。


見逃さないで!老化のサイン

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わんちゃんと一緒に暮らしていると、若い頃には見られなかった行動が年齢を重ねるごとに見えるようになります。
わんちゃんが老犬になった時の老化のサインとしてのチェックポイントが4つあります。

1.行動
2.食事
3.トイレ
4.毛並み

では、1つずつ見て行きましょう。

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●1.行動

老犬になると膝や関節にトラブルを抱えることが増え、散歩を嫌がるようになるかもしれません。
今まで平気だった階段の上り下りも苦痛になり、飼い主さんに「抱っこ」をせがむ子も多くいます。

老犬は耳の聞こえが悪くなるので、名前を呼んでも振り向かなくなります。
ベッドで寝ている時に大きな物音がしてもビックリして起き上がる事もありません。
また、老犬になると目もだんだんと見えなくなるので、あちこちにぶつかったりもします。

老犬になると人間と同じように痴呆のような症状が出て、徘徊をしたり、意味のない無駄吠えをしたりする子も増えます。
昼と夜の区別が出来なくなってしまうので、昼に寝ている時間が長くなり、夜に動き回ってしまう場合もあります。

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●2.食事

老犬になるとあまり運動をしなくなるので、1日に必要とされるカロリーも減り、食事の量も減ってきます。
しかし、飼い主のあなたが愛犬がいつもよりも食べなくなったと感じ、食べるようにどんどん仕向けるのは考え物です。
老犬となって、必要のないカロリーは摂らないのだと犬は本能的にわかっています。

しかし、あまりにもやせ細ってきたなどの症状が出た場合は、動物病院に相談してくださいね。
何か重大な病気が隠れているかもしれません。

また一方で、老犬になっても若い時と同じ量を食べているわんちゃんは、カロリー消費を若い頃と同じように行わないために余分なカロリーが脂肪となって蓄積します。
そんなわんちゃんは肥満に注意が必要ですよ。

商品名

いつもの食事が食べづらくなった高齢犬の為に、乳成分と卵黄を主原料とし、消化しやすい軟らかなプリン状に仕上げた総合栄養食です。

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●3.トイレ

老犬になると尿意をもよおしてからトイレまで行くまでの間におもらししてしまうケースがあります。
トイレが我慢できなくなったり、体が思うように動かないのでトイレまで行けなくなったりする場合があるからです。
その場合には老犬介護用のオムツを使用してみてもいいかもしれません。

お水をたくさん飲んでたくさんおしっこをする「多飲多尿」の症状が出るのも老犬ならではですが、あまりにもひどいと内臓疾患やホルモン疾患などの病気から出てくる症状でもあります。
気になる症状があれば、動物病院に相談してくださいね。

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●4.毛並み

老犬になると、わんちゃんも人間と同じように、毛が抜けたり白髪が生えたりします。
白髪でわかりやすいのは、口回りや目の周り。

老犬になると口回りに白い毛がぽつぽつと増えてきて、全体的に色が抜けて白っぽくなります。
毛もつやが無くなり、パサついてきます。


老犬のための介護方法・おすすめグッズ

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老犬になり、ベッドで寝たきりになって自分で動けなくなってしまった際には介護が必要になります。
今まで一緒に暮らしているわんちゃんですから、何をして欲しいかは言わなくても飼い主のあなたならわかるはず。
介護をしなくてはならない段階であたふたと焦る前に今から知識を頭に入れておくと、いざ実際に介護が必要になった際に冷静に対処ができます。

そのために覚えておいて欲しい介護方法やオススメのグッズを紹介します。

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●寝たきりの介助

老犬になると、自分の力で歩けなくなり、ベッドで寝たきりになってしまいます。
しかし歩けなくなったとしても立ち上がるのを助けてあげると、ちゃんと歩けるケースもあります。
体を動かすための筋力は、使わなくなってしまえばしまうほど、動かなくなってしまいます。

歩けないからと言って散歩をやめてしまうと、一気に老化が進んでしまう事がありますので、できるだけ散歩には連れて行ってあげてください。

そのためのオススメグッズとして2点紹介します。

【老犬用介護ハーネス、歩行補助ハーネス】
首輪での散歩ではなく、飼い主さんが犬の体重を補助的に持ち上げる形でお散歩に行きます。
前後の足をサポートするハーネスタイプもありますし、後ろ足だけサポートする歩行補助ハーネスもあります。

老犬介護用 歩行補助ハーネス 前足用 S

足腰の筋力が低下したときの歩行補助に

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【老犬用介護カート】
わんちゃんが自力で歩く事はできなくても、外の空気を吸わせるだけでも気分転換になります。
老犬用介護カートを使用する事で、カートの中でベッドのように寝ながら散歩することが可能になります。

エアバギー ~ドッグカート キャリッジ+ルーフ ベリーレッド

大型犬用に開発された耐荷重55kgの4輪カート。
体重の重い大型犬を乗せても、4輪の安定性と3角構造の軽快な押し心地でスムーズな走行が可能です。

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●ベッドの工夫~床ずれに注意して!~

犬が老犬になり、寝たきりの生活になってしまうと、工夫してほしいのがベッドで寝る環境です。
寝たきりの生活では、人間と同じように「床ずれ」が起きてしまいます。
床ずれとは、寝たきりの犬がベッドで寝ている際に、下になった体重がかかる部分の皮膚の血行が悪くなって、皮膚表面の組織の一部が壊死してしまう病気です。
医学的には「褥瘡(じょくそう)」と言われています。

老犬は、運動量が低下して筋肉量が落ち、食事量も減って痩せてくる傾向にあるので、骨が出っ張りやすくなり、その部分がベッドの寝具に圧迫されます。

寝たきりの老犬に多い病気ですが、脊椎損傷を受けた若い犬や骨折などで長期間ベッドでの安静を余儀なくされた犬にも起こります。

床ずれは一度かかってしまうと再発しやすいので、とても厄介な病気です。

床ずれにならないようにするためには以下のような対策があります。

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①グッズを使って予防を行う

【床ずれ防止用の介護マット】
ベッドの下に敷く事で、体全体を支えてくれます。
骨が出っ張って床ずれが起きやすい「腰,肩,前足首,後ろ足首」などの1点にかかる体重を分散させてくれます。

老犬介護用 床ずれ予防ベッド 中型犬用

寝たきりや横になっていることが多くなった時の快適な寝床に

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【床ずれ防止用の介護クッション】
円座クッションのように、1点にかかる体重を回りに分散させます。
特に腰や関節,肩など体重がかかりやすい箇所にひいてあげます。
小型犬・中型犬に使用すると効果的です。

老犬介護用 床ずれ予防クッション ドーナツ型 小

頭部、腰、肩などの床づれ予防に

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②体位変換をする

2~3時間おきに、わんちゃんを飼い主さんの力で寝返りをさせてあげます。
1点に集中してしまっている体重を分散させるのですね。
この時、下になっていた皮膚の状態を観察して、床ずれが起きていないかを見てみると良いでしょう。
早期発見が早期の治癒に繋がっていきます。

③マッサージをする

床ずれが起こっているという事は、血流の流れが悪くなっているという事。
ベッドで寝たままでも大丈夫ですので、飼い主さんがわんちゃんの体をさすってあげたり、足先・指先を押してマッサージしてあげたりするのも床ずれ防止に役立ちます。

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●床ずれの症状

床ずれになると皮膚が赤くなったり、ジュクジュクしてきます。
時にはかゆみや痛み,炎症が進んで細菌感染を引き起こしてしまうと膿も出て臭うようになります。

床ずれができてしまったかもと思ったら、症状が悪化しないうちに動物病院に行ってください。
体力が落ちている老犬は、床ずれの細菌感染から命にかかわる危険な状態になる場合があります。

床ずれの傷口をなるべく綺麗にお水で洗って清潔にし、余分な毛はお手入れがしやすいようにバリカンで刈ってしまった方が良いでしょう。
細菌感染を防ぐためには、清潔にするのが一番です。
オシッコ・うんちも自力でするのが難しい場合もあるので、その際は汚れたらすぐにきれいにしてあげるのを忘れないでください。

床ずれを早く治すため、床ずれを起こさないようにするためのお家でのケアを、獣医さんに教えてもらって下さいね。


まとめ

いかがでしたか?
若いうちは何ともない段差や寝返りなど、老犬になればできない事も多くなってきます。

そんな時、できない事を嘆くのではなく、フローリングにはマットをひいて関節を傷めないようにするなど少しでも愛犬のために工夫をしたり、介護の方法を事前に学んだりしておけば、わんちゃんも安心して老後を過ごせますよ。

長い記事を読んでくださってありがとうございました。
あなたとその隣にいるわんちゃんがもっともっと両想いで幸せになりますよう、願っています!



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